そのとき、群衆のなかから貧しい身なりだが、世にも希な美少女が現われ、不当な裁判に抗議していた。政治的陰謀の罪で財産を没収された貴族の娘オルテンシア(O・ピッコロ)である。
おりしも、正義を説く修道僧フランシスコ(G・アルベルティーニ)が鞭打ちの刑に処せられていた。
突然、黒馬、黒装束、黒覆面の騎士が現われた。剣できざむZの文字もあざやかに、兵隊たちをさんざんいためつけるといずこともなく去っていった。
こうして黒騎士ゾロはたちまち英雄にまつり上げられていった。
その頃、オルテンシアは、自分に思いをかけるウエルタが強引に唇を奪おうと迫ったある夜、
闇の中から音もなく現われて窮地を救ってくれたゾロに、甘い恋心を抱きはじめていた。
いっぽう、権謀術数を弄した計画が、次々とゾロによって破られるウエルタは、ひしひしと迫る黒マントの脅威に悪らつな計画をもって対せんとしていた。オルテンシアを牢獄に入れ、ゾロをおびき出そうというのだ。しかし、この計画もゾロの奇襲によって水泡に帰した。
やがて、ウエルタの命令でニュー・アラゴン全土に戒厳体制がしかれた。そこでディエゴは、二役をこなしてゾロが総督を人質にしたかのごとくふるまい追ってから逃れようとする。だが幾千の兵隊がゾロを次第に包囲し、ゾロと総督を乗せた馬車は絶壁から大海原へと消えていく。
勝ち誇るウエルタは、権力を利用してオルテンシアとの結婚式を挙げようとしていた。
しかし、その教会にゾロが姿を現わした。いよいよ宿命の対決の時がきたのだ。
ゾロとウエルタの息ずまる死闘が続いた。
最後の瞬間、ゾロは黒覆面をとってドン・ディエゴにもどった。そして紫電一閃、ウエルタはゾロの鋭い刀のもとに倒れた。
ニュー・アラゴンに正義と平等が戻り、ゾロは愛馬を駆って草原の彼方に消えていった。
出演している俳優陣の演技が見事です。またゾロの剣さばきが素晴らしいです。
格好良すぎるアラン・ドロン
衣装を纏い馬に乗る姿が素敵です。
映画では、馬に飛び乗るシーンがありました。
馬を上手く乗り扱っています。流石です!!
昭和50年)の夏に発行されたスクリーン誌のジャンボサイズのグラフ集「アラン・ドロンのゾロ」です。