日本ハム・中田翔がバットをへし折り、ベンチ裏で転倒し、右目を負傷!!
4月8日に行われたプロ野球・日本ハム対ソフトバンク(札幌D)の一戦。日本ハムはここまで開幕からわずか1勝と、連敗続きでフラストレーションが溜まった状態でしたが、ついに主砲の中田翔の不満が爆発しました。
4回まで1-1と拮抗した試合で迎えた5回。中田は空振り三振を喫してしまいます。その後、怒りが形となって表れ、ベンチに戻った中田はなんとバットをへし折ります。さらにベンチ裏で転倒し、右目の周りを痛めてしまうという散々な状態に。
このスポーツマンシップに反した行為には、ファンから批判が殺到。日本ハムの栗山監督も「これだけ負けていて悔しさが出ない方がおかしいけど、見ている人で不愉快な人もいる。一生懸命やって打てないのは仕方ないけど、それは駄目だと話した」とダメ出し。
今後、長らく4番を務める中田の”改心”と”会心”の一発が求められています。
阪神・フィルダーのバット事故を覚えていますか?
1989年シーズン、阪神タイガースに入団したセシル・フィルダーを覚えていますでしょうか。巨漢のスラッガーで、メジャーリーグ・ブルージェイズで通算31ホーマーの実績を持ち、来日した元メジャーリーガーでした。
シーズンでは106試合で38本塁打、打率.302と大活躍しますが、契約交渉で揉めたこともあり、わずか一年でメジャーリーグへと戻ってしまいました。しかし、彼のプレーである意味最もインパクトを残したのは”バット事故”ではないでしょうか。

カード「セシルフィルダー」
9月14日に行われた巨人との伝統の一戦。フィルダーは巡ってきた打席であえなく三振に倒れます。するとバットを叩きつけ、そのバットがはね返り小指を骨折。右手第5中手骨骨折で全治1カ月と診断されます。シーズン終盤ということもあり、そのままシーズンを終えます。
同シーズンでは長打率.6276と、パリーグで最多の本塁打を放ったラルフ・ブライアントの.6275を上回り、両リーグ1位となっていますが、最後がなんとも残念な印象に。

カード「Cecil Fielder 1991 Score 770 Highlight 来日外国人」
翌シーズン、デトロイト・タイガースでメジャー復帰を果たしたフィルダー。ここで才能がより開花し、2年連続で本塁打と打点の2冠を獲得するに至ります。メジャー通算319本塁打の成績を残したフィルダーは後年、「日本でプレーして自信が付いた。打者としての自分の存在意義を学ばせてもらった」と当時を回顧しています。
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