『ケータイが無くても!』下駄箱ラブレター・交換日記・カセットテープ・夜電話。昭和40~50年代の中学・高校生の通信・表現手段はバラエティに富んでいました!

『ケータイが無くても!』下駄箱ラブレター・交換日記・カセットテープ・夜電話。昭和40~50年代の中学・高校生の通信・表現手段はバラエティに富んでいました!

昭和40年~50年代の中学生・高校生は、ケータイが無くても、いろいろな方法で自分の気持ちを表現したり、友だちとのやりとりを楽しんだりしていました。あの懐かしい時間を振り返ってみたいと思います。


差し詰め、交換日記は『中二病』の晴れの舞台だった、というところなのかもしれませんね。

今日は早く帰ってテープ完成させようっと。

さて、この辺で場所を変えて、帰宅後を見てみましょう。

カセットテープとラジカセが全盛期の頃。
自分のお気に入りの曲だけを集めて、『MY BEST』のミックステープを作るのが何よりも楽しかったですね!
このミドルエッジ内で「カセットテープ」を検索してみてください。
思い入れの詰まった記事がたくさんでてきますよ!

あああ、なつかしー!
数あるカセットテープの中でも、パステルカラーで、可愛くて大好きでした。
カセットの色のイメージで、録音する音楽の傾向を決めたり・・・。
大好きな曲を、これでもかってくらい録音してました。

ARROW  I LOVE MUSIC  C-46 (1980年中期)  

こんな番組、放送されていたんですね!
やっぱり皆、熱くやっていたのがわかって、なんだか嬉しくなりました。

当時は雑誌の付録に、カセットレーベルがよく付いていました。
好きな作家さんのイラストや映画の写真が付録だと、本屋さんの店頭でも構わずに、友だちと一緒に大喜びしてしまいました。

2冊買って「1つは保存用」なんて言う、オタク道を貫く太っ腹な子もいましたが、みんな大抵
そんなにお小遣いに余裕はなかったので、1冊を大事に買って、丁寧に切り取りました。
今ならパソコンでいくらでも作れるのになあ・・・。

めったにやりませんでしたが、たまに緊急でやったことがあります。
『音楽番組の予告で、これから好きな歌手が出ることがわかる!→新しいカセットテープがない!→買いに行く時間がない!→手持ちのカセットの中で消してもいいものを探す!→セロテープ出動!』
初めて試した時は、こんなので録音できるのか不安でしたが、無事できることがわかると、次から学校で「大丈夫、テープすればできるできる」なんて言ってました。

この鉛筆でぐるぐる巻きとる作業、やりましたよねー。
だいたいは聴きすぎてテープが伸びて切れる寸前とか、ラジカセ本体が壊れる予兆とか。
お気に入りのテープでこうなってしまった時の、プチパニック!
祈るような気持ちでぐるぐる巻いていました。

【カセットテープ&レタリングシート】愛のメッセージはカセットで!!活躍したレタリングシート - Middle Edge(ミドルエッジ)

懐かしさで涙が出そう・・・「FM STATION」のカセットレーベル集めてみたよ! - Middle Edge(ミドルエッジ)

夜の電話

あの頃も今も、中学生や高校生が、友だちや恋人と夜に電話で話したい気持ちは変わりません。
ただひとつ、決定的に違うのは、あの頃の私たちにはケータイが無く、家に固定電話がひとつしかなかったということです。

「どうせ明日また学校で会うんでしょう。」と言われても、やっぱり話したいものは話したい。
何度も電話をかけるうちに、番号だけでなく、ダイヤルが回って戻る「ジーコ、ジーコ、ジー―――コ、ジコ」という音まで覚えてしまいました。
プッシュホンのお宅だったら、「ピ、ピ、ポ、パ」という音階ですね。

相手の家に電話をかけると、誰がでるのかわからない、というのが結構緊張しました。
お母さんならまだしも、厳格そうなお父さんだったり、耳の遠いおじいちゃんだったりした時の、何とも言えない感じ・・・。
冷汗が出て、友人に代わると思わず、「あ~、もう、あせったよ~!」

他にも時々、お風呂に入っていたり用足しに出ていたり、家にかける電話は、友人の生活の一部を垣間見るような気がしました。

結局そんなこんなで、家族に電話に出られるのがイヤで、「じゃあ、9時に電話してね。」と友だちと夜の電話の時間を決めたりしていました。
だから8時半くらいに「先に風呂に入れ」と言われても、「まだいい、先に入っていいよ!」と家族に順番を押し付けたり、テレビを観ながら「あ、もうすぐだ」なんて時計をそわそわ見たり。
そんな時に限って、ギリギリの頃に別の電話がかかってきてイライラしたり。
あなたも覚えがありませんか?

マンガ・アニメ『あたしンち』という作品に、長電話をめぐる親子の攻防が描かれています。

親に聞かれるのがイヤで、コードを伸ばして電話を廊下に持っていく娘。
寒くて毛布にくるまりながら長電話を続ける娘に、「早く電話を切れ」とゼスチャーで示す母。
トイレに行きたくてモジモジしながらもしゃべり続ける娘に、とうとう母が「バカチン!」と怒鳴って止めさせる、というお話です。

他愛のないお話ですが、自分も同じことをして、同じことを怒られていたなあと苦笑してしまいました。

あたしンち第68話『戦う長電話』

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