TBS金曜9時の男、宇津井健!

TBS金曜9時の男、宇津井健!

宇津井健さんといえばやはり「ザ・ガードマン」ですよね!TBS金曜夜9時のドラマに16年間主演されつづけた宇津井さん。この時間帯のドラマをふりかえってみたいと思います。


前回の記事「土曜9時の男、丹波哲郎!」をごらんくださってありがとうございました!
記事アップ後、NHK「ファミリーヒストリー」で丹波さんの息子さんの丹波義隆さんがゲストで丹波家の歴史が紹介されてましたね。もちろん丹波さんの懐かしい映像がたくさん出てました!
「なんてタイムリー」と自画自賛してしまいました(笑)

さて、TBSの黄金期を支えた俳優さんはもう一人いらっしゃいます。
「金曜9時の男」と呼ばれた「宇津井健」さんです♪

■宇津井健さんって?

宇津井 健(うつい けん、1931年(昭和6年)10月24日 - 2014年(平成26年)3月14日)は、日本の俳優である。身長173cm、血液型はA型。東京府東京市深川区出身。(現在の東京都江東区出身)
俳優座を経て、新東宝に入社。若手映画スターの一人として活躍。新東宝倒産後は大映に移籍、大映倒産後はフリーとなる。大映在籍時からテレビドラマにも進出し、以来60年近く第一線で活躍した。代表作は『スーパージャイアンツ』シリーズ、『ザ・ガードマン』、『新幹線大爆破』、『赤いシリーズ』、『さすらい刑事旅情編』、『信長 KING OF ZIPANGU』、『渡る世間は鬼ばかり』など。(wikipediaより)

このお顔は誰でもご存じですよね。

宇津井健さんはいろいろな役を経て映画「思春の泉」で初主役を演じました。

■映画『思春の泉』

『思春の泉』(ししゅんのいずみ)は、1953年(昭和28年)11月3日公開の日本映画である。中川信夫監督、新東宝と俳優座の製作提携作品、新東宝の配給作品である。白黒映画、スタンダードサイズ、10巻 / 2,420メートル(1時間28分)。宇津井健の映画デビュー作である。のちに『草を刈る娘』(くさをかるむすめ)と改題した。

宇津井さんは大学時代に馬術部だったので乗馬についてはお手の物。
この作品の主役は馬に乗れることが必要だったので宇津井さんが抜擢されたとか。
やはり俳優に特技・芸事は大事なんですね!

その後、宇津井さんは「リングの王者 栄光の世界」「スーパージャイアンツ」などで主役を務めます。「スーパージャイアンツ」はバラエティなどでネタにされがちなのでご存じの方も多いとは思いますが、これについては次の機会に詳しくお話できればと思います。今回はTBS金曜9時がメインなので…

さて上記「思春の泉」「リングの王者~」「スーパージャイアンツ」は新東宝の制作なんですが、宇津井さんは新東宝倒産後は大映テレビで活躍します。

その最も有名なのが「ザ・ガードマン」といっても間違いではないでしょう。

■宇津井健を「金曜9時の男」にした「ザ・ガードマン」

「ガードマン」という言葉は今では誰でも知っていますが、実はこの番組は日本警備保障(現在のセコム)がモデルとなっています。まだ「警備・保障」が一般的に知られていない時代なので番組タイトルは紆余曲折して「ザ・ガードマン」に決まりました。

「ガードマン」というのはこの番組で作られた和製英語なんです!

「ザ・ガードマン」の人気はものすごかったですよね。最高視聴率は40.5%だったそうです。
劇場版も2本あます。

人気が出ると文句を言う人が出るのも世の常。
アクションシーン、お色気シーンにクレームが出始め、また大映も倒産したことから1971年で終了してしまいます。

終了して40年近くたってもこんなCMができてます♪

見てるだけでほほえましくなってきますよね。

「ザ・ガードマン」は終了しましたが引き続き金曜9時台にほとんど同じキャストで「シークレット部隊」「が始まります。

シークレット部隊(-ぶたい)は、TBS系列で1972年4月7日~9月29日、金曜日夜9時から1時間枠で放送されたアクションドラマ。『ザ・ガードマン』の後継として意識されたこともあり、主演の宇津井はじめ、かつてのレギュラー陣が多く起用されている。全26回放送。(wikipediaより)

シークレット部隊

燃える兄弟(もえるきょうだい)は、1972年10月6日から1973年3月30日までTBS系列で放送されたテレビドラマである。大映テレビ制作、全26回。
父を殺された3兄弟が数々の事件を通して、結束し、生きていく姿を描く人間ドラマ。番組宣伝のキャッチコピーは「弓をひきしぼれ!ぼくらは悪のターゲットつらぬく三本の矢なのだ!」であった。(wikipediaより)

燃える兄弟

さて、「燃える兄弟」が終了して半年後、宇津井さんはこの金曜9時台に帰ってきます。「顔で笑って」です。

『顔で笑って』(かおでわらって)は、TBS系列で1973年10月5日から1974年3月29日に放送されたテレビドラマである。全26回。大映テレビの製作。(wikipediaより)

顔で笑って

これ、山口百恵さんの連ドラデビュー作なんですよ!

