輝いた時代の終焉
大きな流れもいつかは終わりがくるものだ。1984年、CBSとフィラデルフィア・インターナショナル・レコードの配給契約が終了し、ひとつの時代にピリオドが打たれた。その後、フィラデルフィア・インターは、EMIが配給するようになり、2007年、再びソニーが全カタログの発売権を獲得し直している。そして各国で過去カタログの再発売などの作業が続いているようだ。
1970年代から80年代初期に多くのヒットを放った「フィラデルフィア・ソウル」「フィラデルフィア・サウンド」は、黒人のソウル・ミュージックをもっとも美しい姿で映し出した作品群の数々だった。そして、それぞれに歌のうまい情感あふれるシンガーたちが熱いソウルを歌たったことだ。モータウンのヒットの数々も、フィラデルフィア・ソウルのヒットの数々もその時代の黒人たちだけでなく、世界中の人々の人生のサウンドトラックとなり、賛歌となったのだった。
まさに、白人、黒人、黄色人を問わず、人類共通の魂(ソウル)を揺さぶることができたのだ。
