初めての奉公

家事手伝い ▶︎ 初めての子守奉公
NHK朝ドラの「伝説」のヒロインたち―『おはなはん』『おしん』、そして『あまちゃん』へ | nippon.com
ここまでで身につけた技能・・・・・子守、掃除、洗濯、大根飯の調理

中途退職 ▶︎ マタギの手伝い
映画「おしん」と「蚊遣り豚の謎」: 多摩湖畔日誌
潜伏生活中に身につけた技能・・・・・ひらがなの読み書き、数をがぞえる、足し算、
引き算、九九、ハーモニカ演奏、
詩の暗唱(「君死にたもう事なかれ」与謝野晶子)
再び家事手伝い(再就職活動難航)
重罪犯(脱走兵)と山に潜伏していたということで、おしんは「札付き」の存在になり近隣での再就職活動に難航する。
2度目の奉公

子守奉公 ▶︎ お嬢様のお相手
NHK-BS「おしん」少女編: ~日々の出来事~

女中頭 兼 社長秘書に出世
おしん総集編(青春編)1 ‐ ニコニコ動画:GINZA
加賀屋で身につけた技能・・・読み書き、算盤、帳簿付け、文書作成、書道、着物の仕立て
茶の湯、生け花、フォーマルな料理、礼儀作法など
また実家に戻る
勧められた結婚話を断ったおしんは実家に戻る。
そこに製糸工場勤で体を壊した姉が戻る。
姉は髪結いになることを夢見ていたがおしんに夢を託して亡くなる。
姉の療養にかかった費用のため兄はおしんを女郎として売ることに決め勝手に契約を結ぶ。
母親がおしんを逃すが、契約不履行となったため家に女衒が契約金を取り返しにきて大変なことになる。
髪結い修行

押しかけの髪結い見習いに
日剧 阿信 国语 经典怀旧电视剧 小林绫子 田中裕子 乙羽信子 全集 - 专辑 - 优酷视频

洋髪の腕と営業力で売れっ子髪結いに!
NHKオンデマンド | おしん 79回 青春編
髪結い修行で身につけた技能・・・・・日本髪及び洋髪の結髪、標準語、営業力、代筆
結婚
田倉竜三は何人ものカフェーの女給達から同じ筆跡の恋文をもらい、教養が感じられる文面から代筆の書き手であるおしんに興味を持ち知り合う。
おしんは父親に居所を知られて多額の仕送りを迫られる。
無理がたたって倒れたところを助けてくれた竜三と結婚する。
最初は反対していた田倉商店番頭の「源じい」はおしんの人柄に心酔して竜三の両親へ結婚の取りなしの手紙をしたためてくれる。
そして源じいの手紙に心を動かされた竜三の父が上京する。
詳しすぎる「おしん」のあらすじ : おしん(第82話)あらすじ
旦那はイマイチ仕事のできない男だった。
旦那は輸入服地を扱う商売をしていて目利きではあったが、営業力のない殿様商売の男であった。
在庫をさばききれずに倒産の危機に陥るがおしんが思い切って露店を出して在庫を処分して危難を乗り切るのだった。
習得した技能・・・露店の出し方、テキ屋に習った仁義の切り方
既製服を売る
心機一転服地をそのまま売るのではなく既製服を作る事を思い立ち、ミシンを入れる。
おしんもミシンや型紙の作り方を習い覚えるのだった。
習得した技能・・・ブティックでの接客、ミシン縫製、洋服型紙制作、洋服の仕立て

関東大震災
NHKオンデマンド
流転

震災で被災 ▶︎ 佐賀の本家に身を寄せて開墾の手伝い ▶︎ 子供を連れて逃亡
NHKオンデマンド
髪結いに戻ろうと東京に舞い戻るが佐賀の農作業中に刃物で怪我をした右手は元に戻らず髪結いはおろか仕立ての仕事も商売にできる腕には戻らなかった。

どんど焼きを売る。
新・なつきのモンテ観戦日記ブログ: 衝撃の事実!?おしんが、あのNDスタ名物のどんどん焼きを売っていた?
山形の実家に髪結い時代のおしんの仕送りで建てた新しい家は兄のものでありおしん親子には居場所がなかった。

