『ゼノギアス』(1998年・PlayStation用RPG)重厚で壮大な設定と緻密な伏線が絡まり合う伝説のロボットRPG

『ゼノギアス』(1998年・PlayStation用RPG)重厚で壮大な設定と緻密な伏線が絡まり合う伝説のロボットRPG

RPGとしての評価はかなり高く非常にファンの多い作品であるといえる『ゼノギアス』。ストーリーと背景が壮大かつ複雑で、理解するのが難解なゲームですが、電撃オンラインでの調査でリメイクして欲しいゲームで2位、続編が出て欲しいゲームで1位となった(ファミ通での調査は5位)ほどの名作です。伝説のロボットRPG『ゼノギアス』のおさらいをしてみましょう。RPGが好きでロボットが嫌いではないなら、ぜひ1度プレイしていただきたい珠玉の名作です。


四柱神の「ハールート」

ラスボス「デウス(星間戦略兵器システム)」「ウロボロス」 真の黒幕:カレルレン(波動存在と一体化)

デウスとはゾハルという機関が組み込まれた、自我を持つ戦略兵器であり、幾多の惑星を侵略するために生み出された存在だった。

しかしエルドリッジがこの星に落下した際に大きく損傷してしまい、その部品となる「人間」を生み出し、やがてその人間たちが繁栄し、完全修復に至るその時まで眠っていた。

またゾハルの正体は「波動存在=神」を内包した「推し量ることのできない物質」であり、デウスによって取り込まれたゾハルごと「神」はデウスシステムに取り込まれてしまっていた。

フェイが授かった力とは、「波動存在=神」が自分をデウスから解放するものとして託した「デウスを破壊するための力」だった。

四柱神を倒して(4つの玉が消える)最後の中央のデウスの外殻(楕円の球状の玉)に決戦を挑む

エリィもまた輪廻転生を繰り返してきた「最初の人間」であり、デウスが生み出した半身とも言える存在だった。デウスの復活を目論んだソラリスの指導者「カレルレン」によって拉致され、エリィは支配される形でデウスとの合一を果たしてしまう。

デウスは「事象変異機関ゾハル」を組み込まれており、動力源として「波動存在」を内包している。

ラスボス「デウス(本体=成体デウス)」

フェイはゼノギアスの力を以ってデウスを破壊し、ゾハル(物質という檻)から「波動存在=神」の解放に成功する。

ラスボス「デウス」のシステムは破壊したが・・・

エンディングではついにデウスが機能停止しゾハルが破壊されたことで「波動存在」は自由を獲得。そのまま本来の次元に回帰しようとするが、その際の余波で星が破壊されてしまうことが発覚する。

物質という檻に捕われていた「波動存在」も高次元(波動の場所)に回帰する訳だが、その際の次元シフトの余波は惑星ひとつを簡単に破壊するものだった。

ゼノギアスの最後の戦い。身を挺して星を救おうとするエレハイムを助ける為、フェイはデウスに突撃。

『宇宙の始まり以前、全てがひとつだった場所』・・・つまり「波動存在」と一体化する事(=神とひとつになること)こそが、「カレルレン」の真の目的だった。

高次世界への道、《セフィロートの道》にて「カレルレン」と対峙する。

真のラストボス「ウロボロス」

ウロボロス
本作における真のラストボス。デウスに取り込まれたフェイの前に現れた、大蛇を思わせる巨大な怪物。顔はミャンに酷似しており、彼女のギア・バーラーであるオピオモルプスを想起させる。

どういう存在なのかは語られておらず、人の《愛》を語るフェイの前に「神から巣立つ証明」としてカレルレンが放ったモノ。ゼノギアスと一騎打ちになるが普通に戦っていれば負けることはない(負けるとゲームオーバーとなる)。

フェイとエリィの愛を試すべくカレルレンが生み出した「ウロボロス」と戦う

カレルレンが生み出した「ウロボロス」をも撃破。
デウスの内に取り込まれたエリィを救出。改心したカレルレンの手助けによりデウスから脱出し、ゼノギアスに乗ってフェイとエリィが仲間たちのもとへ帰還するところでこの物語は幕を閉じる。

カレルレンが生み出した「ウロボロス」を倒す

『ゼノギアス』のミニゲーム「バトリング」

『ゼノギアス』にはトランプゲームの「スピード」や、「バトリング」と言うギア同士を戦わせる格闘ゲームのようなミニゲームがある。特にバトリングはストーリーにも関わってくる。

ゲーム後半で自由に遊べる“バトリング”は、本編そっちのけで遊べるほどよくできたミニゲーム。劇中に登場する機体を使って対戦ゲームができるという仕様です。

ロボットを操作して戦う“バトリング”は、本編そっちのけでハマり込んでしまうほど!

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