「UNICORN」「スピッツ」など人気アーティスト多数!笹路正徳さんのプロデュースしたアーティストたち!

「UNICORN」「スピッツ」など人気アーティスト多数!笹路正徳さんのプロデュースしたアーティストたち!

音楽プロデューサーまとめシリーズ。笹路正徳さんのプロデュースしたアーティストやプロデューサーになるまでの経緯をまとめていきます!


音楽プロデューサーになるまで

笹路正徳さんは1955年生まれ。4歳の頃からピアノを始め、小学校の時にはギターも始めています。さすが、幼少の頃から音楽に触れていたんですね。中学時代にはジャズにも目覚めています。

ギタリストとして活動していたのですが、東京学芸大学附属高等学校に入学してから、自分よりうまいギタリストに出会い、キーボーディストに転換しています。ミュージシャンではなく、レコード会社や音楽関連の出版社への就職を目指していたので、慶應義塾大学に進学します。学歴だけでもすごいですね。

大学ではジャズ研究会に入り、モダン・ジャズを習い、当時はやっていたフュージョンを中心として音楽活動をしていました。

そして大学在学中に「鈴木勲グループ」に参加。ジャズピアニストとしてすでにプロの道を歩み始めたのです。ミュージシャンにはならないつもりで行った大学で音楽のプロになったのですからすごいですね。

その後はスタジオミュージシャンとして活動するようになり、さらにコンポーザーやアレンジャーとしても活動を始めました。

1980年にはソロ名義でアルバムをリリース。ジャズ・フュージョン系のグループ「マライア」でもメジャーデビューしました。その他にも複数のバンドに所属していたんですよ。まさに引っ張りだこですよね。

初プロデュースは「PRINCESS PRINCESS」

1987年からプリンセス・プリンセスのプロデュースを始めます。最初に担当したのは「世界で一番暑い夏」

元々は「Summer Lounge」というオムニバスアルバムに収録した1曲でした。当時はプリンセス・プリンセスの知名度も低く、チャートにも入っていなかったのですが、2年後にブレイクしてシングルとして再発売したのです。

プリンセスプリンセスのブレイクのきっかけを作った楽曲といっても過言ではないですね。

プリンセス・プリンセスのプロデュースは制作担当プロデューサーだった河合誠一マイケルさんが大学時代の友人だったことから声をかけられたのです。

共同ではありますが、バンド解散の1996年までプロデュースを担当していました。とてもいいご縁だったんですね。

「UNICORN」「SHOW-YA」のプロデュースも担当!

プリンセス・プリンセルのプロデュースを始めてから、本格的に音楽プロデューサーとして活動するようになります。

同じ1987年にはユニコーンのプロデュースを担当。ユニコーンのディレクターも河合誠一マイケルさんだったのでそのつながりではじめたのかもしれません。

「BOOM」「PANIC ATTACK」「服部」という初期のアルバム3作品のプロデュースを担当しています。デビュー当時のユニコーンは切ないラブソングが多かったですが、方向性が変わった「服部」まで担当されていたんですね。ちなみに、次のアルバムからはセルフプロデュースになっています。

また、初期のキーボーディストが脱退してから笹路さんとそのアシスタントだった阿部義晴さんがサポートメンバーとして入っていました。その後阿部さんは正式なメンバーになっています。

1989年には「SHOW-YA」のプロデュースも開始。プリンセス・プリンセルと同じ女性だけのバンドですが、「SHOW-YA」の方がハードロックでしたね。

最も売り上げたアルバム「Outerlimits」や「限界LOVERS」「私は嵐」などのヒットシングルを手掛けています。

1991年には期間限定ハードロックバンド「SASAJIE'S」(ササジーズ)を結成しました。奥居香さんや奥田民生さんともセッションしているんですよ。豪華ですよね。

スピッツのプロデュースを担当

1992年にはスピッツのプロデューサーになります。今まで所属事務所の社長がプロデューサーとして参加していましたが、外部からプロデューサーを依頼したのは笹路さんが初めてでした。6枚目のシングル「裸のままで」4枚目のアルバム「Crispy!」から、プロデュースの名義は「笹路正徳 & スピッツ」となっています。

アルバムからシングルカットした「「君が思い出になる前に」を7枚目のシングルとしてリリース。初めてオリコンチャートにランクインしました。初期のスピッツも人気がありますが、人気に火が付き始めたのはこの頃なんですね。

また、ブレイクのきっかけとなった「ロビンソン」、ミリオンヒットを記録したアルバム「空の飛び方」やシングル「チェリー」、オリジンチャートで初の1位を獲得した「渚」も笹路さんが担当しています。

