原作は司馬遼太郎、直木賞作品「梟の城」です。
産経新聞の記者だったころ、サラリーマン作家として文壇にデビュー。そして、この梟の城で直木賞を受賞します。

司馬遼太郎

2.ふくろう(梟)の城とは?
連載時の題名は『梟のいる都城』で、京の都で暗躍し闇に生きる忍者を梟になぞらえているところから、題名がつけられました。
城とは豊臣秀吉の居城であった伏見城そして、狙うは天下人豊臣秀吉です。

豊臣秀吉
3.最初の映画化は、1963年直木賞受賞直後でした。
1963年(昭和38年)3月24日に公開されました。
葛籠重蔵:大友柳太朗
小萩:高千穂ひづるです。

1963年版梟の城のちらし
4.2回目の映画化は司馬遼太郎を偲んで作成されたようです。
1996年2月12日、満72歳に死去された、司馬遼太郎を偲ぶ形で1999年(平成11年)10月30日篠田正浩監督により、公開されました。

映画のチラシ表

映画のチラシ裏
5.主役葛籠重蔵を中井貴一が演じます。
中井貴一が渋い演技と忍者アクションがひかる葛籠重蔵を演じました。



6.重蔵の前に現れた、小萩は甲賀の刺客でした。
重蔵の目の前に現れた小はぎは、くのいち。伊賀忍者の重蔵とは、宿敵であります。


1963年版の梟の城で小はぎのエピソード
7.重蔵と小はぎの恋
許されざる恋を貫いた、重蔵と小はぎ敵陣に攻め込む前に愛を確かめあいました。



1963年版の重蔵と小はぎの恋・・
8.共演者も豪華です。

木さる役の葉月里緒奈

北の政所役の岩下志摩

風間五平役の上川隆也

服部半蔵役の根津甚八

黒阿弥役の火野正平
9.刺客重蔵と天下人豊臣秀吉との最期のやりとり
「老いをむかえた豊臣秀吉」、命がけで忍び込んで、寝室まで辿りついた重蔵がみたものは、そんな姿でした。標的の哀れな姿に哀愁さえ覚えてしまう一場面です。



10.梟の城見てみましょう!!
梟の城がここでも見れますよー
この映画を紹介しているブログです。とっても面白い!!
movie02-fukurou