死霊の罠
日本初の本格的スプラッター映画と言われている「死霊の罠」。脚本は石井隆。監督は「天使のはらわた・赤い淫画」で認められた池田敏春。とはいえ、この作品は天使のはらわたシリーズなんでしょうか?確かに小野みゆき演じる取材クルーのレポーターの名前は土屋名美で、翻弄されまくってます。が、毛色が違うというのか、まぁ、「天使のはらわた」としては、間違いなく問題作ですね。
死霊の罠
ある人物から送られてきた“惨殺ビデオ“の謎を追う女性TVレポーターと、その仲間たちに襲いかかる悪夢のような惨劇を描いた、血しぶきあふれる和製スプラッタ・ムービー。
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この映画で気になるのは主役の小野みゆきよりも小林ひとみでしょう。本筋とは全く関係なく恐縮ですが、いつ脱いでくれるんだ?!とドキドキしっぱなしです。更には桂木文。「翔んだカップル」のイメージが強い彼女ですが、期待を裏切らない可愛さです!
が、小野みゆきは無視できません。本筋とは全く関係なく甚だ恐縮ですが、パンチラがなんともエロい!流石に主役をやるだけの事はあると妙に納得してしまいます。
この映画、日本映画のご多分に漏れず低予算だったそうですが、冒頭の惨殺シーンなど良くできており、チープさは感じません。しかし、スプラッターであろうが、なかろうが面白い映画ですよ。
それにしても、なぜ石井隆は主人公の名前を土屋名美にしたのでしょう?そこがちょっと気になる作品ではあります。
ヌードの夜
第33回ギリシャ・テッサロニキ国際映画祭:最優秀監督賞、第10回イタリア・トリノ国際映画祭:特別審査員賞(準グランプリ)、第47回毎日映画コンクール:日本映画優秀賞/田中絹代賞/録音賞、第35回ブルーリボン賞:助演男優賞、第14回ヨコハマ映画祭:助演男優賞/撮影賞、第18回おおさか映画祭:撮影賞/主演女優賞、第7回高崎映画祭:主演男優賞、第66回キネマ旬報ベスト・テン:脚本賞/主演女優賞。多くの映画祭で各賞を受賞した1992年公開の「死んでもいい」。名作ですね。土屋名美を演じたのは大竹しのぶです。
「死んでもいい」は石井隆が「天使のはらわた・赤い眩暈」に続いて監督を務めたヘビーなラブ・ストーリーで、簡単に言ってしまうと「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を思わせる不倫ものです。
好みではありますが、このシリーズは90年代に公開された作品が最高ではないかと思えます。「死んでもいい」素晴らしい。そして翌年公開された「ヌードの夜 」、これがまた傑作ときています。
ヌードの夜
村木哲郎を竹中直人が、土屋名美を余貴美子が演じた「ヌードの夜」は、サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン・トーキョー'94 グランプリ、第9回高崎映画祭最優秀作品賞に輝きました。
で、更に翌年が「夜がまた来る」ですね。これがまたまた素晴らしいのです。夜がまた来るどころか、夜が明けない感じといいますか、悪夢から目覚めると、そこは悪夢だったという感じの映画といえましょうか。運命に導かれる男と女。石井ワールド全開の作品です。
GONIN
正確には分かりませんが、石井隆監督作品として商業的にもっとも成功したのはこの作品なのかもしれません。何と言っても出演者がスゴイ。それだけで客が呼べそうです。オールキャストで全員カッコイイんですからたまりませんよ。でもって内容は圧倒的なバイオレンス・アクション映画となっています。
GONIN
石井隆作品の特徴のひとつに雨のシーンがあります。「GONIN」でも雨の中の殺人シーンが出てきますが、この雨のシーンはどの作品でも何故かせつなく、そして美しいんですよね。
根津甚八が演じる氷頭要の妻役で永島暎子が出ているのですが、出演時間は短いのにすごく印象に残ります。やっぱりいい女優なんだなぁと思いますね。