これ覚えてる?『私たちにはあたりまえだったこと』昭和の生活編

これ覚えてる?『私たちにはあたりまえだったこと』昭和の生活編

子どもの頃大人に教えられて、私たちが『あたりまえ』のように覚えてきた生活道具や扱う技術。ところが今では、いつのまにか姿を消したり、形を変えたりして『そんなの知らなーい!ありえなーい!』と言われてしまうことが多々あります。あなたはこれを覚えている派ですか?知らない派ですか?


マッチを使う生活

昭和の頃はマッチは生活に欠かせないものでした。
もちろん、今でもマッチは使われています。
けれど、タバコを吸う家族がいなかったり、オール電化の生活であったり、火を使わない暖房器具や虫よけ製品を選択している家庭であったら、マッチはもちろん、ライターやチャッカマンすら置いていないかもしれませんね。

「マッチのつけ方なんて知ってるよ!あたりまえでしょ!」というのは、身近にあったからこそ。
ライターはできるけど、マッチは触ったこともないという人が増えているんです。

マッチのつけ方

昭和40年代の頃は、料理をするにもまずマッチ。
ガスの栓をシューッと開いて、火のついたマッチを近づけると、一気にボボボと火が移っていく昔のコンロ。
ちなみにこの画像のコンロは、湯治場の自炊場で今でも使われている年季物だそうです。

『久しく嗅いでないマッチの臭いも、なんだか懐かしさを覚えた。』
「万座温泉豊国館 湯治の旅」より引用

台所にはお徳用マッチ。
もちろん同じ絵柄の小箱もありました。

当時、いろいろなお店で手軽な広告としてマッチを配っていました。
私たちより親の世代に、マッチコレクションをしている人が多かったような気がします。

喫茶店のマッチコレクション

これもまた、集めている人がいましたよね。
「マッチのつけ方」の図にあったように、私も一本ずつ切り離してつけていました。
紙なのでぐにゃっとなって、つけにくいマッチだなあと思っていました。
そしたら下の動画のように、上手な人は切り離したりしない、カッコイイやり方で火をつけていたんですね。

ブックマッチ

『頭の体操』が流行っていて、身近なマッチ棒クイズがたくさんありました。
これもよくやりましたよね。覚えていますか?
【問題】
『図のようにマッチ棒でブタの形を作ります。
さて、このブタを2本のマッチ棒を動かすだけで
振り向かせることが出来るのですが、どこを動かしたらよいでしょう。』

マッチ棒クイズ

『顔の部分の2本のマッチ棒を動かせば、ブタを振り向かせることができます。』

学校やテレビで情報を仕入れては、まだ問題を知らない人を見つけて、得意げにクイズを出していましたよね。

答え

マッチを知らない子どもたちに、マッチの火の「はかなさ」を理解してもらうのは、もう難しいことですね。

マッチ売りの少女

缶詰を缶切りでキコキコ開ける生活。

「缶切り」も知らない人が増えてきている。
「えっ?」と思われるかもしれませんが、これで缶詰が開けられない!という人もいるんですよ。

今は大抵のものが、『パッカン!』と開けられるタイプですからね。

そういえば、こんなネジのような棒で、クルクル開けるコンビーフもありましたよね。
いただいても、どう食べてよいものやら・・・。
不思議な食べ物・不思議な開け方というイメージが残っています。

コンビーフ

ヨーグルトのパッケージみたい。
コンビーフも、今はこんなに簡単に開けられるんですね。

これをいただくと嬉しかったです!
おやつがグレードアップしますから。
食べ終わった缶を、早速、缶蹴りに使って遊んだりしました。

缶詰のお見舞いやお中元

大きさの揃った缶が手に入った時だけ作ってもらえた『パカポコ』。
缶で作った竹馬です。
今のパカポコは、プラスチックでできたかわいい製品が安く売られています。
でも手作りのパカポコは、「パイナップルが入っていたんだよ」とか「おじいちゃんが作ったんだよ」といった、味の記憶や大人の手間が+αされて良かったなあと思います。

パカポコ

鉛筆削りは手回しで。電動式は最先端。小刀で削ることもありました。

不思議なもので、ハンドルをグルグル回すとガリガリ削れる感触、忘れないものですよね。
あなたも目をつぶって、鉛筆を機械に通すところから思い出してみて下さい。
あの振動が、すぐに蘇りますよ。

