エロや投げやりなフレーズが心に気持ち良かった【ザ・ピーズ】

エロや投げやりなフレーズが心に気持ち良かった【ザ・ピーズ】

バンドブームの時代に結成、活動、活躍し、現在も精力的に活動している数少ないバンド、ザ・ピーズ。素直でカッコつけない歌詞に共感しました。バカロックと呼ばれた彼らの曲を懐かしく振り返ります。


ザ・ピーズ

1980年代後半からのイカ天ブーム、バンドブームがあった1987年に結成されました。
(1997年9月~2002年6月は活動休止していた。)
このバンドブームの時代に結成、メジャーデビューしたバンドの中で、現在も活動している数少ないバンドです。

メンバー

はる

大木温之・おおき はるゆき ボーカルとベースを担当。

アビさん

安孫子義一・あびこ よしかず ギターを担当。
1996年に1度脱退。(自身の結婚が理由)2002年の活動再開時に再加入した。

シンちゃん

佐藤シンイチロウ・さとう しんいちろう ドラムスを担当。現在も「the pillows」のドラマーでもあります。
2003年夏期限定で奥田民雄、真心ブラザーズのYO-KING、はる、シンちゃんのユニット「O.P.KING」のドラマーでもありました。

初代メンバーははる、アビさん、マスヒロ(ドラム担当)。マスヒロ脱退からドラムスが何人も入れ替わりましたが、2002年以降の現在のシンちゃんがドラマーのピーズで入れ替わりなく落ち着いています。

バカロック時代

私個人的に1番好きだった1987年から1993年くらいまでのザ・ピーズの楽曲です。
当時高校1年生の私に「バカになったのに」「エッチ」は強烈でした。
「バカになったのに」はミドルエッジ女子になった現在、あらためて聴き返すと・・・深い!!!

ちなみに・・・カステラのトモ

左:トモユキ
右:はる

元カステラの大木知之(TOMOVSKY)は、はるの双子の弟。
兄弟で人気ありました!

ちなみに・・・バカロックとは?

1988年頃、以前からグレイトリッチーズ、ポテトチップス、ディープ&バイツがやっていた“3バカバンドの○○”というライヴ・イベントに、ディープ&バイツのノリオがTheピーズも勧誘(?)。一括りで「バカロック」と呼ばれるようになった。

グレートリッチーズ、個人的には大好きでしたね、くだらなさが最高でした!

ちなみに・・・やさしさロック、ポコチンロックとは?

アンジーの水戸華之介がライブ中に「神の啓示」を受け、突如「ポコチンロック!」と叫びだしたのが発端。レピッシュ・アンジー、・筋肉少女帯などがこの流派。レピッシュが何故かBUCK-TICKを誘い込もうとしていたのは有名な話。

初期のブルーハーツ、最高でした。

やさしさロックと言えば筆頭はTHE BLUE HEARTS。漠然とした孤独感や大人に対する、世間に対する反抗・反発をやさしく肯定し共感を得ていた。

ちなみに・・・O.P.KINGとしての活動も(はる・シンちゃん)

前列左:奥田民生、右:YO-KING
後列左:シンちゃん、右:はる

O.P.KINGは「OKUDA(奥田)・PILLOWSおよびPEES(ピーズ)・YO-KING」とメンバーの所属バンド名などからつけられた。
2003年3月のイベントの出演のため、一夜限りの活動と結成したが、反響が大きかったため年内の夏限定として本格的な活動となる。

活動再開後

活動再開後、どんどん歌詞が文学的になってきた。
ウルフルズのトータス松本は、ある時期本気で「はるになりたかった」と言い、
芥川賞作家の絲山秋子の作品、「逃亡くそたわけ」で歌詞が引用されたこと、
作家の伊坂幸太郎が「実験4号」をベースにして短編小説を書いたりと、多方面に影響を与えているのは確か。

懐かしく聴きなおしたい人、ピーズ初心者さんにオススメ!

Amazon.co.jp: Theピーズ, 大木温之, PIERRE COUR, あさかわいさみ : ブッチーメリー The ピーズ1989-1997 SELECTION SIDE B - ミュージック

[ブッチーメリー The ピーズ1989-1997 SELECTION SIDE B] Theピーズ, 大木温之, PIERRE COUR, あさかわいさみ - CD・レコードの購入はオンライン通販アマゾン公式サイトで。お急ぎ便ご利用で当日・翌日にお届け。 名曲だらけ!ピーズ初めての人に聴いてほしい1枚!

