忍者漫画といえば、白土三平。彼の映像化された作品がこちらです!

忍者漫画といえば、白土三平。彼の映像化された作品がこちらです!

忍者ブームを担った漫画家のひとり、白土三平。天才と言っていいでしょう。どの作品も面白すぎです。多くの作品を生み出した白土三平ですが、映像化されたのは7作品。紹介します。当時誰もが夢中になった作品ばかりですよ。


著)白土三平

忍者武芸帳

これを1967年に映画化したのが大島渚監督です。アニメでもなく、実写でもなく、モンタージュという手法で撮られています。漫画(原画)のコマをつなぎ合わせるという、今となってはバカバカしいともいえる手法。ですが、当時は斬新だった。実験映画と言われていますからね。
なでこんなことになったのかと言えば、この作品はスケールがデカすぎて映像化が難しいという事情があったんです。実際、映画化を目指して各社が企画していたものの、どこも断念していたということですよ。「忍者武芸帳」の映画化、これは天才・大島渚の苦肉の策だったというわけです。

1969年にはテレビアニメ化の話もあったそうですが、またもや白土三平が拒否したため、パイロットフィルムの製作のみにとどまってしまいました。

サスケ

時代劇で親子が主人公とくれば「子連れ狼」でしょうかね。が、当然それだけではありません。雑誌「少年」の1961年12月号から連載がスタートした「サスケ」もまた親子モノです。とは言え「子連れ狼」は親がメインだったのに対して、「サスケ」は子です。主人公が子供とはいえ、だからって子供同士が戦うわけではありませんよ。サスケは徳川家康や柳生一門などと戦うんです。

著)白土三平

サスケ

主人公は少年であり、子供向けの漫画ということもありで、かわいらしい絵柄となっていますが、内容は情け容赦のない展開。登場人物がバンバン死ぬという当時の漫画とは一線を画した作品となっているんですよ。
その「サスケ」がアニメ化されたのは1968年のことでした。

「サスケ」は、テレビ放送に併せて週刊少年サンデーにリメイク版が連載されています。リメイク、そうなんですよ、これは再掲載ではなく書き直しなんです。1968年31号から1969年22号まで全42回という結構長い間掲載されていて、アニメと共に大人気だった筈ですが、現在に至るまでこの少年サンデー版「サスケ」は単行本化されていません。

忍風カムイ外伝

フジテレビ系で毎週日曜 18時30分~19時00分に放送されているアニメと言えば、そう、「サザエさん」ですね。国民的アニメといって良いでしょう。その「サザエさん」の放送が始まったのが1969年10月5日。前の週、つまり9月28日まで放送されていたのが、何を隠そう「忍風カムイ外伝」なんですよ。

厳密にいうと白土作品に「忍風カムイ外伝」というものはありません。あるのは「カムイ外伝」ですね。
「カムイ外伝」は、1965年21号 から1967年3・4合併号まで少年サンデーに連載された後、1982年4号から1987年6号までビッグコミックに連載されました。

著)白土三平

カムイ外伝

他にも1979年、ビッグゴールドに「七ツ桶の岩」、2009年20号から3回にわたってビッグコミックに「カムイ外伝-再会-」という二つの短編を発表しています。

「カムイ伝」は大河ドラマで群像劇でもありますからねぇ。なかなか映像化は難しいと思われます。その「カムイ伝」の中の登場人物のひとり「カムイ」を主人公とした「カムイ外伝」は、エピソードもいろいろとありますから映像化しやすいのでしょう。1995年にラジオドラマになったほか、1971年3月「忍風カムイ外伝 月日貝の巻」、2009年9月「カムイ伝」と2度実写映画となっています。

少年少女に言いたい!忍者はナルトだけじゃないぞ。白土作品を見てくれ。とは言え、現在の状況を考えると、昭和のような忍者ブームが再び来るとは考えづらいですね。残念だなぁ。いつの日にか「カムイ伝」が映像化されることを願ってやみません。

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