電動式鉛筆削り機

今どきの電動式シャープナー。
鉛筆削り機とは言わないんです。

『肥後守』で鉛筆を削る

覚えていますか?ボンナイフ。
私も筆箱の中に入れて使用していた時期がありました。
先が折れたり、丸まって書きづらい時にササッと削っていました。

ボンナイフ

時代の流れと共に、刃物類が身の回りから消えていき、筆箱に残ったのは、この形でした。

余談になりますが、今の子どもたちの鉛筆事情が、私たちの頃とかなり変わってきているようです。こんな書き込みがありました。

実際に販売されている勉強用の4B・6Bの鉛筆の画像です。
少なくとも昭和40年~50年代の子どもたちは、HBを使って勉強していました。
2Bや4Bなんて、図工で絵を描くときぐらいだったのではないでしょうか?
「てっきり2B」という文章でも驚いたくらいです。
握力、筆圧の低下は恐ろしいほどですね。

4B・6Bの鉛筆

どんどん進化する洗濯機。昭和40~50年代は、新型・旧型機が混在する時代でした。

これを覚えている方は、昭和30年代~40年代前半生まれの方でしょうか?
私の家にもこれがあり、ハンドルをグルグル回したのを覚えています。

遠心力を使った脱水に比べ、今考えると、ハンドル式ではその半分も脱水できていませんが、あの頃のお母さんたちは、一枚一枚、丁寧に脱水していました。

これは画期的でしたよね!
すごく脱水できて、乾きが早くなって。
水をたっぷり吸った衣類を、脱水側に移すのが重いことが難点でしたが。

洗っているところも、ふたを外せば見ることができました。
この「ぐいーんぐいーん」と回って洗う様子が面白くて、飽きもせず眺めていたこともありました。

二層式洗濯機

さらに画期的な全自動型が登場!
二層式だと、いちいち脱水の時に戻って手をかけなければなりませんでしたが、全自動はスイッチを入れたら終わりまで放っておける!
「すごーい!」と感動しました。
ただ、ふたのロックがかかってしまうため、グルグルが見られないのが残念でした。

全自動洗濯機

当時、「お日さまに当てれば乾くのに、わざわざ電気代かけて乾かすなんてもったいない!」という意見も結構ありましたが、乾燥機の登場で、冬場や梅雨時などみんな助かりましたよね。

日本初の洗濯機・乾燥機一体型

もうひとつ、洗濯と言えば金ダライ。
金ダライと言えばドリフターズ!

こんなのを頭に落とすなんて~!
と思っていましたが、ちゃんとケガの無いように、いろいろ工夫された金ダライだったそうです。
次の動画は、志村けんさんがそれについて語っているものです。
お時間のあるかたはゆっくり観てくださいね。

ドリフターズのコント

今でもエアコンじゃなくて「クーラー」とつい言ってしまう。

1960年代半ばのいざなぎ景気時代には、カラーテレビ (Color television)・クーラー (Cooler)・自動車 (Car) の3種類が新・三種の神器と言われ、3Cとも呼ばれました。
冷房機能のみのクーラー。
冬はこたつやストーブがあるので、暖房機能は求められていませんでした。

その後、冷暖房が可能なエアコンになってかなり経ちますが、それでもつい未だに「クーラーかけて」と言ってしまう自分に苦笑してしまいます。

新・三種の神器のうちのクーラー

このセットフリー型クーラー、お世話になったことがあります。
水冷式で、タンクの水を補充しながら使うものでした。
確かに涼しいけれど、「ごいい~~ん、ごいい~~ん」とものすごい音を立てていました。

このポスターの男性、今の夏の35度超えの時のような表情ですね。
30度を超えたら暑すぎる!と言っていたあの頃が懐かしいです。

セットフリー型クーラー

電車に乗る時、ホームに入ってくる電車の屋根を見た時期ありませんでしたか?
カマボコ型の冷房機が乗っていれば『当たり!』電車。
つるんとして何もなければ蒸し暑い『はずれ!』電車。
今は全部が冷房であたりまえなんですけどね。

『冷房特急』がアピールポイントだったこともあるんですね。

近鉄 5200系 大阪・名古屋線長距離急行  昭和63年(1988年)10月

テレビに触ったり、叩いたり、抱きついたり。

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