『ガメラシリーズ』(怪獣映画12作品)に登場する怪獣(1965年から2006年):バルゴン・ギャオス・ギロン・レギオン・イリスほか

『ガメラシリーズ』(怪獣映画12作品)に登場する怪獣(1965年から2006年):バルゴン・ギャオス・ギロン・レギオン・イリスほか

『大怪獣ガメラ』(1965年)以降も続編、及びガメラの登場する映画作品が継続的に製作されてガメラシリーズ。東宝のゴジラシリーズと共に日本の怪獣映画を代表する作品群です。このガメラシリーズの映画12作品に登場する怪獣をおさらいしてみましょう。


夜明けが近づき空が赤らみ始めると、ギャオスは頭を紫色に光らせ、にわかに苦しみ出す。

ギャオスの脚をくわえ、海に引きずり込もうとする。

ガメラとギャオスの二大怪獣の最後の戦いが始まった。ガメラは切断光線に苦慮しつつも一瞬の隙にギャオスを急襲、背後から首に噛みつく。弱々しくも抵抗するギャオスをガメラは腹で押すようにして飛び立ち、富士山火口に引きずり込む。火口から切れ切れに出る切断光線が、ギャオスの最後を示していた。

ギャオスは苦し紛れに自らの足を超音波メスで切断し、二子山へと逃げ帰るのだった。

1968年 第4作『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(監督:湯浅憲明)

『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(ガメラたいうちゅうかいじゅうバイラス)は、大映が製作・配給し、1968年(昭和43年)3月20日に封切り公開された日本の特撮映画作品。
ガメラシリーズの第4作目。大映東京撮影所作品。同時上映は『妖怪百物語』。72分、カラー、大映スコープ。

公開されるや本作は子供たちに大評判となり、大ヒット。大映本社は翌年、次作『ガメラ対大悪獣ギロン』の制作を決定することとなった。

1968年 第4作『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』(監督:湯浅憲明)

黄色と黒の縞模様の球体5つをドーナツ状につないだ形状をした、ガメラよりも巨大なバイラスの侵略宇宙船。劇中には「1号」と「2号」の2機が登場する。「1号機」は冒頭のタイトル前に地球の成層圏近くでガメラと遭遇して破壊されてしまう。ボスの台詞で「乗組員諸君」と呼びかけがあるが、内部での乗組員描写は無い。「スーパーキャッチ光線」を放射して、船外の生物をオレンジ色の半透明のドーム内に捕らえ、対象物が人間サイズなら船内に転送ができ、ガメラのように大きなものは動きを止めることができる。続いて「脳波コントロール装置」という、脳波を支配して生物を操る武器を射出し、これを首の根元に打ち込まれたガメラはバイラスの言いなりになってしまう。

バイラス円盤

バイラス円盤の中にいる、黒い半袖服を着た医者のような姿の5人の男たち。このバイラス人たちは、シルエットに目だけが点灯する不気味な姿で登場するが、このシーンは、俳優のまぶたにアイマスクと豆球を貼り付け、台詞に合わせて点滅させて撮影した。このため夏木章ら演じた俳優は、豆球の熱でまぶたをやけどしたそうである。

その正体は、分裂したバイラスが人間などの他の知的生命体に「ユニフォームのように」寄生し、行動を支配しているもの。腕がちぎれてもすぐに元に戻り、球体構造間の移動は、チューブ通路を滑空して行う。このシーンは通路セットを縦向きに作り、俳優がまっすぐ飛び降りたものを高速度で撮影し、逆回転させたもの。ズボンの裾がめくれないようテープでとめたりと気を使ったそうである。

バイラス人

宇宙怪獣 バイラス[編集]
身長:96メートル
体重:120トン
イカをモチーフとした知的宇宙生物。企画当初では「ゲッソー」という名がつけられていた。決定名「バイラス」の名称は、『週刊少年マガジン』、『週刊ぼくらマガジン』両誌上での公募による。

公募賞品は特賞が「金十万円の奨学金」、「マガジンカップ」、「双眼鏡」などで、5人の当選者が発表された。しかし湯浅憲明によるとこれは「やらせ」だったといい、実際は「2倍、4倍」と巨大化することからつけられたものだったという。

本作以後、『ガメラ対深海怪獣ジグラ』(1971年)まで、シリーズの敵怪獣の名は、同様に『マガジン』誌で公募された。昭和43年3月17日の『週刊少年マガジン』巻頭グラビアではバイラスの出身が「ドンガル星」になっていた。

