元気がもらえる映画、ロッキー・シリーズを全部見ましたか?

元気がもらえる映画、ロッキー・シリーズを全部見ましたか?

世界中で大ヒットとなった「Rocky(ロッキー)」は、1976年に製作されたアメリカ合衆国のスポーツ映画です。ユナイテッド・アーティスツが配給会社となり、ジョン・G・アヴィルドセンが監督。そして、シルヴェスター・スタローンが主演・脚本をしています。その後も続編が製作され、「ロッキー2」、「ロッキー3」・「ロッキー4/炎の友情」、「ロッキー5/最後のドラマ」、「ロッキー・ザ・ファイナル」とシリーズ化され、シルヴェスター・スタローンの代表作の一つとなりました。


全て見てみたい、全8作のロッキーシリーズ

人気の映画「ロッキー」シリーズは、6作続いたメインシリーズだけだと思っている方も多いようですが、実は2作のスピンオフシリーズも存在しているんです。

メインシリーズでは、無名だったボクサーのロッキー・バルボアが、世界チャンピオンと戦うチャンスを得て奮闘し、自からを高めていく姿に感動する1作目に、2作目以降の物語は、様々な戦いやエイドリアンとの家族関係、そしてアポロとの再戦に友情が描かれていて、最後の6作目でロッキーがボクサーとしての引退を宣言する流れになっています。

それから9年後に、スピンオフ作品として「クリード」シリーズが始まります。アポロの遺児となったアドニスが主人公となるシリーズで、そのトレーナーとしてロッキーが再びボクシングの舞台に戻ってっきます。スピンオフシリーズでは、「クリード チャンプを継ぐ男」と「クリード 炎の宿敵」が製作されました。

見る人に、感動と元気を与えてくれるロッキーシリーズ、最初から通して全部を見てみたいものですね。

ロッキー(1976)

チャンピオンに君臨する無敵の黒人ボクサーアポロが、無名のボクサーにアメリカン・ドリームとしてチャンピオンに挑戦できるチャンスを与えると発表します。大勢のボクサーの中からロッキーが選ばれるのですが、アポロのマネージャーたちは、ロッキーのスタイルがサウスポーなのが気になり、相手路変更する忠告しますが、アポロは気にもしません。そして、薄汚れた下町において、ロッキーのトレーニングが始まります。

アカデミー賞の監督・編集賞を受賞し、シルベスター・スタローンがトップ・スターに踊り出るきっかけになった映画です。当時まだ売れない役者だったスタローンが、ムハメッド・アリと無名ボクサーの試合を見て、脚本を3日で書き上げたという作品です。まるでロッキーのように、アメリカン・ドリームを実現させたことでも有名なお話。

シンプルなストーリーだけに、素直に感動に浸れる映画です。何度ダウンしても立ち上がるロッキーの姿は、私たちに勇気と元気を与えてくれますね。テーマ曲を聴くだけで、泣けてきます。

ロッキー2(1979)

前作において、フルラウンドに渡る死闘を制したのはアポロで、なんとか世界王座を死守。しかし、世間ではロッキーの健闘に大きな称賛が集まっていました。まさに一夜にしてヒーローになってしまったロッキーですが、試合で目に重傷を負ったことで、医者から引退を勧告されてしまうのです。

そして、試合ができなくなったロッキーは、恋人のエイドリアンと結婚し、リングを去って家族を養おうとします。それでも、なかなかそううまくはいきません。そんな中で、世間の評判にプライドが傷いたアポロが、なんとロッキーに再戦を求めてくるのですが。さて、ロッキーはどうするのでしょうか。

ロッキー3(1982)

「ロッキー2」において、アポロとの死闘の結果、世界チャンピオンになったロッキー。防衛戦も順調進め、防衛を重ねていきましたが、幸せな家族・富・栄光の全てを手に入れたロッキー、次第にハングリー精神を失っていきました。そして、巨漢プロレスラー・サンダー・リップスとのエキシビションマッチをした後で、突然引退を宣言することに。

そんな頃、ランキング1位のクラバー・ラングが、ロッキーを挑発しはじめます。ロッキーは、クラバー・ラングの挑戦を受けてリングに立つのですが、その時、トレーナーのミッキーが心臓発作で倒れてしまうのです。試合の結果は、そして、ミッキーの容態はどうなるのでしょうか。

ロッキー4/炎の友情(1985)

