『ガメラシリーズ』(怪獣映画12作品)に登場する怪獣(1965年から2006年):バルゴン・ギャオス・ギロン・レギオン・イリスほか

『ガメラシリーズ』(怪獣映画12作品)に登場する怪獣(1965年から2006年):バルゴン・ギャオス・ギロン・レギオン・イリスほか

『大怪獣ガメラ』(1965年)以降も続編、及びガメラの登場する映画作品が継続的に製作されてガメラシリーズ。東宝のゴジラシリーズと共に日本の怪獣映画を代表する作品群です。このガメラシリーズの映画12作品に登場する怪獣をおさらいしてみましょう。


1980年 第8作『宇宙怪獣ガメラ』(監督:湯浅憲明)

『宇宙怪獣ガメラ』(うちゅうかいじゅうガメラ)は、大映が製作し、1980年(昭和55年)3月20日に公開された日本の特撮映画。カラー、109分、ビスタビジョン。
同時上映は『鉄腕アトム地球防衛隊』。

1971年の『ガメラ対深海怪獣ジグラ』以来、徳間グループ資本下となった大映によって9年ぶりに製作されたガメラシリーズの映画。事実上、昭和ガメラシリーズ最終作となっている。なお、マッハ文朱の映画初主演作品でもある。

作劇自体は「完全新作」ではなく、歴代ガメラシリーズの特撮シーンに新作映像を加えて再編集したものである。過去作品の未合成フィルムを使用したため、光線などの光学合成をやり直しているうえ、少ないながら特撮の新撮シーンもあり、「過去作品のフィルムを使用した新作映画」と称する方がより正確である。

出典 宇宙怪獣ガメラ - Wikipedia

1980年 第8作『宇宙怪獣ガメラ』(監督:湯浅憲明)

宇宙船ザノン号のデザインなどに、当時流行していた『スター・ウォーズ』など宇宙を舞台にしたSF作品の影響が見受けられる。

宇宙海賊の乗る宇宙戦艦

M88星からやってきた、キララ、マーシャ、ミータンの3人の宇宙人

宇宙海賊船ザノン号は地球侵略を開始する。それに敵対するキララ達3人の異星人(スーパーガール)は超能力を使うとザノン号に狙撃されるため、表立った活動ができずにいた。

平和の宇宙人のM88星人

宇宙海賊による侵略の使者としてギャオスが出現した折に、キララ達は圭一少年と出会い、「ガメラ」という正義の怪獣の存在を知る。直後にガメラは新宿にその雄姿を現し、ギャオスを倒すために飛び去った。
スーパーガールはガメラを支援し、宇宙海賊の送り込む怪獣群を迎え撃つ。

宇宙海賊による侵略の使者としてギャオスが出現

宇宙人ギルゲ

これで自分の罪滅ぼしをしたギルゲ。

「今度生まれてくるときは、みんなと同じ惑星に・・・」

戦艦に「目標、宇宙人!」と叫び自分を撃たせました。

1995年 第9作『ガメラ 大怪獣空中決戦』(監督:金子修介、特技監督:樋口真嗣、脚本:伊藤和典)

『ガメラ 大怪獣空中決戦』(ガメラ だいかいじゅうくうちゅうけっせん)は、1995年(平成7年)3月11日に東宝系にて公開された怪獣映画。大映製作の平成ガメラシリーズ第1作である。ガメラ誕生30周年記念作。

ゴジラの復活(1984年版『ゴジラ』)を契機にガメラを復活させようという試みは1980年代からあり、ガメラ誕生20周年に当たる1985年に合わせようとしたが、1984年版『ゴジラ』の成功が思ったほどではなかったためにあやかれず平成期にずれ込み、平成ゴジラvsシリーズのヒットがガメラ復活のきっかけになったという。

監督の金子修介は、大映の要請で監督を快諾したものの、当初の製作予算が5億円(最終的には6億に増額された)という事実に落胆し、ギャグかコメディー映画にすることを覚悟したという。しかし脚本に伊藤和典、特技監督に樋口真嗣を獲得したことで、「怪獣映画の王道」を作ろうということになった。また、ゴジラシリーズではどうしても実現できなかった、ゼロからのリメイク(ガメラそのものの出現と設定からのやり直し)、自由な作劇が可能となった。

それまでの昭和シリーズでは子供向けの展開や演出が目立っていたが、本作では現実世界で実際に起こっている問題や、古代の歴史や伝説とリンクした設定がなされていたり、生物学的な要素が盛り込まれていたりと、従来のシリーズに足りなかったリアリティを徹底して追求した大人向けの演出が全面的に出されており、以後の作品にもこれらの設定が継承される形となっている。

