【フローレンス・ジョイナー】不滅の記録とドーピング疑惑

【フローレンス・ジョイナー】不滅の記録とドーピング疑惑

全ての指にネイルアートをほどこした長い爪、片足だけのレオタード。そして、引き締まった褐色の筋肉美。五輪スプリント界の常識を覆した独創的なファッションで、ロス五輪、ソウル五輪の舞台を疾走したフローレンス・ジョイナーについてその功績と疑惑を振り返る。


不滅の記録保持者『フローレンス・グリフィス=ジョイナー』

フローレンス・グリフィス=ジョイナー(Florence Griffith Joyner)

奇抜と言われたネイルとファッション

地味な印象をもたれる陸上競技の概念を、華やかに一変させたそのスタイルは、主宰者から咎められ、爪を切るようにとの指導をされたこともあった。
だが、フローレンスはそれを断固として拒否した。
「ランナーである以前に、私はレディーでありたい」と。

長いツメに1つずつ違うデザイン。当時は付け爪はなかったので全部自分の爪を伸ばしていたという。

独創的なネイルデザイン

こんなに長い時も…。

片足だけのレオタード(スパッツ)

引き締まった褐色の筋肉美

割れた腹筋と発達した腕と足の筋肉

五輪前の全米選手権で100メートル10秒49の世界新。

陸上競技における女子100m(10秒49)、200m(21秒34)の世界記録を2017年現在も保持している。

ソウル五輪で圧倒的な強さを発揮

金3つ、銀1つのメダルを獲得。

ジョイナーのドーピング疑惑

ソウル・オリンピック陸上男子100mに出場していたカナダのベン・ジョンソンのドーピングが発覚。
疑惑の目は、ジョイナーにも向けられた。
ジョイナーは疑惑を否定し、ドーピング検査の結果も「白」だったが、周囲からの疑惑の声が止むことはなかった。

そしてソウル・オリンピックから、わずか5ヶ月。
1989年2月25日。疑惑の渦中にあったジョイナーは突然、会見を開き、引退を表明した。

ステロイド等の薬物を使っているのだろうという疑惑の根拠は以下のような点が挙げられる。 ◆1980年代半ばまではトップクラスではなかったのに、1988年に急激に成績が向上した。 ◆1980年代半ば以降に、急激に体つきが変化した。グリフィス=ジョイナーのように、あるとき急激に体つきが変わって、急激に成績が向上した選手としては、ベン・ジョンソンやバリー・ボンズがいる。前者は薬物疑惑が証明され、後者は薬物使用の疑いが極めて強い。 ◆この当時はドーピング検出システムの精度が低かった。 当時の東ドイツの選手は、ドーピングをしていても検出されなかった、と後に判明している。 ◆筋肉が異常に隆起して血管が浮き上がっており、およそ女性らしくなくて、ほとんど男性化した体躯である。 ◆女性らしさを強調した奇抜とも言えるファッションもドーピングによる男性化から目をそらさせるためではないかと言われている。 ◆TVインタビューの際には女性らしい声をしているが、誌面インタビュー経験のある複数の人(古舘伊知郎など)が、「地声はとても低く、普通の女性の声とは思えない」ということを述べている。声の男性化は、ドーピングをした女性にしばしば指摘される点である。 ◆29歳という早い引退は年々厳しくなるドーピング検査から逃げるためという説がある。引退の翌年からドーピング検査が強化されることが予告されていた。 ◆38歳という早すぎる死はドーピングの副作用である可能性がある。ただし、死亡時の検死によると、死因は「てんかん発作による窒息死」であり、心臓は正常だったとも伝えられている。 ◆ジョイナーの持つ2つの世界記録はいずれも達成から20年が経つが、競技レベルやトラックの質が格段に向上した現在においても肉薄する記録が存在しない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%EF%BC%9D%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC

フローレンス・グリフィス=ジョイナー - Wikipedia

ジョイナーの世界記録が消される?

年々、進化するシューズや科学的に分析されるフォーム、徹底した健康管理。
一部の記録は以前と比べて飛躍的に向上している。

それに伴い、「現在も破られていない記録なんてドーピングによる記録ではないのか?」という疑問が沸き上がっている。

2017年5月、欧州陸連は陸上記録の信頼性を取り戻すために、検体(血と尿)の保存がされておらず再検査が不可能な2004年以前の記録は無効にすべきではないかと提言した。

もし、この提言が承認されることになれば、フローレンス・グリフィス=ジョイナーの世界記録は取り消されることになる。

夫であったアル・ジョイナーは「家族の名誉が汚されてしまう。死ぬ気で闘うし、あらゆる法的手段を見つけ出すつもりだ。五輪の金メダルへ向けた練習のように闘う。」と徹底抗戦を宣言している。

関連する投稿


吉田沙保里  強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

吉田沙保里 強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

公式戦333勝15敗。その中には206連勝を含み、勝率95%。 世界選手権13回優勝、オリンピック金メダル3コ(3連覇)+銀メダル1コ、ギネス世界記録認定、国民栄誉賞、強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子。


室伏広治の学生時代「アジアの鉄人」と呼ばれた父親とやり投げの「幻の世界記録保持者」によって覚醒。

室伏広治の学生時代「アジアの鉄人」と呼ばれた父親とやり投げの「幻の世界記録保持者」によって覚醒。

ハンマー投げは、パワー×技×精神力、そして人間の本能を呼び覚ませ!!!