「顔で笑って」のあと半年を開けて「赤い迷路」が始まります。
ここから宇津井さんが「金曜9時の男」として本格的に復活です!

『赤い迷路』(あかいめいろ)は、TBS系列(当時の関西地区でのネットは朝日放送)で1974年10月4日から1975年3月28日まで毎週金曜日21:00 - 21:54(JST)に放送された日本のテレビドラマ。大映テレビ製作。主演は宇津井健。
赤いシリーズ第1弾。平均視聴率 18.9% 、最高視聴率 22.7%。(wikipediaより)

赤い迷路

この枠は「白い滑走路」~「赤い迷路」~「白い地平線」と「紅白」で続きますがこの次が名作・「赤い疑惑」なんです!

『赤い疑惑』(あかいぎわく)は、1975年10月3日から1976年4月16日までTBSで放送されたテレビドラマ。赤いシリーズ第2弾。
大島茂(宇津井健)は妻・敏江との間に、17歳になる娘・幸子(山口百恵)を持つ大学助教授。フランスにはデザイナーとして活躍する妹の大島理恵(岸恵子)がいる。実は、その理恵こそが幸子の本当の母親であり、幸子は大島家の実の娘では無かった。(wikipediaより)

赤い疑惑

当時とっても人気のあった作品ですよね。
当時、内出血のいたずら書きをして「赤い疑惑」ごっこをした人たちもいるんじゃないでしょうか。。
今のご時世では不謹慎きわまりないことしていたんですねぇ。。

『赤い運命』(あかいうんめい)は、1976年4月23日~10月29日にTBS系列で放送されたテレビドラマ。赤いシリーズ第3弾。平均視聴率 23.6%、最高視聴率 27.7%。(wikipediaより)

赤い運命

伊勢湾台風が物語の鍵になるドラマでしたが、これも今のご時世ではなかなか地上波の再放送は難しいかもしれませんね。

これにつづく「赤い衝撃」は主役は百恵・友和コンビとなり、宇津井さんは特別ゲストとしてし初回と後半に出演されています。

…というか!この記事を書くことになっていろいろと確認して初めて知ったのですが「赤い疑惑」「赤い運命」は主演は百恵友和ではないんですね!
主役はあくまで宇津井さんだったというわけです。
「顔で笑って」「赤い迷路」は宇津井さんが主役というのはわかりますが…

それだけ、百恵ちゃんの存在は強烈だったんですねぇ。。

そして次の「赤い激流」「赤い激突」で主演に返り咲きます。

赤い激流(あかいげきりゅう)はTBS系列で1977年6月3日〜11月25日に放送されたテレビドラマ。TBSと大映テレビの共同制作による赤いシリーズの5作目。
平均視聴率25.5%、最高視聴率は37.2%(最終回)を記録した。これは赤いシリーズ全体での最高視聴率であり、金9枠としても史上最高視聴率となった。(wikipediaより)

赤い激流

赤い激突(あかいげきとつ)はTBS系列で1978年6月23日~12月15日に放送されたテレビドラマ。赤いシリーズの7作目。(wikipediaより)

赤い激突

宇津井さんは「赤いシリーズ」は「赤い激突」で卒業しましたが、続く「薔薇海峡」「ひまわりの詩」でも宇津井さんは主演します。

『薔薇海峡』(ばらかいきょう)は、1978年12月22日〜1979年6月15日にTBS系列で放送されたテレビドラマである。
大学医学部の助教授を兼任する大学病院の外科医・川島俊夫は、病に倒れた義父の後を引き継ぐ形で市長選に出馬し当選する。だが、街には組織暴力の悪の手がはびこり始めていた。市民を守るために立ち上がった俊夫には、最愛の妻・川島ゆき子の謎の家出とそれを原因とする俊夫の義娘・川島真弓の不良化という家庭問題が襲ってきた…。(wikipediaより)

薔薇海峡

『ひまわりの歌』(ひまわりのうた)は、1981年11月13日から1982年5月28日までTBS系列で放送されたテレビドラマである。大映テレビ制作、全27回。
弁護士の大木英介と英介の法律事務所を中心に、様々な事件と調査員の活躍を描く作品として放送された。フィルム撮影が中心の大映テレビの連続ドラマでは初めてVTRで撮影された作品である。(wikipediaより)

ひまわりの詩

TBS金曜夜9時台の連続ドラマ枠はこの「ひまわりの詩」で終了します。

いかがですか?1965年の「ザ・ガードマン」から1981年「ひまわりの詩」まで、何度か間は空いたものの、約16年間にわたり「金曜夜9時の顔」として出演され続けてきた宇津井健さん。

他局のドラマや映画にもたくさんご出演されましたが、やはり宇津井さんといえば「金曜9時の男」という称号が一番ふさわしいのではないでしょうか。

残念なことに宇津井さんは2014年に亡くなってしまわれましたが作品はいつまでも語り継がれていくのですね。

最後に、宇津井さんがなくなったときにセコムが寄せたツィートをご紹介してこのコラムを〆させていただきます。

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