前作よりパワーアップした「高橋名人の大冒険島」、その魅力は?

前作よりパワーアップした「高橋名人の大冒険島」、その魅力は?

80年代後半にファミコン名人として一世を風靡した「高橋名人」。彼をモチーフとしたゲーム「高橋名人の冒険島」が1986年に発売され、6年後には2作目となる本作品がスーパーファミコンのソフトとしてハドソンから販売されました。初代と比較しながらその魅力に迫ってみましょう!


1作目「高橋名人の冒険島」を振り返ってみる

1.「高橋名人の冒険島」とは

1983年にファミリーコンピュータが発売され、世の中にはファミコンブームが吹き荒れていました。老いも若きもファミコンに夢中になり、色んなタイトルが発売されていきます。
そんな中で1986年に発売されたのが1作目にあたる「高橋名人の冒険島」でした。
森や海などを舞台に主役の高橋名人がキュラ大王にさらわれた恋人ティナを助けに行く、というアクションゲームです。

1986年に発売された「高橋名人の冒険島」はファミコンブームに乗り、一躍人気のゲームとなる。

高橋名人の冒険島

Amazon.co.jp: 高橋名人の冒険島 [FAMILY COMPUTER]: ゲーム

2.そもそも高橋名人ってどんな人?

高橋名人はゲーム会社「ハドソン」に所属されていた方で、80年代後半のファミコンブームにおいてファミコン名人として一躍有名になった方です。一秒間にボタンを16連射する技は当時のゲーマーの憧れでもあり、「ゲームは一日一時間まで」の言葉でも有名です。
現在の活躍はオフィシャルサイト( http://16shot.jp/ )や、ブログ「高橋名人16連射のつぶやき」( http://ameblo.jp/meijin16shot/ ) 等で伺い知る事ができます。

ファミコンブームに一世を風靡した高橋名人。

高橋名人

高橋名人 / 画像一覧 - MusicHubz

3.難易度がかなり高かったゲーム性

原始人に扮する高橋名人が色んなステージをクリアして最終面に辿り着くというゲーム内容ですが、実はかなり難しいものでした。基本的に石斧で敵を攻撃していくのですが、これが卵の中から出るにもかかわらず卵が出てこないステージがあったり、出てきてもボスの直前であったり。特に後半になるにつれて、その難易度はかなりあがっていきます。
ほのぼのとしたBGMとは裏腹に、実際はかなり手に汗を握るゲームでした。

1992年「高橋名人の大冒険島」発売!

1.「高橋名人の大冒険島」に至るまで

1986年に「高橋名人の冒険島」が発売されましたが、2作目の「高橋名人の大冒険島」販売に至るまでに実は2つの作品が発売されていました。
一つ目は1987年にファミコンソフトとして発売された「高橋名人のBUGってハニー」、そして1989年にPCエンジンソフトとして発売された「高橋名人の新冒険島」です。
ファミコン作品での内容を含めての正統な後継という意味では、1992年の「高橋名人の大冒険島」を2作目とみなしていいでしょう。

1986年に放映されたテレビアニメをモチーフとした1987年販売のゲーム。アクションとブロック崩しの融合という画期的な内容だった。

高橋名人のBUGってハニー

高橋名人のバグってハニーとは  アクションでは無く、ブロック崩し? - モノノフ的ゲーム紹介

1989年にPCエンジンのソフトとして発売された「高橋名人の新冒険島」。

高橋名人の新冒険島

Amazon.co.jp: 高橋名人の新冒険島: ゲーム

2.ダウンタウンを起用してのTVコマーシャル

「高橋名人の大冒険島」を販売するにあたり、ハドソンはTVコマーシャルにダウンタウンを起用しました。
当時ダウンタウンは1991年から放送開始した「ダウンタウンのごっつええ感じ」等の番組の効果もあり、世間ではかなりの人気を博した売れっ子タレントでした。
彼らを起用した事により本作品はかなりの注目を集めます。

「高橋名人の大冒険島」はどう変わったか?

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