飯屋をやる
身につけた技能・・・どんど焼き、飲食店経営、調理師、酒場での接客
伊勢で魚を売る

魚の行商を始める
NHKオンデマンド | おしん 170回 自立編
姑が隠していたおしんからの手紙が竜三に渡り、おしんと竜三は伊勢で復縁し、行商の傍らようやく店を持つこととなる。
購入したもの・・・配達用自転車、冷蔵庫
魚屋の店を持ち、子供も増えてようやく生活が落ち着いたかに見えた頃、また竜三の悪い癖が出る。
地道に日銭を稼ぐ商売よりも楽してドーンと儲けるのが男らしい生き方という心情の男なのだ。
というわけで軍の指定納入業者となりトラックで魚やかまぼこ、はんぺんなどをを仕入れて軍に納入する仕事をすることとなる。
購入したもの・・・トラック
さらに儲けようとして工場を開設して、軍相手にかまぼこやはんぺんなどの製造直販に乗り出す。
店で小売を続けていては軍物資横流しの疑惑をかけられるので店を閉じておしんは専業主婦となる。
終戦・・・また再出発
長男の雄は戦死、夫の竜三は終戦の報を聞いて、また全ての事業・資産を失ったことを悟り自殺した。
おしんはまた荷車を引いた魚の行商から再出発してオート三輪での販売へとすすみ、ようやくまた店を持つに至る。
習得した技能・・・オート三輪の運転(次男・仁に習った)
習得しなかった技能・・・自転車(長男・雄の漕ぐ自転車の後ろに乗っていたことはある)

はっちゃんの戦後
日剧 阿信 国语 经典怀旧电视剧200级以后 小林绫子 田中裕子 乙羽信子 更新完 - 专辑 - 优酷视频
雄の戦友、川村は身内の全てを戦争で失い世の中への反発から高利貸しになっていた。
雄に対する思いからおしん一家の不遇に想いを寄せ、商売に向かない土地でのおしん一家のこれからを心配して駅前の土地を購入しておしん贈与する。
雄の想い人でもあった初子の戦後の何もかもを理解の上で結婚を申し込み、初子の心も揺れるが、駅前の土地の登記所の写しがおしんに届いた朝、新聞に川村の不慮の死が報じられたのだった。
手に入れたもの・・・駅前の一等地を100坪
次男は死んだ旦那そっくりの気性だった
死んだ長男はおしんによく似た思いやりと向学心に溢れた性格だったが、次男仁(ひとし)は父親にそっくりで世情に流されやすく地道なことが嫌いで濡れ手に泡を求める気性だった。
戦争中は特攻隊に憧れて志願し、終戦後はおしんが学業を勧めるのを蹴っておしんの仕事を手伝ったが「魚1匹2匹をちまちまと売る様な仕事」を嫌い、「でっかい仕事をするのが男の生き方」と言って家出して上京する。
軍隊時代のつてを頼ってデパートに就職するが学歴がないため配送に回されると「やってられるか」と1週間もせずに飛び出して、すねてすさんで名古屋で女のヒモとなっていたところを初子に連れ戻される。

