聖者の行進とは??

登場人物

町田 永遠 演 - いしだ壱成

葉川 もも 演 - 酒井法子

土屋 ありす 演 - 広末涼子
高原 廉 演 - 安藤政信
6歳から生まれたばかりの妹の鈴と共に、施設で育った。(妹と離れないようにに知的障がい者の振りをしていた。)次第にももに好意を寄せるようになる。
水間 妙子 演 - 雛形あきこ
軽度の知的障がい持ち、障がい者達のまとめ役的な少女。
高原 鈴 演 - 松本恵
廉の妹。工場で働くメンバーの中では、最も重い知的障がいを持っている。
加賀美 歩 演 - 渡辺慶
子供っぽく人見知りも激しい。
猪瀬 辰雄 演 - 小林正寛
重度の知的障がいを持っており、抑制が効かず、人に恐怖心を持たれてしまうこともあるがねはとても優しい。
間中 順治 演 - 斉藤洋介
工場の現場監督。とても優しく、工場の中で永遠たちの唯一の理解者。
ストーリー
知的障がいのある永遠の面倒に疲れた両親は、同じく知的障がいのある青年らが勤めている工場に永遠を住み込みで働きに行かせることに。

工場で働く仲間たち

工場にボランティアで音楽を教えに来ている高校教師のももと生徒のありす。

永遠が障がい者とわかりショックを受けるありす
ありすは永遠と家出をするのですが、連れ戻しに来た父親のいうことを聞いて永遠を置いて戻ることにし駅へ…ありすを追ってきた永遠は駅で線路にありすから預かっていたペンダントを落としてしまう。拾いに線路に入った永遠の前に貨物列車が!!!気づいたありすは永遠をかばい亡くなってしまいます…。

永遠が大好きな鈴。
工場長(段田安則)のよる性的虐待を受け続け苦しむ妙子、永遠と共に助けを求め、工場で唯一の理解者である間に相談をする。事実を聞き、工場長のもとへ話に行く間中だったが、家族を引き合いに脅され、虐待に加わるように命令されてしまう。
永遠に泣きながら角材を振りかざした間中。それを見ていた鈴は永遠をかばい角材で殴られ、失明してしまう…。
ももは鈴の失明の原因を探る中、妙子の妊娠に気づき、永遠の体中のあざを発見する、永遠たちが日常的に虐待されていたことを知り、裁判を起こす準備を始めます。
そんな中、裁判でのすべての発覚をおそれた工場長は廉に妹の鈴の身の安全と引き換えにすべてを知る作業員の三郎を殺害するように命令し、廉は実行してしまいます。
最終回は!?
社長の裁判が始まりました。
障がいを持つ永遠の言葉は裁判官に届くことはなく、社長は無罪となってしまいます。
廉は自首することを決め、鈴を実の母に預けようと考えますが、再婚し家庭を持っていて無理だとわかり絶望します。
絶望に陥った廉は社長を殺して、鈴と心中しようと工場に火をつけます。
鈴と廉は間一髪仲間たちに助けられますが、永遠は助けを求める社長のもとへ行っていしまいます。社長は危険を顧みず助けに来た永遠を逃がすのでした。

工場に火をつけた際、社長に致命傷を負わされてしまった廉
工場は全焼しました。
工場跡には新たな障がい者のための施設が建設されることになります。永遠たちの唯一の理解者であった間中が中心になり、二度と悲劇が起きない愛のある施設を。
妙子は子供を産むことを決め、楽しみにしています。
鈴も永遠も純粋な心のまま仲間と共に生きていきます。
みんなで幸せを願い、”聖者の行進”を演奏して物語は幕を閉じました。

見ていてつらくなるようなシーンもたくさんあり、重いテーマの作品でしたが、永遠や鈴の純粋さや、妹を想う兄の姿、ありすの死、人と思えないほど非道な社長が最後の最後で永遠を逃がす気持ちを持っていたこと。いろいろと考えさせられる心に残るドラマでした。
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懐かしく思った方はご覧になってみてはいかがでしょうか??