“その年の最も優秀なクルマ”に贈られる、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。発売と共に大好評となった「ディアマンテ」は、1990年(1990-1991)の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。この年は、あの「ホンダ・NSX」もノミネートされていましたが、「ディアマンテ」が獲得しました。
三菱車としては、1987年(1987-1988)日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「ギャラン」以来、2台目の受賞でした。
第11回 1990 – 1991 日本カー・オブ・ザ・イヤー「ディアマンテ」
「ホンダ・NSX」(1990年発売)
90年代の歴代『日本カー・オブ・ザ・イヤー』受賞車一覧 - ミドルエッジ
ドラマ『代表取締役刑事』の劇用車だったディアマンテ
舘ひろし演じる「兵頭真」の愛車として登場した「ディアマンテ」。
舘ひろし主演ドラマ『代表取締役刑事』
この『代表取締役刑事』の直前に舘ひろしが出演していた『刑事貴族』でも、舘ひろし(役名:牧俊介)の愛車「フォード・マスタングマッハ1」は傷だらけのボロボロでした。当時、舘ひろしのクルマに対するこだわりを感じたものです。
【刑事貴族】シリーズの劇用車たち - ミドルエッジ
姉妹車「シグマ」
シグマ(1990年~1996年)
ディアマンテには、姉妹車が存在しました。1990年10月に発売された「シグマ」。先に発表され好評を受けた「ディアマンテ」と同じプラットフォームを使い、「ディアマンテ」より室内長で30mmほど高い余裕を持った大型セダンでした。
前期型は角目4灯ヘッドライト、独立したグリルを採用し、ディアマンテとの差別化をはかっていましたが、後期型ではディアマンテと同じフロントマスクに変更されました。
ハードトップボディの「ディアマンテ」に対してより使いやすい正統派セダンとしての登場でしたが、「ディアマンテ」の勢いがありすぎ、その存在感は希薄でした・・・。
1993年「ディアマンテワゴン」追加
ディアマンテワゴン
1993年3月、ワゴンモデルを追加。4ドアハードトップとは異なり、オーストラリア三菱で生産されたものを輸入するという形で国内販売されました。しかし、340万円以上という価格設定ゆえ、国内での販売台数は芳しくありませんでした。