秋の気配 / オフコース
リリース:1977年8月5日
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:オフコース
ストリングス編曲:小田和正
『秋の気配』は、オフコースの11枚目のシングルで、バンド名の表記が "オフ・コース" から "オフコース" に変わった曲でもあります。男女の別れを歌った切ない曲で、オフコースの楽曲で人気投票をすると、必ず上位にランクする曲です。アーティストの中でも人気が高く、槇原敬之、渡辺美里、稲垣潤一ら多くのアーティストが自身のアルバム収録曲としてカバーしています。
近年のネット人気投票の結果はこちら。
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思秋期 / 岩崎宏美
リリース:1977年9月5日
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
編曲:三木たかし
『思秋期』は、岩崎宏美の11枚目のシングルで、作詞家の阿久悠自身が "自慢できる詞" と自負していた曲です。高校を卒業して3カ月の彼女が、レコーディング中、詞の内容に気持ちが高揚し、涙で歌えなくなってしまったエピソードは有名です。当時のことは、阿久悠が自著で次のように語っています。
当時、岩崎宏美18歳、阿久悠40歳。彼女がそう思うのも無理ありません。
編曲は三木たかしですが、実は、萩田光雄編曲の別バージョンが存在し、当初のシングル候補だったと言われています。
秋桜 / 山口百恵
リリース:1977年10月1日
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
編曲:萩田光雄
『秋桜』は、山口百恵の19枚目のシングルで、『いい日旅立ち』とともに「日本の歌百選」に選出されています。作詞・作曲は、シンガーソングライターのさだまさし。しっとりとしたバラード曲で、それまでの彼女のイメージを大きく変える楽曲となりました。
タイトルは当初、"小春日和" となる予定でしたが、酒井政利プロデューサーの提案で "秋桜"、しかも読みは "コスモス" に変更されます。紅白歌合戦では、彼女ではなく、さだまさしが1992年と1997年に本曲を歌いました。
カバー曲としても人気で、さだまさし以外にも、中森明菜、福山雅治、島津亜矢、ノーランズなど多種多彩のアーティストが様々なアレンジでカバーしています。
秋止符 / アリス
リリース:1979年12月20日
作詞:谷村新司
作曲:堀内孝雄
編曲:石川鷹彦
『秋止符』は、アリスの17枚目のシングルで、『3年B組金八先生』第1シリーズ "十五歳の母" の回の挿入歌として有名な曲です。16枚目のシングル『美しき絆〜Hand in Hand〜』と同日にリリースされました。元々は、アリスの7作目のアルバム『ALICE VII』の収録曲でしたが、評判が良かったことから特別にシングルカットされたものです。
"秋止符" という言葉は、"終止符" の "終" に "秋" を当てたものですが、リリースは "冬" の12月です。実は、アリスに先行して、横山みゆきが同曲をデビュー曲として9月にリリースしています。
風は秋色 / 松田聖子
リリース:1980年10月1日
作詞:三浦徳子
作曲:小田裕一郎
編曲:信田かずお
『風は秋色』は、松田聖子の3枚目のシングルで、初めてオリコンシングルチャートで1位に輝いた楽曲です。彼女がブレイクしたのは2枚目のシングル『青い珊瑚礁』の時ですが、1位になったのは本曲が初めてです。そして、本曲から足掛け8年で、24曲連続シングル1位の大記録を達成しています。
当時、彼女の曲は、資生堂の洗顔フォーム「エクボ」のCMソングとしてもおなじみで、『裸足の季節』に続いて本曲が起用されました。商品名の「ミルキィクリーム」と歌詞の「Oh ミルキー・スマイル」が重なり、商品の良いキャッチコピーになっています。
因みに、B面の楽曲『Eighteen』は、彼女にはめずらしい平尾昌晃の作曲です。サンデーズとして出演していた『レッツゴーヤング』で、よく歌っていました。
秋冬 / 原大輔など多数
◆原大輔版
リリース:1983年10月5日
作詞:中山丈二
作曲:堀江童子
編曲:竜崎孝路
◆三ツ木清隆版
リリース:1983年12月10日
作詞:中山丈二
作曲:堀江童子
編曲:石田勝範
◆高田みづえ版
リリース:1984年1月1日
作詞:中山丈二
作曲:堀江童子
編曲:若草恵
1980年に急逝した中山丈二の遺作で、遺品となったデモテープに録音されていた楽曲です。当時親交のあった有志で、デモテープ音源から彼の歌声を抽出し、新たな演奏を加え、レコードを自主制作しました。
ブームになったのは3年後。1983〜1984年にかけて、シングル、アルバム合わせて、少なくとも10人の歌い手が本曲をカバーしました。その中でヒットしたのが、歌手の原大輔、高田みづえ、俳優の三ツ木清隆で、特に原大輔版が高い評価を得ています。
秋からも、そばにいて / 南野陽子
リリース:1988年10月8日
作詞:小倉めぐみ
作曲:伊藤玉城
編曲:萩田光雄
『秋からも、そばにいて』は、南野陽子の13枚目のシングルで、シングルの売上枚数では『吐息でネット』に次いで2番目に売れたヒット曲です。彼女自身が出演する、江崎グリコ「ポッキー」のCMソングにも起用されました。当時、"アイドル四天王" と呼ばれた超人気アイドルで、オリコンシングルチャートでは、『楽園のDoor』から8曲連続でナンバーワンを獲得しています。
実は、彼女の楽曲で "秋" がつく曲はこれが2曲目。前年9月には、『秋のIndication』をリリースしています。