Bette Midler

ベット・ミドラー
ベット・ミドラーといえば、歌が上手い。しかもズバ抜けて!更に声が素晴らしい。アメリカ最高の女性歌手の1人であることは疑いようのない事実ではないでしょうか。
アメリカを代表する歌手です。
と同時に女優でもあります。これまた素晴らしい演技をされます。アメリカを代表する女優ともいえます。
アメリカで音楽と演技の最高の名誉といえるグラミー賞とアカデミー賞、おまけにミュージカルの最高賞でもあるトニー賞を獲得しているのですから、歌手としても女優としても巨大な才能を持っていると言えるでしょう。
そもそもは舞台女優を目指しており、「屋根の上のバイオリン弾き」などのブロードウェイの舞台に立っていました。
その傍らゲイクラブなどで歌うようにもなり、1973年にファースト・アルバムを発表しています。このアルバム「The Divine Miss M」がグラミー賞の新人賞を受賞し、翌年にはミュージカル「for adding lustre to the Broadway season」でトニー賞の特別賞を受賞しています。
ここからベット・ミドラーの歌手と女優という二束のワラジ人生が始まるのです。
The Divine Miss M
映画のエキストラやクラブ歌手をしながらチャンスをつかみ、ラスヴェガスやニューヨークのクラブで歌っていたベット・ミドラーですが、デビュー・アルバム発売前から既にカーネギー・ホールにも出演していたといいます。
デビュー・アルバムは1972年の「ベット・ミドラー・デビュー」です。内容はカバー曲ばかりなのですが、選曲の良さと歌の素晴らしさで聴かせる、聴かせる。
素晴らしいアルバムに仕上がっています。

ベット・ミドラー・デビュー
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Bette MidlerⅡ
1973年発売のセカンド・アルバム「ベット・ミドラーII」です。前作に引き続きやはり選曲が素晴らしいです。アレンジとピアノは前作同様バリー・マニローで、ベット・ミドラーの歌のうまさがよく引き出されています。コーラス・パートも彼女自身。
本作は大ヒットし、ベット・ミドラーはスターの仲間入りを果たします。

ベット・ミドラーII
クルトワイルからオズの魔法使い、ジャズ、ソウル。 選曲の幅にまったく違和感を感じさせない驚異的な歌唱力と高度なアレンジ。 当時、まだ無名だったバリーマニロウがピアノとアレンジで大活躍。
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Songs for the New Depression
トッド・ラングレンにデビット・スピノザにリック・デリンジャーと豪華ゲストが参加しての1976年発売の「ベット・ミドラーIII」ですが、ロック・ファンであれば一番の聴きどころは「雨のバケツ」でのボブ・ディランとのデュエットでしょう。
勿論それだけで終わらないのがベット・ミドラーで、豪華なゲスト陣が霞んでしまう程、本作でも素晴らしい歌声をたっぷりと聴かせてくれています。

ベット・ミドラーIII
素晴らしい音楽性を感じさせる1枚です。 曲によってレゲェやゴスペルの要素を出しつつ、 トータルとして決して軽薄な音楽になってません。
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Broken Blossom
1977年発売のアルバム「ブロークン・ブロッサム」は、ベット・ミドラーがショー・シンガーとしての足場を確立した作品と言われています。
本作の目玉といえるのは、前作のボブ・ディランに替わり今作のデュエットをトム・ウェイツが務めています。
それにしても素晴らしい歌声を活かした選曲が見事です。エンタテイナーのお手本のようなアルバムに仕上がっています。

ブロークン・ブロッサム
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The Rose soundtrack
1979年と言えばアルバム「Thighs and Whispers」を出した年ではありますが、同時に映画「ローズ」で主人公のジャニス・ジョプリンを演じた年でもあります。
この映画は惜しくも受賞は成りませんでしたが、アカデミー賞にノミネートされるほどの熱演で女優として確固たる地位を築いています。
そしてこの映画の主題歌「ローズ」でグラミー賞を受賞しています。映画と共に、このサウンドトラック版はベット・ミドラーの代表作となりました。

ローズ~サントラ
80年代に入るとアルバムの発売ペースは落ちていきますが、1988年には主演も務めた映画「フォーエヴァーフレンズ」の主題歌「愛は翼にのって」が全米1位の大ヒットとなり、グラミー賞の最優秀レコード賞にも輝きました。
これからも時代に関係なく素晴らしい歌を聴かせてくれることでしょう。