Bobby Caldwell

Bobby Caldwell
ボビー・コールドウェル(Bobby Caldwell )は、1951年8月15日 は、ニューヨーク・マンハッタンに生まれています。
1970年代後半から1980年代にかけて流行したAORを代表するシンガーで、そのスタイルはR&B色を強く打ち出したものとなっています。
バブル当時、デートの際に聴く音楽の筆頭だったボビー・コールドウェル。恋人たちの音楽ともAORの帝王とも言われ、クリストファー・クロスやボズ・スキャッグスなどと並んで聴かれていました。
そして、女、子供にだけ聴かせておくには惜しいというほどボビー・コールドウェルの音楽は素晴らしい完成度を備えていました。
しかし、ボビー・コールドウェルは日本では非常に人気が高かったものの、アメリカでは所属していたレコード会社が倒産したこともありプロモーションが上手くできず、これだけ素晴らしい楽曲を作成しているにもかかわらず、アメリカではあまり注目されなかったというちょっと変わった存在です。
ここでは、70年代の後半から80年代までのボビー・コールドウェルを追ってみましょう。
What You Won't Do for Love
内容充実のファースト・アルバムです。ボビー・コールドウェルの代表作と言っても良いでしょう。

イヴニング・スキャンダル
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風のシルエット
「風のシルエット」。ボビー・コールドウェルといえば、やはりこの曲になるのでしょうね。都会的で大人のムードですね。デート・ミュージックとしてピッタリです。
そして、ファースト・アルバムからはもう一曲。
「カム・トゥ・ミー」。これも良い曲ですね。
やはりこのアルバムは完成度が高く楽曲も粒揃いの名盤です。
それにしても、このアルバムの邦題が素晴らしいです。付けも付けたり、もうぴったりですね。
Cat in the Hat
セカンド・アルバムですが、これまた前作同様になんとも上手い邦題を付けたものです。

ロマンティック・キャット

センチメンタル・サンダウン
Carry On
ファースト・アルバムを意識したアルバム・ジャケットに目を奪われます。ファースト・アルバムの成功を受けてのものでしょうが、残念ながらデザイン的にはファースト・アルバムの方が良くできていると思います。以降この路線が続きます。
内容の方は、これぞボビー・コールドウェル。AORの王道をいくサウンドで申し分ありません。
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オール・オブ・マイ・ラヴ
August Moon
この時期ボビー・コールドウェルにとっては厳しいものでした。この4枚目のアルバムは米国では発売すらされていません。以後ボビー・コールドウェルは停滞期に入ってしまいます。

オーガスト・ムーン
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Heart of Mine
80年代最後を飾るアルバムは、作曲家としてボズ・スキャッグスに提供した曲をタイトルにした起死回生の一枚となりました。
アメリカでは前作が発売されませんでしたから6年ぶりのアルバムとなります。

ハート・オブ・マイン
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「ステイ・ウィズ・ミー」は、ピーター・セテラに提供していた曲でセルフカバーになります。映画「竹取物語」の主題歌にもなっています。

ステイ・ウィズ・ミー
そしてアルバムのタイトル・ナンバーである「ハート・オブ・マイン」。素晴らしい曲です。
以上が80年代までのボビー・コールドウェルですが、今なお現役で素晴らしい楽曲を発表し続けています。
それでは最後に、1990年代にオンエアされたボビー・コールドウェルのイメージそのままのパーラメント(たばこ)のCMをご覧ください。