Peter Gabriel
Peter Gabriel
ピーター・ガブリエルは、1950年2月13日生まれのイギリス出身のミュージシャンです。
1969年にバンド「ジェネシス」のヴォーカリストとしてデビューしています。当時は奇抜な衣装やメイクでの演劇的要素を取り入れたパフォーマンスで話題となりましたが、音楽的にはプログレッシブ・ロックと呼ばれるもので耳当たりの好いポップスとは一線を画すものです。
ジェネシス脱退後はソロとして活動し、ワールドミュージックの普及にも取り組んでいます。また、音楽の他にもメディアアートなど最新の技術を取り入れた活動も積極的に行っています。
そんなピーター・ガブリエルの80年代までの足跡を辿ってみます。
Genesis
Peter Gabriel
ジェネシスは、1967年にピーター・ガブリエルのパブリック・スクールの仲間だったアンソニー・フィリップス、マイク・ラザフォード、トニー・バンクス、クリス・スチュアート等と結成されました。
デビューは1969年ですので、ピーター・ガブリエルは当時19歳です。ファースト・アルバムは商業的な成功を収めることは出来ませんでしたが、早くも2作目のアルバム「侵入(1970年リリース)」からプログレッシヴ・ロック・バンドとしてヨーロッパ諸国で名声を得ていきます。
ピーター・ガブリエル若干20歳ですから、そう考えるとスゴイものです。
創世記
1969年発売の「創世記」は、ファースト・アルバムということもあり、まだジェネシスとしての音楽性を確立しているとは言い難く、良く言えばフォーキーなポップ・ソングと言えますが、2~3分台の比較的短い曲で出来ているにも関わらず聴きにくさがあります。
しかし、それから4枚のオリジナル・アルバムをはさんで5年後のアルバム「眩惑のブロードウェイ」となると飛躍的な進歩をとげています。
眩惑のブロードウェイ
Genesis
アルバム「眩惑のブロードウェイ」は、ピーター・ガブリエルにとってジェネシス最後の作品ですが、2枚組の大作で最高傑作とされています。
ラエルという少年がさまざまな世界を彷徨いながら兄を探すという内容のコンセプト・アルバムとなっています。
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当時のメンバーは、
ピーター・ガブリエル - Vocals/Flute/Perc.
トニー・バンクス - Key
マイク・ラザフォード - Bass
スティーヴ・ハケット- Guitar
フィル・コリンズ - Drums
と、強力なものです。
Genesis
Car~Scratch
音楽性の違いに結婚や出産などプライベートな問題も重なり1975年にピーター・ガブリエルはジェネシスを脱退します。
一時的に音楽活動を停止しますが、1977年にソロ・アルバム「ピーターガブリエル」を発売して活動を再開しました。
ピーターガブリエル (Car)