間違いなく「船越栄一郎」

ふなこし えいいちろう
1960年7月21日(59歳)
在京民放5局の2時間ドラマすべてに主演作品がある唯一の俳優と言われていま。
その出演回数の多さから、「2時間ドラマの帝王」や「サスペンスドラマの帝王」、「ミスター2時間ドラマ」などの異名を持つ俳優です。
一番崖が似合う男ではないでしょうか。
日テレ系:小京都ミステリーシリーズ(計30作)
テレビ朝日系:火災調査官・紅蓮次郎シリーズ(計15話)
TBS系:山村美紗サスペンス「狩矢警部」シリーズ(計12話)
テレビ東京系:刑事吉永誠一 涙の事件簿シリーズ(計13話)
フジテレビ系:外科医 鳩村周五郎シリーズ(計14話)
など、多数出演。
戸津川警部と言えば「渡瀬恒彦」

わたせ つねひこ
1944年7月28日 - 2017年3月14日(72歳没)
兄は、石原軍団の渡哲也。
1994年脳梗塞を起こした際、左手に軽い障害が残ったといわれていて、それが従来の屈強な渡瀬恒彦のイメージと併せ、人間味が溢れる類まれな存在感が出てきたきっかけと見られる向きもあります。
死去の前日には、マネージャーと「警視庁捜査一課9係 season12」の打ち合わせをこなし、「今月から撮影だ頑張ろう」と自らを鼓舞していたといいますが、2017年3月14日、胆嚢癌による多臓器不全のために東京都内の病院で永眠しました。
北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼シリーズ ー 小室康平 役
京都迷宮案内第3シリーズ 最終話 - 渡瀬恒彦 本人 役
世直し公務員 ザ・公証人シリーズ ー 主演・真山壱成 役
おみやさんシリーズ ー 主演・鳥居勘三郎(警部) 役
など、多数出演。
刑事にいて欲しい「内藤剛志」

ないとう たかし
1955年5月27日(65歳)
テレビドラマ「家なき子」で、安達祐実が演ずる主人公をいじめる酒浸りの父親役を演じ、同作品が高視聴率の話題作となったことで知名度が上がりました。
1995年1月(味いちもんめ)、 2001年9月(金田一少年の事件簿)にかけて、27クール(6年9か月・81か月)連続で、連続ドラマに出演という日本新記録を樹立し、同時期に2つのドラマを掛け持ちで出演するなど、主演・助演問わずドラマに欠かせない存在となり、「連ドラの鉄人」と呼ばれるようになった俳優です。
科捜研の女ー京都府警捜査一課刑事・土門薫 役
占い師みすず 事件は運命の彼方にシリーズ - 丸山章太郎 役
制服捜査シリーズ - 主演・川久保篤 役
十津川警部シリーズ - 主演・十津川省三 役
警視庁・捜査一課長 - 主演・大岩純一 役
など、多数出演。
いつも主役刑事を支える「伊東四郎」

いとう しろう(ベンジャミン伊東)
1937年6月15日(83歳)
コメディアンでもある伊東四郎。
正月によく流れる琴による演奏の「春の海」を口で表現する
「つん、つくつくつくつん。つん、つくつくつくつん。ひやーひんひらひらりー、べんべらべんべらべんべらべんべらべん」は伊東四郎の発案です。
十津川警部シリーズ - 警部補・亀井定雄 役
税務調査官・窓際太郎の事件簿 - 山田恒夫 役
警視庁捜査一課9係 - 猪狩哲治 役
など、多数出演。
三枚目役と思わせておいて二枚目な「小林稔二」

こばやし ねんじ
1941年2月7日(79歳)
1980年代前半までは、脇役や悪役を演じていましたが、1986年テレビドラマ「はね駒」で主人公の父・橘弘次郎にキャスティングされ、転機を迎えます。
1990年には、テレビドラマ「なんでも屋探偵帳」で初主演。同作はシリーズ化され、このほかにも「税務調査官・窓際太郎の事件簿」など、2時間ドラマで主演を務めるようになりました。
名無しの探偵シリーズ - 篠原警部 役
なんでも屋探偵帳シリーズ - 主演・胡桃五郎 役
保険調査員 しがらみ太郎の事件簿シリーズ - 主演・白髪太郎 役
税務調査官・窓際太郎の事件簿シリーズ - 主演・窓辺太郎 役
など、多数出演。
2時間ドラマの女王と言えば「片平なぎさ」

かたひら なぎさ
1959年7月12日(60歳)
ドラマ「スチュワーデス物語」で、主人公役の堀ちえみをいじめる悪女役を演じ、「歯で手袋を脱ぎ、負傷した手を見せつける」シーンで、一躍評判となりました。
1990年代から、火曜サスペンス劇場の「小京都ミステリー」シリーズ、「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ」、土曜ワイド劇場の「子づくり旅行」シリーズなど、2時間ドラマの主演シリーズを持つようになり、以降「2時間ドラマの女王」等の異名で知られるようになりました。
カードGメン・小早川茜シリーズ - 主演 小早川茜 役
ヤメ刑探偵 加賀美塔子1「復讐の歯車」
山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ(計38作)- 主演 石原明子 役
など、多数出演。
チャーミングな「名取裕子」

なとり ゆうこ
1957年8月18日(62歳)
片平なぎさに次ぐ「2時間ドラマの女王」の異名を持ちますが、かつては松本清張作品に映画・テレビドラマ合わせて、17本出演し「清張女優」と呼ばれていました。実際、松本清張本人とも交流があったそうです。
法医学教室の事件ファイルシリーズ - 主演・二宮早紀(監察医) 役
地獄の花嫁シリーズ - 主演・末永卯月 役
特命刑事 カクホの女シリーズ - 主演・北条百合子 役(麻生祐未とダブル主演)
など、多数出演。
家政婦だけではありません!「市原悦子」

いちはら えつこ
1936年1月24日 - 2019年1月12日(82歳没)
テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」で、すべての登場人物の声を常田富士男と2人のみで長年演じ続けて親しまれた。
1983年からは、テレビドラマ「家政婦は見た!」に主演し、四半世紀以上に渡って演じ続ける当たり役となります。
シリーズは好評で高視聴率を獲得し、土曜ワイド劇場を代表する作品となりました。
2018年12月下旬に盲腸のため入院。手術は行わず投薬治療開始し、一時復調し正月を自宅で過ごすことができましたが、再び体調を崩し1月5日から再入院。一週間後の12日13時31分、心不全のため、東京都の病院で死去しました。
西新宿俳句おばさん事件簿シリーズ - 主演・里宮初子 役
バスガイド愛子シリーズ - 主演・徳丸愛子 役
弁護士高見沢響子シリーズ - 主演・高見沢響子 役
おばさんデカ 桜乙女の事件帖シリーズ - 主演・桜乙女 役
など、多数出演。
この人がいないとサスペンスではない「山村紅葉」
やまむら もみじ
1960年10月27日(59歳)
母・山村美紗の本が原作のテレビドラマ「燃えた花嫁〜殺しのドレスは京都行き〜」で女優デビューします。
母の作品が原作のドラマ 、及び母と親交の深かった西村京太郎原作のドラマに多く出演しています。
2016年時点で500本以上出演し、「2時間ドラマの裏女王」と言われるほど、サスペンスドラマには欠かせない女優ですね。
土曜ワイド劇場 西村京太郎トラベルミステリー - 北条早苗 役
金曜プレステージ「山村美紗サスペンス 赤い霊柩車シリーズ」 - 内田良恵 役
月曜ドラマスペシャル「十津川警部シリーズ」 - 安原美知子 役
など、多数出演。