「キン肉マン」超人オリンピックに出場したスイス出身の『ウォッチマン』のフィギュアが登場!!

「キン肉マン」超人オリンピックに出場したスイス出身の『ウォッチマン』のフィギュアが登場!!

ハイクオリティフィギュアの製造・販売で好評を博しているSpiceSeed フィギュア事業部より、キン肉マンシリーズのフィギュア『ウォッチマン』が発売されます。


イベンダー・ホリフィールド  圧倒的!!  無敵のクルーザー級時代。

イベンダー・ホリフィールド 圧倒的!! 無敵のクルーザー級時代。

悲劇のロスアンゼルスオリンピックの後、プロに転向。超タフなドワイト・ムハマド・カウィとの死闘を制しWBA世界クルーザー級チャンピオンとなり、WBA、WBC、IBF、3団体のタイトルの統一にも成功。すぐに「最強」の称号を得るため、マイク・タイソンが君臨するヘビー級への殴りこみを宣言した。


石井慧  運動オンチ少年がオーバーワークという暴挙で起こした奇跡。

石井慧 運動オンチ少年がオーバーワークという暴挙で起こした奇跡。

石井慧の幼少児から国士舘大学に入るまで。地球上で60億分の1の存在になる、人類で1番強い男になるための序章。


最新の投稿


牧伸二&立川談志の共演作も!CS衛星劇場で「映画秘宝」厳選の松竹秘蔵映画4作品を2・3月特集放送

牧伸二&立川談志の共演作も!CS衛星劇場で「映画秘宝」厳選の松竹秘蔵映画4作品を2・3月特集放送

CS放送「衛星劇場」にて、2026年2月・3月に特集『「映画秘宝」セレクション ~松竹秘蔵作品特集~』の放送が決定。雑誌「映画秘宝」が厳選したものの、諸事情により映画祭から外れた幻の4作品をピックアップ。テレビ初放送となる羽仁進監督の官能作や、牧伸二・立川談志ら豪華キャストが集結したコメディなど必見です。


揚げパン無料!クジラから3Dフードプリンターまで「学校給食タイムトラベル」イベントが東京で開催

揚げパン無料!クジラから3Dフードプリンターまで「学校給食タイムトラベル」イベントが東京で開催

懐かしの「クジラの竜田揚げ」や「揚げパン」、さらに3Dフードプリンター製の最新デザートまで!株式会社中西製作所は、2026年1月27日・28日に学校給食の無料試食イベント「第2回給食タイムトラベラー」を東京で開催します。新旧のメニューを食べ比べながら、給食の歴史と未来を親子で体験できる注目イベントです。


『りぼん』おとめチックの金字塔!陸奥A子・田渕由美子・太刀掛秀子の画業を辿る決定版書籍が発売

『りぼん』おとめチックの金字塔!陸奥A子・田渕由美子・太刀掛秀子の画業を辿る決定版書籍が発売

1970年代後半に『りぼん』で巻き起こった「おとめチック」ブーム。その中心的存在である陸奥A子、田渕由美子、太刀掛秀子の3作家を特集した決定版書籍が2026年1月23日に発売されます。カラーイラスト250点以上に加え、池野恋、水沢めぐみの特別寄稿や豪華対談も収録。乙女たちの憧れが詰まったファン待望の一冊です。


昭和100年メモリアル!トキワ荘通りで「レトロ家電だョ!全員集合」開催中。三種の神器や体験型展示も

昭和100年メモリアル!トキワ荘通りで「レトロ家電だョ!全員集合」開催中。三種の神器や体験型展示も

東京都豊島区の「トキワ荘通り昭和レトロ館」にて、企画展『レトロ家電だョ!全員集合』が2026年2月15日まで開催されています。昭和30年代の「三種の神器」をはじめとする懐かしの家電が集結。再現されたダイニングや洗濯体験ワークショップなど、見て・触れて・楽しめる、世代を超えて昭和文化を体感できるイベントです。


サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの原点が60年ぶりに復刻!やなせたかし初の市販詩集『詩集 愛する歌』が2026年4月に発売決定

サンリオの出版事業第1号であり、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかし氏の初市販詩集『詩集 愛する歌』の復刻が決定。1966年の初版本を忠実に再現し、2026年4月1日に発売されます。NHK連続テレビ小説「あんぱん」でも注目を集める本作は、やなせ氏とサンリオ創業者の絆から生まれた伝説の一冊です。