ひと夏だけの物語とは思えないほど、
さまざまな事件が起こり、心は揺れ続ける。
3人の切ない恋の三角関係の結末は・・・?!
『君といた夏』

『君といた夏』
あらすじ
大学生活最後の夏休み。就職の内定ももらい、思い切りエンジョイしようと考えていた入江耕平(筒井道隆)は、大学の研究室の後輩である杉矢稔(いしだ壱成)と同居計画を立てていた。
そんななか、入江の親戚の娘である朝美(瀬戸朝香)が、短大入試に向けての夏期講習の為に数週間、居候する事に。
久しぶりに会った朝美は、髪を赤く染め、たばこを吸っている。耕平と稔は驚きを隠せない。
そして朝美が訪れたと同時に、海外へ赴任中だった耕平の父が負傷して母が看護に出かけてしまう。
ここから、3人の共同生活がはじまる。
憧れていた憬子(松下由樹)が、村上(乃木涼介)との婚約を破棄したと知って揺れる耕平。そして憬子も耕平の気持ちに気づき、2人は恋仲になってゆく。
朝美は耕平を好きになるが、想いは届かない。そんななか一夜の過ちでヤンキー時代の元彼である相沢(大沢たかお)の子を妊娠するが、相沢には新しい女がいた。
女ったらしのレッテルを貼られている稔は、加奈子(小沢真珠)に想いを寄せていたが、次第に朝美に惹かれ、子どもの父親になりたいとまで言う。
主な登場人物

入江耕平:筒井道隆

杉矢稔:いしだ壱成

佐野朝美:瀬戸朝香

橘加奈子:小沢真珠

相沢涼一:大沢たかお

澤井憬子:松下由樹
切ない夏の思い出を代弁してくれる!ユーミンの名曲が主題歌
最終回のネタバレ
稔は自分の想いをぶつけ、朝美を抱きしめる。しかし朝美が好きなのは耕平だということも知っている。
そして稔は耕平に、朝美のことを本気で好きになるようお願いし、自分は身を引く決心をする。
しかし耕平は、憬子に「忘れられない。好きだ」と言われる。耕平は「もう遅い」と言い、研究室をあとにするも、複雑な心境は続いている。
その後憬子はアメリカへ留学することを決めるが、耕平に一緒に来てほしいと一方的に航空券を渡す。
朝美は憬子からの航空券を見つけ、耕平に自分のことが好きかと問い詰めるも、耕平は答えられない。
そんななか耕平への想いを素直にあらわせず、稔と「寝た」と嘘をつく。耕平の家に居づらくなった朝美はひとりで黙って家を出ていく。その途中、車にはねられた朝美は、危険な状態で病院に運び込まれる。かけつけた稔たちからの輸血を受けて、無事に退院できることになる。
いよいよ憬子がアメリカへ出発する日、耕平は空港へと向かう。
最後に耕平が下した決断は、憬子と一緒には行けない・・・!
稔は兄の意思をついで医者をめざすことに。地元に帰って予備校生となる。
朝美も地元に帰って自分の生活を取り戻す。
最後は3人が決意新たにそれぞれの道を歩んでゆく。
ひと夏だけの恋らしく、爽やかに、でも色濃い思い出として美しく描写されている。
主題歌であるユーミンのHello my friendが、心に沁みる作品となっている。