【男子テニス】松岡修造は面白いタレントではなく日本テニスのパイオニアだった!

【男子テニス】松岡修造は面白いタレントではなく日本テニスのパイオニアだった!

熱い男、松岡修造。テニスプレーヤーとして錦織の前に世界と戦ったパイオニアです。今回は松岡修造のテニス選手としての歴史を振り返りたいと思います。


その後病気によるツアー離脱により、ランキング100位が壁になってしまいました。その後1995年ウィンブルドンでハイライトが訪れます。

テニスからの卒業

96年ウィンブルドンで念願のセンターコートでのプレーを果たします。
そして、98年、30歳での引退を発表しました。

その後はくいしん坊万歳や報道ステーション、各CMなどテレビでの活躍も目立ちます。伊達公子がフェデレーションカップでグラフと対戦した際には日本の旗を振って熱い応援をしていました。(その後伊達公子は松岡の応援についてうるさいから集中できないと苦笑い)

一人海外に飛び込み、プロツアーで戦ってきた松岡は常に自分を応援していたといいます。テニスから卒業後、今度は人の応援をすることを役割とした松岡は熱い言葉で色々な人を応援する、ポジティブなキャラクターが人気となりました。

松岡修造と錦織圭

世界で戦えるジュニア、若手プレーヤーの育成も命題としており、熱い指導をしています。そこに子供時代の錦織圭がいました。まだ小学生だった錦織の才能に気づいた松岡は厳しい指導をします。短い期間の指導とはいえ、松岡と錦織は日本のテニス界の新しい形だと思います。

プロツアー経験者である松岡がジュニアを指導するということは、世界を意識したプロとしての考えも指導されるということです。

松岡修造が日本テニス界にもたらしたもの

高校時代から強烈な自己を持った松岡は周囲の反対も納得させ、プロ入りを果たします。単身アメリカに渡って英語を習得し、プロツアーを回る。裕福な実家の援助は受けられずお金の無い時代を過ごす。これを苦労と捉えるのが日本的な考え方かもしれません。

松岡は自分が決めたプロでの生活をしっかり切り開き、ウィンブルドンベスト8、ツアータイトル獲得など日本人で初めて海外ツアーを主戦場にするプロ選手としてのベースを作り上げました。

錦織がアメリカに渡り、現在の活躍に至る道筋も松岡の作り上げた道と言えると思います。
日本人でも海外で勝負するプレーヤーになれるという新しい価値観を植えつけたということが、松岡が日本テニス界にもたらした最大の功績だと思います。

関連するキーワード


テニス 松岡修造

関連する投稿


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


爽やか好青年から悪人まで!【石黒賢】出演ドラマまとめ!

爽やか好青年から悪人まで!【石黒賢】出演ドラマまとめ!

石黒賢さんというとだいたいどの作品でもいい人役のイメージが強いですが、最近ではけっこう悪人役も演じられているんですよね。そこで、ごく一部ではありますが、石黒賢さんの出演ドラマについてまとめてみました。


破産&収監?!テニス界の貴公子ボリス・ベッカーの名声と転落

破産&収監?!テニス界の貴公子ボリス・ベッカーの名声と転落

80年から90年代に一世を風靡した男子プロテニス選手のボリス・ベッカー。ウィンブルドン選手権で史上最年少の17歳で初優勝…あれから約40年。引退、破産、収監、それでも憎めないベッカー氏の名声と転落、女性遍歴などを動画javascript:void(0)を見ながら振り返ってみた。


ジョン・マッケンロー  怒る悪童 氷の男との戦い

ジョン・マッケンロー 怒る悪童 氷の男との戦い

悪童ジョン・マッケンロー、「怒り」や「憤り」は情熱の証。「You Cannot Be Serious!(冗談だろ、マジメにやれ!)」と審判に叫ぶことができる彼は、一般的にガマンを美徳とし得意とする日本人にはできないことをやってしまい、やってのけるのであーる。 悪童ジョン・マッケンロー、「怒り」や「憤り」は情熱の証。「You Cannot Be Serious!(冗談だろ、マジメにやれ!)」と審判に叫ぶことができる彼は、一般的にガマンを美徳とし得意とする日本人にはできないことをやってしまい、やってのけるのであーる。


ファミコンソフト「テニス」を振り返る!最高レベルは高難度のムズゲーだった!

ファミコンソフト「テニス」を振り返る!最高レベルは高難度のムズゲーだった!

ファミコンソフト「テニス」とはどのようなゲームだったのかを振り返ります。ゲーム概要や操作方法・ルールなどの基本的な情報から高難易度を攻略するためのノウハウまで様々な情報をお届けします。


最新の投稿


歌声と美食に酔いしれる夜!昭和レトロアイドル増田樹乃の限定10名プレミアムディナーショー

歌声と美食に酔いしれる夜!昭和レトロアイドル増田樹乃の限定10名プレミアムディナーショー

複合型リゾート「オーパークおごせ」(埼玉県入間郡)は、昭和レトロなアイドル・増田樹乃氏によるスペシャルディナーショーを2026年2月7日(土)に開催します。限定10名というプレミアムな企画で、埼玉県の食材をテーマにした全8皿の豪華フルコースとライブパフォーマンスを提供。参加者にはサイン入りボトルワインもプレゼントされ、非日常的な空間で特別な夜を過ごせます。


ビックリマンAI名刺メーカー爆誕!あなたの顔が「スーパーゼウス」風に?40周年記念企画

ビックリマンAI名刺メーカー爆誕!あなたの顔が「スーパーゼウス」風に?40周年記念企画

ビックリマン「悪魔VS天使シリーズ」40周年を記念し、アル株式会社とロッテが共同で「ビックリマンAI名刺メーカー」を2025年12月16日から40日間限定で提供します。ユーザーが自身の顔写真をアップロードすると、生成AIがビックリマン風のキャラクター画像に変換。公式キャラと融合した名刺デザインを作成・購入でき、ファンが物語の登場人物になる体験を提供します。


タブレット純が語り尽くす!伝説の「エレックレコード」秘話&秘蔵映像を映画館で

タブレット純が語り尽くす!伝説の「エレックレコード」秘話&秘蔵映像を映画館で

神奈川県民ホールは、音楽イベント「KANAGAWA ロックサーキット」の第3弾として「タブレット純 フォークを語る~伝説のレーベル『エレックレコード』トーク&上映会~」を2026年1月23日にイオンシネマ座間にて開催します。昭和歌謡の伝道者・タブレット純氏とMUSIC LIFE CLUBの井口吾郎氏が、吉田拓郎、海援隊などを輩出したエレックレコードの知られざるアートと音楽カルチャーの軌跡を解き明かします。


懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

懐かしのブリキ缶が大集合!「昭和の缶に、恋してる」レトロ缶企画展開催

東洋製罐グループが運営する容器文化ミュージアムは、企画展「昭和の缶に、恋してる レトロブリキ缶コレクション」を2025年12月15日から2026年2月20日まで開催します。昭和100年を記念し、お菓子や贈答品などに使われた貴重なブリキ缶を展示。缶の構造やデザイン、当時のエピソードも交え、昭和の生活文化とブリキ缶の魅力を再発見できる展示内容です。


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。