『ゼノギアス』(1998年・PlayStation用RPG)重厚で壮大な設定と緻密な伏線が絡まり合う伝説のロボットRPG

『ゼノギアス』(1998年・PlayStation用RPG)重厚で壮大な設定と緻密な伏線が絡まり合う伝説のロボットRPG

RPGとしての評価はかなり高く非常にファンの多い作品であるといえる『ゼノギアス』。ストーリーと背景が壮大かつ複雑で、理解するのが難解なゲームですが、電撃オンラインでの調査でリメイクして欲しいゲームで2位、続編が出て欲しいゲームで1位となった(ファミ通での調査は5位)ほどの名作です。伝説のロボットRPG『ゼノギアス』のおさらいをしてみましょう。RPGが好きでロボットが嫌いではないなら、ぜひ1度プレイしていただきたい珠玉の名作です。


『ゼノギアス』(1998年・PlayStation用RPG)

『ゼノギアス』(Xenogears)は、1998年2月11日にスクウェア (現スクウェア・エニックス) から発売されたPlayStation用RPG。正式なジャンルは「新世代サイバネティックRPG」。

作品の特徴
ストーリーは、他に類を見ない多数の伏線がちりばめられており、臨床心理学、パンスペルミア仮説、生物学、多くの科学用語、ニーチェ、ユング、キリスト教、ユダヤ教、社会問題、SF、映画、アニメ(特にロボットアニメ)、特撮などの様々な価値観や概念を織り交ぜた構成となっており、ストーリーにも深く関係し非常に難解なものとなっている。

またプレイステーション作品でありながら、作品の難解性とは裏腹にキャラクターボイスやクオリティの高い合計30分を超えるアニメーションムービーが採用されている。

作中について
冒頭のアニメーションからちりばめられた伏線はストーリーが進んでも回収されず、終盤に入り一気に謎の解明が行われる。その終盤にあたるDisc2では、サウンドノベルのように文章を読み進めていくシーンが続き、プレイヤーが操作するシーンは少ない。このようなモノローグ形式になったのは壮大なストーリーに対する制作期間不足の側面も大きいと考えられている。

出典 ゼノギアス - Wikipedia

『ゼノギアス』(1998年)

『ゼノギアス』の主人公「フェイ : ウォン・フェイフォン」 搭乗ギア : ヴェルトール → ヴェルトール2 → ゼノギアス

どのキャラにも見せ場と活躍があり、かつ泣けるエピソードや燃えるエピソードがきっちりと盛り込まれています。

フェイ : ウォン・フェイフォン
(Fei : Wong Fei Fong)
声:緑川光
年齢:18歳(創始暦9981年誕)
身長:177cm 体重:67kg B/W:97.5cm / 72.5cm
搭乗ギア : ヴェルトール → ヴェルトール2 → ゼノギアス
辺境の村ラハンで暮らす過去の記憶を失った青年。本来はラハン出身ではなく、3年前重傷を負い倒れていたところをある男(ワイズマン)に救われ、近くのラハン村に預けられた。それ以来村で平穏な生活を送っていたが、村が何者かの襲撃に会い、突如飛来したギア「ヴェルトール」に吸い寄せられるように搭乗、そして暴走させてしまう。それが原因で村を壊滅させてしまい、追われるようにして旅に出る。それは彼の居場所を探す旅だった。

暗い過去の持ち主だが、向こう見ずなバルトに突っ込んだり、女難に振り回されてたじろぐなど、本来は明るくさわやかな性格である。当初は序盤の事件から神経質で自虐性の強い性格になってしまうが、エリィと出会い、そして仲間と旅をしていく事で徐々に強く成長する。最終局面では父親との約束により、どんな困難を前にしても絶対に諦めない強さを手に入れた。また自分が何者なのかという探究心も持っている。

拳法を使い戦う。師はグラーフであり、イドの下位人格であるため戦い方は非常に似通っている。また、絵を描く以外に機械にも強く、砂上用とはいえ砂漠でバイクを難なく乗りこなしたり、古代の機械をいともあっさり操作したりもする。

その正体は、一万年前、デウスの暴走によってこの惑星に墜落した移民船の生き残り「アベル」の記憶と力を継承した「接触者」。アベルは母の姿を求めて船内にてゾハル(に宿る波動存在)と接触したことにより「接触者」となり、母の偶像として「エレハイム(エリィ)」が生成された。

以後は様々な時代において「接触者」と「エレハイム」はめぐり合い、悲劇によって引き裂かれていくこととなる。フェイが時折見る光景は、自分の前世の記憶に当たる。ラカンやソフィアなどはフェイの視点から見ているため、容姿は自分やエリィが映し出されたものとなっている。