出典 ガメラ 大怪獣空中決戦 - Wikipedia

1995年 第9作『ガメラ 大怪獣空中決戦』(監督:金子修介、特技監督:樋口真嗣、脚本:伊藤和典)

平成ガメラシリーズでは、はるか太古に滅亡した超古代文明による遺伝子工学の産物(目的は不明。『ガメラ3 邪神覚醒』では「増えすぎた人口を減らすため」という説が提唱されていた。)であり、一貫して「餌は人間、敵はガメラ」という設定である。

体細胞のうち染色体は大きいものが1対のみで、無駄な塩基配列がない完全な構造とのこと。また、さまざまな生物の遺伝子情報が入っているため、性転換できる。

これにより、単為生殖(ギャオスの場合は単独で産卵、繁殖すること)が可能である。孵化直後から体長は数メートルあり、翼長も約15メートル(劇中での大迫勉の発言から)と人間よりも数倍大きいうえに成長速度が非常に速く、ガメラに片手で弾き飛ばされる程度の幼体時から一変し、最大時はガメラとほぼ同じくらいの体格(翼長で言えば約100メートル)にまで成長する。

それに伴って凶暴性も増していく傾向があり、食糧不足になると同種間での共食いも始め、弱ったり死んだ仲間に平然と食らいつく。

超遺伝子獣 ギャオス

ギャオスは折れた東京タワーの上に営巣して産卵する。

今ここに東京の空を舞台として、二大怪獣の空中決戦の火蓋が切られた。

全体的に柔和でずんぐりとした外見を持つ。
頭がかなり大きく重いため、転倒するとジェット噴射を行わなければ起き上がれない。こうなってしまうと何もできなくなり、無防備かつ、危険な状態となってしまう。

目は大きめで、かなり柔らかな顔付きをしている。エルボークローは普段は肘の中に収納されており、任意で突出させることができる。

両足のみを甲羅に引き込んで飛行する際は昭和ガメラ同様、腕を上ないし、前に出して飛行する。
首や手足はやや太く、短め。

『ガメラ 大怪獣空中決戦』でのガメラのフォルム

1996年 第10作『ガメラ2 レギオン襲来』(監督:金子修介、特技監督:樋口真嗣、脚本:伊藤和典)

『ガメラ2 レギオン襲来』(ガメラツー レギオンしゅうらい)は、1996年(平成8年)7月13日に東宝洋画系にて公開された日本の怪獣映画である。金子修介が監督した平成ガメラシリーズの第2作。前作『ガメラ 大怪獣空中決戦』(以降、『1』)から1年後の日本を舞台に、宇宙怪獣レギオンと自衛隊、ガメラの戦いを描く。

1996年 第10作『ガメラ2 レギオン襲来』(監督:金子修介、特技監督:樋口真嗣、脚本:伊藤和典)

隕石と共に地球へ飛来した。炭素化合物(有機物)で形成されている地球上の生物とは異なり、ケイ素(シリコン)の化合物で形成されているケイ素生物であり、未知の絶縁体で構成された甲殻は各種の電磁波を反射する。

「レギオン」とは、新約聖書のマルコによる福音書5章9節「主が、『名は何か』とお尋ねになると、それは答えた。『わが名はレギオン。我々は、大勢であるがゆえに』」(翻訳は映画オリジナルのもの)に現れる言葉。ローマ軍団のレギオン(古典ラテン語:legio)から転じているが、聖書では男に取り付いた悪霊が自らのことを指して呼んでいる。劇中では、ガメラを襲ったソルジャーレギオンの群れを見た自衛隊隊員により、「大勢/多数」の意味から名づけられた。なお、作中における「レギオン」という呼称は略称に過ぎず、正式呼称は「Symbiotic Legion」となっている。

レギオン

劇中では「マザーレギオン」の名称は登場せず、「巨大レギオン」と呼称される。また、飛行能力を持っている成長途中の状態は「亜成体[2]」「幼体レギオン」などと表記される(劇中で呼称する場面は無い)。

マザーレギオン(巨大レギオン)

レッドロッド(赤熱鞭):大角を引きちぎられた頭部の中心の口部分から飛び出す赤く発光する触手。非常に細いが自在に動き、高熱を発して威力も高い。ガメラの身体をやすやすと貫く。なお、レギオン・ビュートと呼称している資料もある。

巨大レギオンのレッドロッド(赤熱鞭)がガメラの身体をやすやすと貫く。

レギオン

マザーレギオンは栃木県利根川の最終防衛ラインでガメラのウルティメイトプラズマを受け、粉砕された。

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