先ずは、コンドームっていつからあるの?
コンドームの歴史は意外と古く、紀元前3000年頃、ヤギやブタの盲腸、膀胱が使用されていたようです。
しかし、現在の避妊具や性病予防具としてではなく、熱帯病や昆虫の咬刺から陰茎を守る保護具やセックス時の小道具、身分・地位のしるしとして用いられていたようです。
現在のスタイルになったのは?
その後、1600年代に、牛の腸膜や魚の浮き袋を使用していたようですが、1874年に現在の避妊具・性病予防具としての本格的なコンドームが生まれた様です。
また日本では1909年に国産第一号のコンドームが出現しましたが、この時期はまだまだ品質的には大変おそまつなものだったようです。
そして1934年に現在のコンドームの基礎となるラテックス製コンドームが誕生した様で、歴史的には、90年弱と言ったところでしょうか・・・。
どうやって避妊していたの?
まだコンドームが無かった頃の昔の人達は、どうやって避妊していたのだろうか?
そこには、人類の苦闘が伺える避妊の歴史が伺えます。
①ワニの糞で避妊
紀元前1850年のエジプトの女性達の間では、性行為の前ワニの糞にハチミツを混ぜて子宮に挿入することで精子の進入を防いだと言われています。
なぜハチミツを混ぜて使用したかというと、ハチミツには抗菌特性がある事からと言われていますが、ワニの糞を膣に入れたら、病気や感染症を招きそうな気がしますが・・・。
この方法は、何千年もの間、歴史的記録として文書に残されてきたといいます💦
②ハチミツでバリア
紀元前1550年頃に世界最古の医療テキストであるパピルス古文書の中で説明されている内容では、ハチミツとアカシアの葉を混ぜ、それを膣管の内側に塗りたくり、殺精子剤として機能させたり、毛糸や糸くずをタンポンのように入れてバリア的に妊娠を防いでいたとも書かれています。
ワニの糞を使うより衛生的にはマシの気がしますが💦
③石や青銅の欠片を入れちゃう
紀元前200年頃のローマ帝国では、石や青銅といった固いもので作られたペッサリーや子宮頚管キャップと似ているものが、用いられたとか・・・。
恐らく女性にとって性交中の痛みはかなりのものだったのではないでしょうか💦
④性行為の後、水銀を飲む
古代中国では、売春婦や愛妾は性行為の後に、妊娠しないように排卵を妨げる 液体水銀 を飲むか、錠剤の水銀を服用するよう勧められていたと信じられている様です。
はたして水銀が避妊に効果的なのか、分かりませんが、副作用を考えると、かなり恐ろしい方法だったと思います💦