実は、凄いゲームなのです!

ウィザードリィは対戦している魔物の画像を表示した「コマンド式戦闘システム」というものを確立しました。このシステムはバーズテイルやドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーといった後のゲームに模倣されています。また、基本職での下積みを経て、上級職へキャラクタークラスの変更を行う、クラスチェンジの要素を初期の方で取り入れたゲームであったのです。
アメリカ生まれ!その概要とは!

ウィザードリィのゲーム性

ウィザードリィのキャラクターシステムとは!?

職業やステータスも多彩である!


気になるストーリー!
都市国家リルガミンは、周辺に無数に存在するダンジョンから掘り起こされる財宝により
強大な富を誇り、多くの冒険者たち、そして多くの魔をも惹きつけてきた。
かつて狂王トレボーやワードナを生み出し、数多の災いに見舞われたが
それらは全て冒険者達の手により退けられてきた。
そしてまたリルガミンを災厄が襲いはじめた。
リルガミンの地底深くには「力の結び目」があり、それは三軸の門に囲まれている。
4大元素の力が不安定になると、門を守護するゲートキーパーが門の中に入り
再び調和を取り戻すための儀式を行うことになっていた。
しかしブラザーフッド教団の高僧・美女ソーンが教団を裏切り、
邪悪な秘呪で4大元素の調和を乱してゲートキーパーが門へと入ったところを捕らえたのだ。
冒険者達は三軸の門の中で囚われの身となったゲートキーパーを助け出し
ソーンを倒してリルガミンに再び安定を取り戻すべく地底の迷宮へと入っていく…

一番最初の「キャラクターを作る」ところから、やり込める!

かの有名な、「ドラゴンクエスト3」にもあの有名な「ルイーダ酒場」で、自分の好みのキャラクターや職業をつくれますが、ウィザードリィシリーズは、その根本が大きく違います。ドラクエやFFのモチーフとなっただけありますね。
まず、職業はステータスの値と事前に決める性格によって選択できる範囲でしか決められません。
ステータス値は「ちから」「ちえ」「しんこうしん」「せいめいりょく」「すばやさ」「うんのよさ」の6種類です。
この6種類のステータス値と3つの性格によって、選べる職業の範囲が決まってきます。
性格は、「善」「中立」「悪」の3種類です。
ステータス値の決定は、種族の基本能力値とボーナス値によって決められるのです。
じつはこれが、このゲームの真骨頂ともいえるべき点なのです。
キャラクターの名前を決めた後、性格を決め、人間、エルフ、ドワーフ、ノーム、ホビットの5種類の種族をまず選択します。まずは、性格を決めます。性格を決めた時点で選べない職業が出てきます。
次に、種族を選択します。
人間は、「しんこうしん」以外のステータス値が平均的に設定されています。
エルフは「ちえ」と「しんこうしん」が高く設定されていますが、「せいめいりょく」や「うんのよさ」が低くなっています。
ドワーフは「ちから」「しんこうしん」「せいめいりょく」が高い分、他が低く設定されています。
ノームは「しんこうしん」「すばやさ」が高いのですが、他が少しだけ平均値より低くなっています。
ホビットは「すばやさ」「うんのよさ」が以上に高い半面、他がかなり低い設定となっています。
そして、この基本ステータスの値に「ボーナス値」が7から60の間で、ほぼ運のみで振り分けられるのです。ほとんどが7から10で、まれに20前後、すごく運が良くて40前後、最高にレアでMAX60という
ボーナス値が振り分けられるのです。ほぼ運です。
すべての種族は、基本値に10プラスした数値がその種族の最大値となります。なので60のボーナス値のときはいきなり全てMAXステータスの種族別のキャラクターを作れてしまいます。
例えば人間を選んだときは、
ちから 8→18
ちえ 8→18
しんこうしん 5→15
せいめいりょく 8→18
すばやさ 8→18
うんのよさ 9→19
こうなります。
最初から最強です。また、この場合は最初からほとんどの職業を選択できます。
性格により、選択できる職業の差があります。
善なら最強の職業は上級職のロード、悪なら上級職の忍者となっています。
中立だと、どちらにもなれない代わりに、中立のメリットもあります。
中級職の侍は善と中立ならなることが出来ます。
種族はどれを選んでも、ステータス値をあげれば、どの職業も選択できます。
通常は、レベルをあげてやっとたどり着ける職業にも、ここの頑張り次第で、いきなり上級職になれてしまうのです。
最初からなにも進めず、いきなりやり込めてしまうわけです。
最強のキャラクターができるまで