1997年までスピッツのプロデュースに関わっていましたが、その後はセルフプロデュースに変わっています。

「the brilliant green」を発掘してプロデュース!

the brilliant greenは1997年に全編英語歌詞の「Bye Bye Mr.Mug」をリリースしていたのですが、最初はあまりヒットしていませんでした。笹路さんが目をかけ、自らプロデュースをしたいと申し出て3枚目のシングル「There will be love there -愛のある場所-」をリリース。これが大ヒットしました。

それまでは全編英語歌詞だったのですが、ドラマのタイアップが付いていて日本語歌詞を条件に出されたため、日本語歌詞の楽曲になっています。

the brilliant greenをプロデュースしたのはこの1曲だけでしたが、ブレイクのきっかけになった曲を担当しているというのはやはりすごいです。

その後もコブクロ、ゴスペラーズ、森山直太朗さん、HYなどのプロデュースを担当されていますよ。

関連する投稿


全員がボーカルに!ユニコーンの歴史をアルバムで振り返る

全員がボーカルに!ユニコーンの歴史をアルバムで振り返る

バンドブーム時代に活躍し、一度は解散したものの現在は再結成されているユニコーン。現在は楽しそうなおじさんたちのバンドみたいになっていますがここまで来るには歴史がありました。ユニコーンのアルバムを振り返って見ましょう。


「X JAPAN」のYOSHIKIの実弟『林光樹』は元俳優で現在は〇〇レコードの代表取締役社長!!

「X JAPAN」のYOSHIKIの実弟『林光樹』は元俳優で現在は〇〇レコードの代表取締役社長!!

元俳優の林光樹さんを覚えているであろうか?「X JAPAN」のYOSHIKIさんの実弟で1990年から2000年始めにかけて、数々のドラマや舞台で俳優として活躍されています。現在はYOSHIKIの個人事務所の幹部兼レコードの代表取締役社長だと言います。


PUFFYによる1998年のヒット曲「愛のしるし」がTikTokで再ヒットの兆し!お笑い芸人も続々と参戦!!

PUFFYによる1998年のヒット曲「愛のしるし」がTikTokで再ヒットの兆し!お笑い芸人も続々と参戦!!

女性ボーカルユニット「PUFFY」が1998年にヒットさせた楽曲「愛のしるし」が、TikTokを中心に再ヒットの兆しを見せています。


UA、イエモンなどの名曲をプロデュース!朝本浩文さんのプロデュースしたアーティストたち

UA、イエモンなどの名曲をプロデュース!朝本浩文さんのプロデュースしたアーティストたち

数々の名作を生み出し、53歳の若さでもこの世を去った音楽プロデューサーの朝本浩文さん。朝本さんのプロデュース作品を振り返ってみました。


昭和に人気のあったペットたち

昭和に人気のあったペットたち

昔は自由に暮らしていたペットたち。庭先や公園、横道などで出会うペットたちを思い出してみました。


最新の投稿


世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

世界が熱狂!葛飾商店街×『キャプテン翼』コラボ「シーズン2」開催!新エリア&限定メニューで街を駆け抜けろ!

葛飾区商店街連合会は、2025年10月10日より『キャプテン翼』とのコラボイベント「シーズン2」を亀有・金町・柴又エリアで開催。キャラクターをイメージした限定メニューやスタンプラリーを展開し、聖地巡礼と地域活性化を促進します。


キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

キン肉マン愛が英語力に!超人たちの名言・名場面で学ぶ『キン肉マン超人英会話』発売

人気アニメ『キン肉マン』の「完璧超人始祖編」の名言・名場面を題材にした英会話学習書『キン肉マン超人英会話』が、2025年11月29日(土)にKADOKAWAより発売されます。超人たちの熱い言葉を通じて、楽しみながら実用的な英語表現をインプットできます。TOEIC満点保持者やプロレスキャスターなど、豪華プロ集団が監修・翻訳を担当した、ファン必携の英語学習本です。


【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

【カウントダウン】あと2日!古舘伊知郎&友近「昭和100年スーパーソングブックショウ」いよいよ開催迫る!豪華ゲスト集結の東京国際フォーラムは「昭和愛」で熱狂へ!

開催直前!TOKYO MX開局30周年記念「昭和100年スーパーソングブックショウ」が10月16日に迫る。古舘伊知郎と友近がMC、豪華ゲストと共に贈る一夜限りの昭和ベストヒットに期待高まる!


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。