出典 ゼノギアスの登場人物 - Wikipedia

フェイ : ウォン・フェイフォン

名目上はキスレブ軍が開発した軍用ギアという事になっており、「ギア・アーサー(普通のギア)」に分類されるが、高度な技術が使われておりブラックボックスが多い。 

その実態はグラーフの乗るORヴェルトールの純粋なレプリカであり、理論上はギア・バーラーであるORヴェルトールと同等の性能を発揮出来るとされている。 

また、全環境対応型ギアであり、環境の変化の際に全自動でそれらに対応する事が出来る。

フェイの搭乗ギア :ヴェルトール "Weltall"

ヴェンデッタとの戦闘で大破したヴェルトールを、シェバト三賢者のうちの二人であるトーラ・メルキオールとアイザック・バルタザールが修理・改修した機体。 
ゲーム的な基本性能はヴェルトールから変わっておらず、攻撃手段もヴェルトール同様素手による格闘で、技も引き継ぐ。 

本機の最大の特徴としてイドの力をナノマシンで制御する事で時間制限付きでイドモードにほぼ近い力を引き出す「システムイド」を搭載しており、これによって任意にハイパーモードに突入できる。 

ハイパーモードになるとバックパックが展開し、ヴェルトール・イドを彷彿とさせる姿になる。 
ただしイドとは違い光翼状の放熱発光や機械表面の赤熱現象は見られない(もっとも、ヴェルトール2のイドモードはあくまで暫定的な措置であり、本来のイドモードに比較すれば戦闘力は幾分か劣っている感は否めない)。 

出典 ヴェルトール2とは【ピクシブ百科事典】

フェイの搭乗ギア :ヴェルトール2(「システムイド」搭載)

「エルルの悪魔」と呼ばれ、恐れられているギア。 
ヴェルトールはイドのためにORヴェルトールのデータを元にして作られたものであり、この姿こそ本来の姿である。 

フェイが自らの無力感から虚脱状態に陥り別人格であるイドと摩り替わると、ヴェルトールも覚醒して本来の姿であるヴェルトール・イドに変形し、「反応弾が飛び回っている」と喩えられる程のパワーで無差別な破壊と殺戮をもたらす。

出典 ヴェルトール・イドとは【ピクシブ百科事典】

ガンダムユニコーンのボス・モビルスーツのシナンジュに似てますかね。

フェイの第二人格「イド」の搭乗ギア :ヴェルトール・イド(ヴェルトールが覚醒した本来の姿)

ヴェルトール2が「波動存在」と接触した事で変容した姿。 
ギア・アーサー及びギア・バーラーには該当せず、さらに上位の存在にあたる。 

名称のみならず、外見もヴェルトール2と似つかないほど変容しており、ヴェルトールが黒を基調とし、般若のような様相であったのに対してゼノギアスは白色の、まるで神のように威風堂々した佇まいを有する。 
ただし、変容直後はフェイの意識がイドであることもあり、機体が赤色で機体名も『イド』と表示されていた。 

ゾハルを破壊することが出来る唯一の存在であり、スペック、設定共に作品に登場する最強のギアである。

出典 ゼノギアス(ギア)とは【ピクシブ百科事典】

人格の統合によってフェイはゾハルの力を完全なものにし、真紅の機体は清浄なる白の機体「ゼノギアス」へと変異進化を遂げ、全ての元凶たるデウスを倒し得る唯一の存在となった。

フェイの搭乗ギア :ゼノギアス "Xenogears"

『ゼノギアス』のヒロイン「エリィ : エレハイム・ヴァン・ホーテン」

エリィ : エレハイム・ヴァン・ホーテン
(Elley : Elehayym Van Houten)
声:冬馬由美
年齢:18歳(創始暦9981年誕)
身長:164cm 体重:46kg B/W/H:86cm / 57cm / 84cm
搭乗ギア : ヴィエルジェ → ソフィア専用ギア・バーラー(E・レグルス)
アニマの器「ディナ」
村を出奔直後のフェイと出逢うゲブラーの将校で階級は少尉。一人称は「私」(まれに「あたし」)。高いエーテル能力を持ち、限られた人間しか使用できないエアッドを扱えるほどであるが、ユーゲント(士官学校)時代にドライブ(能力を一時的に高める昂揚剤)を投与された際、エーテルを暴走させて重傷者を出したことがトラウマになっており、エレメンツ就任の話も来ていたが辞退している。