「ロッキー3」において、ロッキーは再びチャンピオンに返り咲きます。国民的なヒーローとなり、幸せな日々を送るロッキー。そんなある日、ソ連のアマチュアヘビー級王者イワン・ドラゴが訪米。ロッキーとの対戦を希望しますが、引退していたアポロがロッキーに代わって対戦を受けることになります。

ラスベガスで開催されたアポロ対ドラゴのエキシビションマッチ。ロッキーをセコンドにつけて試合に望んだアポロでしたが、ドラゴの強打受けてリングに倒れ亡くなってしまいまいす。アポロのリベンジを誓ったロッキーは、ソ連に乗り込み、大自然の中で過酷なトレーニングに励みます。

ソ連政府首脳陣とソ連国民が埋め尽くすモスクワの試合会場の中、アポロのトレーナーだったデュークと、義理の兄ポーリーをセコンドに付けたロッキー、いよいよドラゴとの決戦が始まります。

ロッキー5/最後のドラマ(1990)

ソ連での壮絶な試合を終えて帰国したロッキーですが、その後会計士の不正によって破産してしまいます。その上、激しい試合により脳に回復不能となるほどのダメージが蓄積、エイドリアンの説得もあり遂にロッキーは引退を決意します。

フィラデルフィアに戻ったロッキーは、白人ボクサーのトミー・ガンを育て、トレーナーとして新たな人生に踏み出していました。そんな矢先に、ロッキーの現役復帰を望む黒人プロモーターのデュークから連絡がありますが、ロッキーは断ります。

するとデュークは、ロッキーの弟子のトミー・ガンに矛先を向け、引き抜いてしまうのです。その後、トミー・ガンはチャンピオンになりますが、恩人ロッキーを捨てたことを知る観衆は受け入れませんでした。そして、デュークの提案でロッキーとの師弟対決を望むトミー・ガンでしたが・・・。

ロッキー・ザ・ファイナル(2006)

関連する投稿


ロッキー・マルシアーノ 24歳で本格的にボクシングを始めるまで

ロッキー・マルシアーノ 24歳で本格的にボクシングを始めるまで

179㎝、84㎏。スピードも、テクニックもなく、不屈のブルドーザーのように突進するファイトスタイルで49戦49勝43KO、引き分けさえない全勝無敗のパーフェクトレコードを持つ世界ヘビー級チャンピオン。


あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

80〜90年代に流行した「ポロ・ラルフローレン」が再び人気を集めている。ラルフ ローレンは、あの頃を思い出す、ニューヨークをテーマにした映像を発表した。また、ニューヨーク・ヤンキースとのコラボレーションによるジャケットやミドルエッジ世代が着こなせるアイテムやコーディネートなども紹介していく。


「ブートキャンプ」のビリーは、軍隊の隊長ではなく空手家だった

「ブートキャンプ」のビリーは、軍隊の隊長ではなく空手家だった

2000年代にブレイクした軍隊式ワークアウト「ビリーズ・ブートキャンプ」の隊長ビリー・ブランクスは、実は軍隊の隊長ではなく、空手のチャンピオンだった。彼の子供の頃からの障害や70~90年代の空手家としての活躍。ブランクスの結婚と離婚、日本人女性との再婚について触れていく。そして、現在68歳のビリー・ブランクスの活動や画像を紹介。


「ロッキー」シリーズ全6作品が初回限定生産で初4KUHD化!廉価版ブルーレイの発売も決定!!

「ロッキー」シリーズ全6作品が初回限定生産で初4KUHD化!廉価版ブルーレイの発売も決定!!

ワーナー ブラザース ジャパン合同会社のテレビジョン&ホームエンターテイメント部門より、『【初回限定生産】ロッキー:アルティメット・ノックアウト・コレクション<4K ULTRA HD>(6枚組+ブルーレイ ボーナス・ディスク1枚/豪華封入特典付)』の発売が決定しました。


レオナルド・ディカプリオの10代から30代に至るまでの出演作を特集放送!【『タイタニック』放送記念】レオ様 大スターへの道

レオナルド・ディカプリオの10代から30代に至るまでの出演作を特集放送!【『タイタニック』放送記念】レオ様 大スターへの道

洋画専門チャンネルザ・シネマでは、『ギルバート・グレイプ』で19歳にしてアカデミー助演男優賞にノミネート、『タイタニック』の世界的大ヒットにより、トップスターへと駆け上った“レオ様”ことレオナルド・ディカプリオの、 『タイタニック』 を含む10代から30代に至るまでの出演作5作品を5月8日(水)~10日(金)に特集放送いたします。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。