Natalie Cole
ナタリー・コール
偉大な親の元に生まれるということはどういうものなのでしょうか?!それで同じ職業を選んだとなると、そのプレッシャーは想像もつきません。
ナタリー・コールもそんな星のもとに生まれたシンガーです。
父親はナット・キング・コール。ジャズ・ピアニストとして頭角を現し、その後ポピュラー歌手として数々の大ヒット曲を世に放ったアメリカが誇る偉大なミュージシャンです。
ナット・キング・コール
そして、母親もマリア・エリントンという歌手でしたから、音楽家としての環境は整っていたのでしょうし、ナタリー・コールが歌手を目指すのも不思議なことではありません。
しかし、芸術性は遺伝しないものだと言いますし、事実偉大なアーティストの子供で親を超えたという例はあまり聞きませんよね。
ナタリー・コールも大変な思いをしたのだろうとは想像がつきますが、そんな彼女の人生を振り返ってみます。
Inseparable
多くの2世アーティスト達がプレッシャーにつぶされる中、さてナタリー・コールはどうだったかというと、子供の頃から歌手として活動しつつ、すくすくと成長し1975年にデビューを飾ります。
デビュー曲「ジス・ウィル・ビー」はいきなり全米6位のヒットとなり、グラミー賞の最優秀R&B女性ボーカル賞と最優秀新人賞を獲得するという輝かしいスタートをきることになります。
偉大な父親のもとに生まれたことで大きなプレッシャーがあったに違いありませんが、それ以上に大きな愛情を注がれていたのでしょうね。
Inseparable
デビュー曲「ジス・ウィル・ビー」を含むデビューアルバム「 Inseparable」も1975年のリリースです。ジャケット写真がなんとも可愛いですね。しかし歌声はソウルフルです。
歌の上手さは親譲りというか、お墨付きというか、将来が約束されたといってもよい見事なアルバムです。
70's
デビューアルバムが全米18位のあと、2枚目のアルバム「Natalie」が全米13位、3枚目のアルバム「Unpredictable」が全米8位、4枚目のアルバム「Thankful」も全米16位と軒並みヒットし、ナタリー・コールは親の七光りではないことを証明します。
初期のアルバムはどれも素晴らしい出来なのですが、残念ながら現在では入手が困難です。ジャケット・デザインも最高ですから出来ることならレコードで所有したくなります。
Natalie
Unpredictable
Thankful
甲乙つけがたい初期のアルバムの中で日本人になじみが深い曲となるとセカンド・アルバム「Natalie(邦題:微笑)」に収録されている「Mr. Melody」でしょう。
この曲は当時行われていた東京音楽祭でグランプリを受賞し、ヒットしました。
そして1977年にはシングル「I've Got Love On My Mind」全米5位、R&Bチャート1位となる大ヒット曲が生まれています。
この曲が収録されている3枚目のアルバム「Unpredictable(邦題:琥珀のときめき)」はナタリー・コールにとって初のプラチナム・アルバムで代表作のひとつです。