キャラクターの年齢によって、ステータスが下がる!?
このゲームは自動でレベルはあがりません。
レベルを上げるのに、あることをしなくてはならないのです。
既定の経験値に達しても、宿に泊まらないとレベルはあがりません。宿にはランクがありますが、レベルアップだけなら、最低限の「うまごや」でも大丈夫です。
ただし、1回止まると、キャラクターの時間が1週間分奪われます。おかしな言い回しですが、これが正解です。時間を奪われると年をとってしまうのです。
最初は14歳から16歳くらいなのですが、少しずつ老化していきます。転職をすると、一気に10年以上時間を奪われます。
では、実際問題、キャラクターが年を取ったらどうなるのか?レベルアップ時に容赦なくステータスが下がります。40歳とか超えると下がる一方です。どうにもなりません。
このシステムもリアルな緊張感を生み出してくれるウィザードリィならではの面白さでもありますね。
使え!ターボファイルⅡ
このゲームの当時の凄いところは、「ターボファイル」というアイテムで、FC版の過去のウィザードリィ作品のデータを引き継いで、SFC版でもプレイヤーとして使える点です。
そのほかにも、細かいキャラ設定がいろいろ施されています。


謎の機能QアンドA
Q,タイマーせっていという項目があるのですが、いったいなんでしょう?
A.戦闘速度の調節です。1か無限(インフィニティ)がおすすめです。1早すぎて読めないくらいで、無限はボタンを押すまで待ってくれます。
Q.ステータスの「Rip」ってなんですか?
A.キャラクターの死亡した回数です。
Q.ステータスの「SWIM」ってなんですか?
A.キャラクターの泳ぎの上達度です。

裏技も結構すごい!
スーパーキャラ誕生
まず訓練場に行ってキャラを何人も作り、キャラのリストをいっぱいにする。
次にマハマンとマロールの呪文が使えるキャラを1人用意してダンジョンに入る。
そして、敵と戦闘に入ったらマハマンの呪文を唱える。 ここでその効果の中に「すいとられた レベルを かいふくする」という項目が出たら成功。
あとはこれを選び、次のターンにマロールの呪文で戦闘から抜け出す。
そのまま、地上に戻って訓練場に行く。
ここで、キャラリストを見てみると 誰か1人のレベルと最大HPがとてつもなく上がっている。 この手順を繰り返せば、何人でもスーパーキャラを作ることができる。
呪文を盗んで覚える
まず、パーティのメンバーに何もアイテムを持たない盗賊か忍者を加えて、ダンジョンに入る。
次に、ダンジョンにいるいずれかのNPCのところへ行く。
NPCに会ったら「ぬすむ」を選んで、アイテムを持たない盗賊か忍者に盗ませる。
これで、アイテムを盗むことができたら成功。盗んだキャラのステータスを見てみると 使用回数が0の呪文をいくつか覚えている。
この技はNPCが気付かないかぎり、何度でも試すことができる。
1回成功するたびに2~3の呪文を覚えて、何度か成功すると呪文の使用回数が増えていく。
ただし何回も続けていると、盗んでいるキャラのACが異常に高くなり、敵から攻撃を受けやすくなる。
笑うヤカンを倒そう!
レベル20くらいでないとできないが、B1Fの東22、北30の位置にNPC「笑うヤカン」がいる。
闘って倒すと、500000以上の経験値が手に入るが、かなり強いので、気合を入れること。

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みなさんの感想など!
キャラクターにリアリティがありあまっている!・・・まとめ!
マロールという呪文がありますが、座標を使ってワープできるのです。でも、存在しない座標やでたらめにワープすると、「石の中にいる」というメッセージとともに全滅します。
また、生き返らせることに失敗すると、ロストという表示に代わり灰になります。
あまりにも年齢が行き過ぎているキャラが宿に泊まり、突然この状態におちいり、勝手に埋葬されたりします。ロストしたキャラのデータは当然残っていません。
そんなウィザードリィシリーズの4作目なのにⅤというこの作品。最後の敵ソーンを倒すまでの道のりはけっこう難関です。

また、ソーンを倒した後も、地下777階にてララ・ムームーというエジプト人を倒さなくてはいけません。
エンディングは見た後になりますけど。


左の敵が、ララ・ムームーかと思いきや、ネザーデーモンという悪魔でした。
しのブレスには要注意です。

右の敵かと思いきや、ダークロードという名前の敵です。首をはねられないように注意してください。

今度こそ、と思ったらアークデビルでした。かなり強いので、頑張って倒しましょう。

やっと会えた、ララ・ムームー・・・。エジプト人じゃないどころか、人でもない。ラクダとかにしか見えないが、とにかくコイツで間違いない。コイツを撃破すれば、本当にすべてが終わる!
とりあえず、先の3匹のあくまで生き残れたなら、おおよそ瞬殺できます。ラクダですから・・・。
エジプト人、ってただのイメージの問題なのでしょうね。
倒すと、レアアイテム手に入ります。これの繰り返しで、強い武器をたくさん手に入れ、誰に挑むわけでもなく、キャラクターを無限に強化できるのです。そう、ただひたすら強く!!
こんな感じのゲームでしたが、いかがでしたでしょうか?実際は言いたいことが多すぎて5分の1も紹介できていないのが現状で申し訳ない限りですが、おすすめです。
絵がグロイとか、描写が残忍とか言わずに、ぜひやってみてください。きっと3日くらい寝ずにプレイして魂がロストすることになるくらいハマるはずですから。