駅前の土地で再出発
NHKオンデマンド | おしん 228回 再起編
新しい物好きの仁はおしんの反対を押し切ってアメリカのような最新式のセルフ方式の店(スーパーマーケット)をやりたいという。
仁は手をつけていたお手伝いの百合を捨てて出資目当てに名古屋のアパレル会社の娘との結婚を画策し、傷心の百合はおしんの家を飛び出す。
おしんは渋々仁の結婚を認めるが出資は断り、スーパー出店の資金を昔馴染みの浩太に借りる。
嫁の父親は押しの強い性格で出資を断られても、自社製品を卸そうとするなど何かと店に関わろうとしておしんを苛立たせる。
ちまちました商売を嫌う仁はおしんの「手作り惣菜」の販売を嫌うが好評を集める。
仁は商売の拡張に夢中になりアメリカ帰りでスーパーに詳しい男と妹を半ば強引に結婚させる。
おしんは仁の身勝手な振る舞いに心を痛めるのだった。
習得した技能・・・スーパーマーケットの経営、レジスターの操作
手に入れたもの・・・浩太さんからの出資金
豊かさを求めて・・・
10年後、従業員数20名を超え、仁はチェーン店化に踏み切ろうとする。
反対するおしんだったが、その頃、昔の奉公先の加賀屋の遺児でおしんが育てた希望(のぞみ)と仁が捨てた百合が結婚しており2人が独立して陶芸の釜を持つための資金を仁が負担することを条件にスーパーのチェーン店化を認めが、百合は引越し当日交通事故死する。
チェーン店化が成功し、いち早くスーパー業界に進出したおしんは地域に確かな地歩を築き「スーパー田倉」は財界や銀行からも一目おかける存在となり、戦争未亡人から裸一貫身を起こしたおしんも立志伝中の人物となる。
その一方で第一線から退きつつもご意見番のように店のやり方に口を出し、古株の従業員達から支持されるおしんを、仁は煙たがる一坊で古臭いと思うようになる。
仁は昔、終戦直後に初子が醜業について仕送りをしてくれたことだけは心に刻んでおり、それに報いようと、初子に手芸洋品店を持たせる。
習得した技能・・・チェーン店経営
最後の一波乱
おしん81歳の誕生日に仁はこれまでの儲けのすべてをつぎ込んで従来の田倉にはない大規模店の経営に乗り出すことを告げる。
しかしおしんは仁が期待したように喜びはせず地に足のつかない計画だと渋い顔をしたのだが、予定地を知って驚愕する。
これまでの人生で幾度となく世話になってきた浩太の食料品店の近接地で、浩太の店の経営に壊滅的な被害を及ぼすことが予想できたのだった。
おしんは仁に計画を白紙に戻すように言うが、誕生祝いを不意にされた仁は気分を害し、おしんの意見を「義理人情などにとらわれてはいられない」と切り捨て、おしんはもうろくしたと家族に愚痴って見せるのだった。
おしんは息子の不義理な行為を浩太に詫びた。
浩太は謝罪の必要はないが自分も隠居した今、息子が生き残りを掛けて打つ手を止めることはできないと言った。
後日、浩太はおしんを呼び出して息子はスーパー田倉の太刀打ちできないような大手スーパーに店の土地を売りテナントとして入るよう商店街の意見を取りまとめていることを告げる。
そうなれば田倉の経営が傾くことは必至であった。
だがその計画となる土地の要所に浩太個人名義のままの土地があり、苦労してきたおしんの店をつぶすようなことはしたくない、息子の計画をやめさせることができると浩太は告げるのであった。
おしんは浩太の言葉を謝辞し、仁の自分勝手な心が招いたことで裸一貫からやり直すのも仁のためだと言って取り合わない。
17号店の開店の日、祝賀パーティーにも出ずにおしんは家出した。
そしておしんの長い不在の間に大手スーパーの進出があり、あっという間にスーパー田倉は倒産の瀬戸際に追い込まれたのだった。
習得し損ねた技能・・・大規模スーパーマーケットの経営

倒産の危機から一転

最終回
おしんの職歴のまとめ
家事手伝い⇒子守⇒マタギの手伝い⇒就職浪人⇒子守⇒お嬢様のお相手役⇒女中⇒女中頭兼社長秘書?⇒就職浪人⇒髪結い見習い⇒洋髪の出髪⇒専業主婦⇒露天商(輸入服地の叩き売り)⇒既製服店⇒夫実家に身を寄せ就農⇒どんど焼きの露天商⇒実家に出戻り⇒飯屋⇒居酒屋⇒魚の行商⇒魚屋⇒軍指定の納入業者⇒魚の行商⇒生鮮中心の食料品店⇒衣料品まで扱うスーパーマーケット⇒チェーン店化⇒更に多品目を扱う大規模なスーパーマーケット⇒経営戦略の練り直し
こうしてみるとおしんの本領は「何があっても我慢する辛抱」ではなく、「見切りの良さ」と「七転び八起きのめげない精神」にあることがわかります。