宇宙怪獣 バイラス

足(触手)は6本あり、イカのような吸盤を持ち、先端はゾウの鼻のように把握力を持っていて、この触手を使って直立できる。眼は人間に似ており一対、まぶたは下から上に閉まる。口部はくちばし状。頭は三つの花弁状に分かれているが、一つにあわせると硬化し槍状になる。水中および空中を、イカのように水平に滑走して槍状の頭部で攻撃する。槍状の頭部は非常に硬く、ガメラの甲羅を貫くほどの威力を持つ。

バイラスの槍状の頭部はガメラの甲羅を貫く

ガメラの腹部を突き抜いて、勝利したかに見えたが、絶大な生命力を持つガメラは(バイラスが刺さったまま)回転飛行で遙か上空に上昇。

ガメラ危うし・・・この場面は劇場では子供たちから悲鳴が上がったそうである。

バイラスは低温下で凍り付き、身動きがとれなくなる。

ガメラは串刺しにされたまま空中へ上がっていく

そのまま高速回転したガメラから振り落とされ、動けないまま海上に墜落して砕け散る。

寒さに弱いのか、高々度で凍ってしまうバイラス。海中に落下。バイラスの最期。

1969年 第5作『ガメラ対大悪獣ギロン』(監督:湯浅憲明)

『ガメラ対大悪獣ギロン』(ガメラたいだいあくじゅうギロン)は、大映東京撮影所が製作し、1969年(昭和44年)3月21日に公開された日本の特撮映画作品。「ガメラシリーズ」の第5作。
カラー、大映スコープ、82分。同時上映は『東海道お化け道中』。

世界各地の天文台で、宇宙からの規則性のある電波が観測されていたが、天文学者の志賀博士は記者会見で他天体からのものかどうかという記者たちの質問を否定する。

ある夜、明夫とトムは天体望遠鏡で星を見ていると、円盤のようなものを目撃する。翌日、裏山[注 1]に円盤を探しにいった明夫とトムは円盤を見つけるが、乗り込んだと同時に円盤が飛び立ち、宇宙へと連れ去られてしまう。それをガメラが追ってくるが、円盤は徐々に速度を増し、成層圏を超えて、ついにガメラを振り切ってしまう。

円盤が到着したのは、地球よりも文明が発達した惑星であった。明夫とトムは人を探すが、目の前に宇宙ギャオスが現れる。ギロンによってギャオスは倒されるが、ギロンは明夫たちにも迫る。何とか建物の中に逃げ込んだ明夫たちの前に、バーベラとフローベラと名乗る宇宙人が現れる。彼女達は明夫たちを地球に行く間の保存食にしようと企む。そこへ子供の味方であるガメラが現れた。

出典 ガメラ対大悪獣ギロン - Wikipedia

1969年 第5作『ガメラ対大悪獣ギロン』(監督:湯浅憲明)

身長:85メートル
体重:110トン
惑星テラの環境が電子頭脳の狂いによって変化しために発生した怪獣の1匹で、出刃包丁に似た巨大な頭部を持つ四足歩行生物。

発生した怪獣達の中で唯一コントロールできたため、フローベラとバーベラが防衛用に使役している。あくまでコントロールされているだけであり、コントロールが効かない状況ではフローベラとバーベラにも襲い掛かり、二人に致命傷を負わせた。

刃物状の部分は絶大な硬度と鋭い切れ味を誇り、ガメラの甲羅に斬りつけ出血させ、宇宙ギャオスの超音波メスを跳ね返す。有事の際には、人工の川の水が逆流して干上がり、川床に有るハッチが開いて解き放たれ外敵を迎撃する。

大悪獣ギロン

フローベラとバーベラに殺されそうになった子供達を助けに来たガメラと戦闘。手裏剣攻撃でガメラの頭部を傷つけ昏倒させる。

ギロンの頭部両脇に穴が開いて、自分の意思でコントロール可能な十字手裏剣を射出する。

ギロンの刃物状の部分は絶大な硬度と鋭い切れ味を誇り、ガメラの甲羅に斬りつけ出血させた。

復活したガメラと再戦するも、ひっくり返されて頭が地面に刺さって動けなくなった。

ギロンは頭部の刀が地面に刺さり、身動きができなくなる。

ガメラは正確無比なコントロールでミサイルを投げる

ミサイルがギロンの手裏剣の発射口に突き刺さる・・・すごいコントロール

そこにガメラの火炎を受けてギロンは爆死する。

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