サーフィンを愛する人に。青春を、友情を、人生を愛する全ての人々に贈る映画“ビッグ・ウェンズデー”

サーフィンを愛する人に。青春を、友情を、人生を愛する全ての人々に贈る映画“ビッグ・ウェンズデー”

出会いがあり、別れがある。人生とはそうしたものなのかもしれません。楽しみがあり、苦しみもある。でも、いえ、だからこそ人生は素晴らしいのだと「ビッグ・ウェンズデー」は教えてくれます。この映画はただのサーフィン映画ではありません。サーフィンを通して青春を友情を人生の素晴らしさを教えてくれる最上級の映画なのです。


ビッグ・ウェンズデー

夏だ!海だ!サーフィンだ!ということで、夏と言えば何といってもサーフィンですね。花火やキャンプなど夏には楽しいイベントがたくさんあります。が、しかし、ここはやはりサーフィンです。でなければ話が進みません。
サーフィンを題材とした映画は古今東西いくつもありますが、名作中の名作が1978年の「ビッグ・ウェンズデー」です。

監督:ジョン・ミリアス
脚本:ジョン・ミリアス、デニス・アーバーグ
製作:バズ・フェイトシャンズ、アレクサンドラ・ローズ
出演者:ジャン=マイケル・ヴィンセント、ウィリアム・カット、ゲイリー・ビジー
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
撮影:ブルース・サーティース
配給:ワーナー・ブラザース
公開:1978年5月
上映時間:119分

ビッグ・ウェンズデー

サーフィン映画がといえば1964年に公開された「エンドレス・サマー」も有名ですが、「ビッグ・ウェンズデー」は「エンドレス・サマー」のようなドキュメントではありません。

しっかりとしたストーリーがあります。サーフィンに題材をとった青春映画といってよいでしょう。なので、サーフィンに興味のない方でも楽しんで観ることができます。でも、きっとサーフィンがやりたくなると思いますよ。

あらすじ

1962年、10年に一度水曜日にやって来るという伝説の波“ビッグ・ウェンズデー”に挑戦することを夢見ているマット、ジャック、リロイの3人のサーファーは、日々パーティやバカ騒ぎをして青春を謳歌していました。

右からマット、ジャック、リロイ。最高の仲間たちです。

主役の3人

1965年、しかし、そんな彼らにもベトナム戦争の影が忍び寄ってきます。仲間たちは徴兵を逃れようと知恵を縛る中、ジャックは自ら志願します。

病人や怪我人いになりすまして徴兵を逃れようと悪知恵を働かせるシーン。笑えます。

マット&リロイ

1968年、時代が、価値観が大きく変わり、マットはすっかり過去のサーファーとなってしまいます。行きつけの店はなくなり、ある友人は結婚し、ある友人は死亡してしまったり。。。
そんなある日、ジャックが生還してきます。3年ぶりの故郷ですが、恋人はこの3年間の間に他の男と結婚していました。

1974年、ベトナム戦争もおわり、彼らの待っていた“ビッグ・ウェンズデー”がついにやってきます。既にバラバラになってしまい友達と連絡がつかない中、ひとりで海に向かうマット。しかし、そこにはジャック、リロイが待っていました。。。

これからビッグ・ウェンズデーに立ち向かおうとする3人の雄姿!

マット、ジャック、リロイ

さて、その後どうなったかは映画を観てのお楽しみですが、海岸で見ていた若い男が、マットに「最高のライドでした」と言いよってきます。
マットは、「またこんな日が来たら乗ればいい」といってボードを差し出すのでした。

サーフィンの大先輩であり父親的な存在でもあるベアー。現在はサーフショップのオーナーとして成功している。

演じているのはサム・メルヴィルです。

ベアー

このボードは、サーファー仲間の大先輩であり、父親のような存在でもあるベアーという男から譲り受けたものです。世代が変わり、男から男へとバトンが手渡せれるのです。ボードという形をした魂が。

キャスト

この映画はやはりマットを演じるジャン=マイケル・ヴィンセントでしょう。あまりにもカッコよすぎます!

この一作でスターの仲間入りを果たしたジャン=マイケル・ヴィンセントは、1980年に「摩天楼ブルース」、「アースライト/君は星になった」などに出演し、1984年からはテレビ映画「エアウルフ」で再び人気を博しました。これは日本でも「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」というタイトルで1986年10月から1987年11月まで放送されました。

生年月日:1944年7月15日
出生地:コロラド州デンバー
国籍:アメリカ合衆国
活動:1968年~2002年(事実上引退)

ジャン=マイケル・ヴィンセント

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