「 deee lite 」
ファーストアルバム「ワールド・クリーク( w orld clique )」
Deeeliteは1990年代、女性ボーカリストであるレディ・ミス・キアー 、ロシア人の D J ディミトリー、そして日本在住のテイ・トウワにハウスユニットです。
デビュー曲である「Groove Is In the Heart 」で全米第4位を記録するなど多数のヒット曲を出しました。
ファンカデリックやハービー・ハンコックからのファンクやジャズからのサンプリング、メンバーのモダンでカラフルなファッション、サイケデリックな PV など 60 年代~ 70 年代のテイストを徹底させた作風が特徴で、自らもファンカデリックに肖り「サンプラデリック」を自称しておりました。
今回はそんなd eee liteの楽曲やオシャレなPVについて振り返ってみたいと思います。
テイ・トウワとは
テイ・トウワ(彼自身のファーストアルバム Future Listening! から)
テイ・トウワは日本を代表するクラブD J です。
アマチュア時代(16 歳)から坂本龍一のラジオ番組「サウンドストリート」にデモテープを投稿し、当時からそのセンスが高く評価されました。
deee lite での活動を経て帰国した後は吉本興業に入り、ダウンタウン の「 G EISHA GIRLS 」に参加。
GEISHA GIRLS 「 K ICK &LOUD 」。
ダウンタウンのシュールな笑い の歌詞が話題になりますがテイによるトラックもなかなか素敵でした。
98年には今田耕司のユニット「 K OJI 1200 」をプロデュース。「ナウロマンティック」などを手がけました。
KOJI 1200 (今田耕司)のナウロマンティック。この曲も当時流行っていましたよね。
現在も高橋幸宏のユニット「M ETAFIVE 」に参加するなど 精力的な活動をしています。
楽曲
Groove Is In the Heart
1990年のデビューシングル。全米4位を記録したこのユニット最大のヒット曲です。
打ち込みによるデジタルなイメージが強い当時のハウスの中ではファンクやジャズ・ヒップホップなどを取り入れたオシャレなこの楽曲は当時としてはかなり衝撃的なものでした。
日本在住のテイ・トウワがメンバーにいたので、当時の日本のニュースでも取り上げられましたよね。
元々この楽曲はアメリカのジャズピアニスト、ハービー・ハンコックが1966年の映画「欲望」のサントラに提供した「望」のサントラに提供した「Bring Down the BirdsBring Down the Birds」という曲をサンプリングしたもの。」という曲をサンプリングしたもの。
deee lite はこれら(60年代~70年代のジャズやファンク、映画音楽などモンドな曲)をサンプリングし、対象になった曲の再評価も促していたのです。