出だしが好調だったぶん、ドラマーの入れ替わりやアビさんの脱退など本当に苦しい時代もありましたが、「べてらんバンド」になってしまった今でもやっぱりピーズはカッコイイです!
バカロック時代の勢いのある曲も、バカなんだけど哀愁漂うような、投げやりな感じのでも心に引っかかるような現在の曲もどちらも最高!個人的には初代ドラマーのマスヒロ時代のピーズがやっぱり1番好きです!

関連する投稿


【祝サブスク解禁】一世を風靡したバンド「たま」の音楽に耳をすませて—心に残る7曲を丁寧にたどる

【祝サブスク解禁】一世を風靡したバンド「たま」の音楽に耳をすませて—心に残る7曲を丁寧にたどる

1990年代、型破りな音楽性と不思議な歌詞で日本の音楽シーンに旋風を巻き起こしたバンド「たま」。 その楽曲には、時代に流されない強さと、人の弱さに寄り添うやさしさがあります。 今回はそんな「たま」の中でも、とくに印象的な7曲を取り上げ、それぞれの魅力をたっぷりと紹介していきます。


バンドブームを巻き起こした「イカ天」でブレイクしたバンド特集

バンドブームを巻き起こした「イカ天」でブレイクしたバンド特集

1989年から1990年まで放送された「三宅裕司のいかすバンド天国」通称、「イカ天」。2年弱の放送期間でありながら大変話題になり、数々のバンドを世に排出してきましたよね。今回はイカ天出身でブレイクしたバンドをご紹介していきます。


「イカ天」の人気バンド、宮尾すすむと日本の社長のEPICソニー時代の楽曲が配信スタート!!

「イカ天」の人気バンド、宮尾すすむと日本の社長のEPICソニー時代の楽曲が配信スタート!!

TBS系列で放送されていた「平成名物TV・三宅裕司のいかすバンド天国」の10代目イカ天キングとして知られるバンド「宮尾すすむと日本の社長」がEPICソニーに在籍していた時代の全楽曲が、このたび配信スタートしました。


イカ天世代感涙!BS-TBS「X年後の関係者たち」で1990年前後の『バンドブーム』が特集される!!

イカ天世代感涙!BS-TBS「X年後の関係者たち」で1990年前後の『バンドブーム』が特集される!!

BS-TBSで放送中のバラエティ番組「X年後の関係者たち~あのムーブメントの舞台裏~」の1月18日(火)放送分にて、1990年前後に日本中を熱狂させた「バンドブーム」が特集されることが明らかとなりました。


伝説のバンド「PERSONZ」「KATZE」の懐かし音源がセット商品となって受注生産開始!!

伝説のバンド「PERSONZ」「KATZE」の懐かし音源がセット商品となって受注生産開始!!

テイチクエンタテインメントより、伝説のロックバンド「PERSONZ」「KATZE」の入手困難となっていた10作品(PERSONZ 4作品/KATZE 6作品)が、それぞれセット商品となって受注生産されることが決定しました。


最新の投稿


世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

葛飾区商店街連合会は、2025年10月10日より『キャプテン翼』とのコラボイベント「シーズン2」を亀有・金町・柴又エリアで開催。キャラクターをイメージした限定メニューやスタンプラリーを展開し、聖地巡礼と地域活性化を促進します。


キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

人気アニメ『キン肉マン』の「完璧超人始祖編」の名言・名場面を題材にした英会話学習書『キン肉マン超人英会話』が、2025年11月29日(土)にKADOKAWAより発売されます。超人たちの熱い言葉を通じて、楽しみながら実用的な英語表現をインプットできます。TOEIC満点保持者やプロレスキャスターなど、豪華プロ集団が監修・翻訳を担当した、ファン必携の英語学習本です。


【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

開催直前!TOKYO MX開局30周年記念「昭和100年スーパーソングブックショウ」が10月16日に迫る。古舘伊知郎と友近がMC、豪華ゲストと共に贈る一夜限りの昭和ベストヒットに期待高まる!


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。