通常の敵の配置は制約があるものの、モンスターのパーティーを組ませるのには、色々と考えたものです。
「ここではこいつはこいつとセットで出現して・・・」など、色々なパターンも考えるのが楽しかったですね。
また、上記のように画面いっぱいの巨大なモンスターも配置することができます。
迫力のボス戦闘を自分たちの手で作るという、この心の高揚感は、遊んだことのある人にしかわからないものです。
サンプルゲームも秀一!
サンプルで制作されているゲームは、「こんなものが作れるのか!」と驚愕してしまうほどしっかりしたものでした。
誰しも、まずはこれを遊んでみて、「こんなイベントが作れるなら、じゃあ僕はこんなものを・・・」を考えながら、プレイした経験者も多いはず。
ストーリーが早足で進むのは、容量の問題とのことです。
やはりSFCでは限界があるようですが、それでも大作はプレイヤーの発想一つで変わりますから、文字通り百人百通りのものが作れます。
そんな本作ですが、問題点がないわけでもなく・・・
当然、全てにおいてパーフェクトと評価されたわけではありません。
やはり当時としても問題点は多くございました。
・SFC用ソフトという事で、容量が限界を迎えることが多い。
・文章を作るのに、コントローラーを使用するので、文字を入力するのがとても面倒。
・データ保存が一つだけのため、作ったゲームを友人に遊んでもらうとなると、このカセット自体を渡さないといけない。
などなど・・・。
まだまだツクールシリーズとしても未成熟であった当時では仕方のないことなのですけどね。
twitterでは今でも話題にあがります。
自分で作る楽しさを感じてみてください
RPGツクール SUPER DANTE、いかがだったでしょうか。
この「RPGツクール SUPER DANTE」は、PCだけでしか味わえなかった「ゲームを作る楽しさ」を、どんな方にも手軽に楽しめる用にSFC用として販売された、いわば宣伝のような作品です。
本作品を遊んでみて、もっといろいろ作りたい!もっといろんなことをやりたい!と感じたユーザーは、PC版へと手をだし、そしてそれがきっかけで、本物のプログラマーへと育った方もいることと思います。
今なお新作がドンドンと発表、販売されているこのツクールシリーズ、その性能はもっともっと向上していくことでしょう。
この記事を読んで頂いて、興味を持って頂いた方は、古い作品だからと思わず、是非遊んでみてください。
その自由度の高さにビックリすると思いますよ。