父エーリッヒと母メディーナの実子だが、家に地上人の乳母が居たこととソラリス人らしからぬ肌の色のため、母からの出生に疑問を抱いている。フェイ同様、常に自分の居場所を求めている。そのため、最初は自虐的な一面が多かったが、フェイと出逢ったことで母性に目覚め、いつしか「聖母の再来」といわれるようになっていく。同時にフェイと愛し合うようになる。

名前を英字にすると「Elehayym」と綴り、逆から綴ると「Myyahele(ミャンイル)」となる。これはミァンが主体エレハイムに対しての補体として存在しているためである。また「ele」はヘブライ語で「神」という意味で、語意として「打ち倒すもの」「ここにある」などの意味を持つ。

生身では、体力、防御力はかなり低いため、肉弾戦には向かない。高いエーテル力を活かすのが唯一の活躍法だが、ギア時と違いスピードも決して速くはない上、エーテル攻撃に成功率が設定されており、失敗時にはダメージが激減するなどのことから、扱いにくい印象がある。ただし、強弱の差が大きいパーティ内において決して弱い部類ではなく、アクセサリによっては十分に前線で戦える。

また初めは敵対勢力であるためPTに入ってもすぐに離脱してしまい、戦うこともあるがヒロインという立場もあり、結果的によくパーティー入りすることになる。が、ディスク2の半ばからカレルレンらに拉致されてしまうため、以後はパーティーに加入しなくなってしまう。
エーテルダブル等でエーテルを強化することによって、エアッドは凄まじい攻撃力になる。

出典 ゼノギアスの登場人物 - Wikipedia

エリィ : エレハイム・ヴァン・ホーテン

エリィ : エレハイム・ヴァン・ホーテン(前世はソフィア)

エリィの搭乗ギア : ヴィエルジェ

E・レグルス
搭乗者はエレハイム・ヴァン・ホーテン(前世であるソフィアも同調していたが未搭乗) 
同調したアニマの器は「ディナ」

聖戦士ダンバインのビルバインに似ていますかね。

エリィの搭乗ギア : ソフィア専用ギア・バーラー:E・レグルス

その他の『ゼノギアス』のプレイヤーキャラクターと搭乗ギア

シタン : シタン・ウヅキ/ヒュウガ・リクドウ
(Shitan : Shitan Uzuki/Hyuga Rikudou)
声:田中秀幸
年齢:29歳(創始暦9970年誕)
身長:182cm 体重:68kg B/W:95cm / 75cm 
搭乗ギア : ヘイムダル → E・フェンリル
アニマの器「アシュル」
本名はヒュウガ・リクドウ。3年前、フェイがラハン村に来た前後に妻のユイ、無口な娘ミドリと共にラハン村近くの山頂に家をかまえた医者で、万物に精通し、武芸にも秀で、皆から先生と呼ばれる男。機械いじりが趣味。表向きは温厚な性格だが、時として厳しく非情な面も見せる。また旺盛すぎる知的好奇心を抑えきれない一面もあり、子供のようにはしゃいで周囲を唖然とさせてしまうこともある。フェイのセリフから料理は下手らしい。

ソラリス3級市民出身であり、過去にソイレントが原因で発生した感染事件の際に家族を全員喪い、更にその頃から神童として名高かった当時12歳の彼にあらぬ疑惑をかけられ、迫害されたことがあった。その後、ラムサスのとりなしでユーゲント(ソラリス士官学校)に入学。シグルドやジェシー(ジェサイア)、ラムサスと交友を結ぶ。

エレメンツ時代は水元鎮守府の統括を担当。Gエレメンツ、アルカンシェル、バントライン、アハツェンに採用された変形機構、ヴィエルジェに搭載された小型エアッド、ワイバーンなど数多くのギア開発もこなした。ソラリスの高位役職である守護天使に就任後、シェバト侵攻を指揮した際にユイと出逢い、それ以来個人的にシェバトに通うようになりユイと結婚。またその時にガスパールから素手での武術を習った。ソラリス守護天使という最高クラスの役職についており天帝の命令でフェイを監視している。徒手空拳で戦うが、途中から自ら封印していた刀を使う事になる。刀使用時の戦闘能力は極めて高い。刀での技には一部切腹しているように見えるものがある(実際は後ろ向きに敵を刺しているだけ)。公式サイトには眼鏡を外すと剣客として覚醒すると書かれていたが、設定資料集に掲載されたシタンが覚醒してモミアゲが伸びる田中久仁彦落書きにそもそもシタンは覚醒しないという高橋哲哉のコメントが付けられている。

シタン : シタン・ウヅキ/ヒュウガ・リクドウ 搭乗ギア : ヘイムダル → E・フェンリル

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