『ガンバの冒険』24年ぶりに復活!3DCG映画化
小さなネズミたちが力を合わせて巨大な敵に立ち向かう壮大な冒険活劇『ガンバの冒険』が3DCGアニメーション映画として2015年10月10日より東映配給にて全国公開することを明らかになった。
映画タイトルは『GAMBA ガンバと仲間たち』。
同シリーズのアニメ映画は、1991年に公開された『ガンバとカワウソの冒険』以来24年ぶり。
しっぽを立てろ~!名作「ガンバと仲間たち」
『ガンバの冒険』(ガンバのぼうけん)
最大最強の敵、イタチのノロイ
原作ではガンバと十五匹の仲間であるが、アニメではぐっと数を減らして七匹になった。そのため、原作での複数匹の役を各自がこなしている場面がある。また、バレット・バス・テノールに当たるネズミはいない。
構想から15年、総製作費は20億円にも及ぶ
『STAND BY ME ドラえもん』『friends もののけ島のナキ』のアニメ映画や『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』などの実写映画で数々のヒットを飛ばす映像製作会社「白組」の手で最先端のフルCGアニメ、3D立体視の技術で映像化される。
白組の島村達雄社長は、本作を製作するに至った経緯について、「95年公開のピクサー長編アニメ第1作『トイ・ストーリー』を観て衝撃を受けた。その後、息切れするかと思っていたが、『バグズライフ』『トイ・ストーリー2』と追随し、ドリームワークスも『アンツ』を発表。これ以上3DCG技術で遅れをとったら、アメリカ、特にピクサーの背中が見えなくなってしまう」と、3DCG映画に限定して原作者の許諾を得たことで、2000年から本格的に企画がスタートした。
2008年には、リーマンショックの影響で製作委員会の中核となるはずだったテレビ局が撤退。しかし、「必ず3DCGの時代が来る」という思いから単独事業として制作を継続。
構想15年、製作期間10年、総製作費20億円という一大プロジェクトとなった。
『ガンバの冒険』を選択した理由については、企画・総監督を務める小川洋一が、「某サイトで、“ガンバを3DCGで作ったら凄いだろうな”という投稿を見て、動物のキャラクター造形や人間的な感情表現の難しさを踏まえ、挑戦したいと思いました。また、長いプロジェクトになりそうだったので、軸がブレない題材にしたかった」と明かした。
ガンバの声優は今回も野沢雅子か?
テレビアニメ版では、野沢雅子(ガンバ)、大塚周夫(ノロイ)、ヨイショ(内海賢二)といった大御所声優陣が務めていたが、本作のキャストは未定。
TVアニメのキャストが出演するのかどうかも含め、現在キャスティングの真っ最中だとのこと。
テレビアニメ版『ガンバの冒険』の主題歌
映画『GAMBA ガンバと仲間たち』公式サイト
スペシャルコンテンツもあるよ
映画「GAMBA ガンバと仲間たち」公式サイト