華麗なるヒコーキ野郎
解説・あらすじ - 華麗なるヒコーキ野郎 - 作品 - Yahoo!映画
「華麗なるヒコーキ野郎」にはロバート・レッドフォードだけではなく、「スティング」のスタッフも参加しています。
ジョージ・ロイ・ヒルが信頼のおけるキャスト・スタッフを集め、心置きなく力を発揮した作品といっていいでしょう。
原題は「The Great Waldo Pepper」。それが何故「華麗なるヒコーキ野郎」になったかといえば、前年ロバート・レッドフォード主演で公開され日本でも大ヒットした「The Great Gatsby」の邦題が「華麗なるギャツビー」だったからでしょう。「Great」つながりということかな???
スラップ・ショット
ロバート・レッドフォードが出たんだったら次は俺だと言ったとか言わなかったとかで、ジョージ・ロイ・ヒルの「華麗なるヒコーキ野郎」に次ぐ作品「スラップ・ショット」の主役はポール・ニューマンです。
スラップ・ショット
ロバート・レッドフォードはジョージ・ロイ・ヒルによって見出されたといえますが、ポール・ニューマンはそうではありません。ジョージ・ロイ・ヒル作品に出る前から既に大スターでした。そのポール・ニューマンを自分の作品の色に染めてしまうジョージ・ロイ・ヒルの手腕はやはり見事と言うほかはありません。
名作と言われる作品に多数出演しているポール・ニューマンですが、ジョージ・ロイ・ヒル作品はひと味違いますよ。
「スラップ・ショット」は、ひと言で言えば痛快アイスホッケー映画ということになります。アイスホッケー映画というのは珍しいですよね。アイスホッケーのルールは知らないという方でも大丈夫!間違いなく楽しめます。
「スラップ・ショット2」「スラップ・ショット3」と続編が作られていることからこの作品の人気の高さが伺えます。しかし、それはジョージ・ロイ・ヒルともポール・ニューマンとも別のお話。
リメイクが予定されているらしいので、それはそれで楽しみです。
リトルロマンス
少年と少女による最高の恋愛映画「リトル・ロマンス」がジョージ・ロイ・ヒル作品の70年代最後を飾ります。
ポール・ニューマンもロバート・レッドフォードも出てきませんが、ヒロインを当時15歳のダイアン・レインが演じています。彼女これがデビュー作なのですが、ジョージ・ロイ・ヒルよくぞ発掘してくれました。最高にカワイイです。それだけでも観る価値があるのですが、ダイアン・レインを別にしても作品自体が素晴らしいのですよ。
リトルロマンス
「リトル・ロマンス」はダニエルとローレンという少年少女の淡い恋の物語です。個人的には、この手の映画としては「小さな恋のメロディ」と双璧をなす作品だと思っています。
「リトル・ロマンス」のクライマックスはなんといってもサンセット・キッスです。サンセット・キッスというのは、ダニエルとローレンがふとしたことで知り合った老人から聞いた伝説で、ベネチアにある嘆きの橋の下で日没の瞬間にキスをすると永遠の愛を手にすることが出来るというものです。
2人は自分たちも体験しようと老人と共にベネチアに旅立つのですが、当然まわりは大騒ぎ。誘拐事件としてニュースになってしまします。しかも一緒にいる老人が実は詐欺師だったのです。サンセット・キッスの伝説は嘘だったのか?!どうするダニエルとローレン!ということで、ダニエルとローレンの出会いからサンセット・キッスまでワクワクドキドキの連続で思いっきり楽しませてくれます。もう必見!!
詐欺師の老人を、シェイクスピア俳優として名高い名優ローレンス・オリヴィエが実にいい味を出して演じていますよ。
ジョージ・ロイ・ヒルの作品にはヘンに小難しいところがないんですよね。誰にでも楽しめる、スカッとする。そんな作風です。
ただ残念なことに、この後には、1982年「ガープの世界」、1984年「リトル・ドラマー・ガール」、1988年「ファニー・ファーム 勝手にユートピア」と僅かに3本しか残しておらず、その後パーキンソン病を発病し映画の製作から離れ、2002年12月27日に80歳で亡くなりました。惜しい。なんとも惜しい。体調さえ万全であれば、80年代、90年代にも素晴らしい作品を作れたに違いありません。
それでもジョージ・ロイ・ヒルは偉大な作品を残してくれました。ジョージ・ロイ・ヒルの充実した70年代の作品はこれからも輝きを失うことはないでしょう。