【80’s 洋楽】アーティスト主導のチャリティ活動の先駆けBand Aid!参加したスターたちの現在を探る!

【80’s 洋楽】アーティスト主導のチャリティ活動の先駆けBand Aid!参加したスターたちの現在を探る!

1984年、イギリスとアイルランドで活躍するミュージシャンたちが飢餓に苦しむエチオピアの人々の救済に立ち上がった!チャリティプロジェクトBand Aidは世界中の注目を集めました。参加アーティストたちの現在を探ります。


Do They Know It's Christmas?

The Boomtown RatsのリードヴォーカルBob GeldofとUltravoxのリードヴォーカルMidge Ureの2人が立ち上げたチャリティプロジェクトBand Aid。シングル『Do They Know It’s Christmas』は世界で200万枚を売り上げる大ヒットとなり、2億ポンド(約280億円)以上の収益を記録しました。
このプロジェクトに参加したアーティストたちの現在の活動の様子などをご紹介します。

参加アーティストたちの今

The Boomtown Rats

Band Aidを立ち上げたBob Geldofの所属バンドThe Boomtown RatsからはPete Briquette、Simon Crowe、Johnnie Fingersもヴォーカルとして参加しました。

1975年にダブリンで結成されたThe Boomtown Ratsは77年から85年に数々のヒット曲に恵まれましたが、Band Aid結成から2年後の86年に解散。2013年にJonnie、そしてBand Aidには参加しなかったメンバーGary Cottの2人を除くメンバーで再結成して現在に至っています。

Bobは現在では音楽活動よりもアドボカシー活動でスポットライトがあたることが多く、Band Aidをはじめとするさまざまな募金活動への貢献から多くの団体から栄えある賞を受賞しています。

またJonnieはThe Boomtown Rats解散後は日本での音楽活動を本格化。Lindbergや荻野目洋子、UAなどの音楽をプロデュースしています。

Ultravox

Bob Geldofと共にBand Aidを立ち上げたMidge Ure率いるUltravoxからはMidgeとバンドではベースギターとバックヴォーカルを担当していたChris Crossの2人が’参加しています。

80年から86年にかけてたくさんのヒット曲を生み出したUltravoxは、88年に解散するものの、2008年に全盛期のメンバーで再結成。2012年にはアルバム『Brilliant』を発表しました。2017年にはSimple Mindと共にUKアリーナツアーを敢行したものの、以降はUltravoxとしての活動はしておらず、再開する予定はないとしています。

U2

アイルランドを代表する伝説のロックグループU2からはヴォーカルのBonoとベースの Adam Claytonの2人が参加しました。

1980年のデビューから現在に至るまで、オリジナルメンバーの4人で音楽活動を続けるU2は、22作品でグラミー賞を獲得。「ロックバンド史上最多」「グループアーティスト史上最多」という実績で 2005年に「ロックの殿堂」入りを果たしました。

Band Aid参加アーティストらが参加したLive Aidのステージでボノが学ラン姿で登場。「1983年の初来日時に入手した詰襟の学生服が気に入り、これをライブで一度着てみたかった...。」と、本人が語ったといわれています。

2019年には『The Joshua Tree Tour 2019』を開催して7ヶ国を巡り、12月に2度のさいたまスーパーアリーナでのライブを開催してファンは歓喜しました。

Bananarama

80年代に「お立ち台ギャル」たちを熱狂させたBananaramaは、Sara Dallin、Siobhan Fahey、Keren Woodwardと、グループ全員が参加。

88年にEurythmicsのDavid Stewartとの結婚を機にグループを脱退。現在はカレンとサラの二人がBananaramaとして音楽活動を続けています。

シヴォーンは、脱退後にShakespears Sisterを結成し、92年リリースの『Stays』が大ヒットしました。

2017年には期間限定でシヴォーンがBananaramaに復帰し、全盛期の三人揃ってのパフォーマンスに往年のファンたちが熱狂しました。

Culture Club

リードヴォーカルをつとめるBoy Georgeの妖艶な美しさと抜群の歌唱力でヒット曲を連発したCulture Clubからは、ドラム担当のJon Mossと、もちろんこの人、Boy Georgeの2人が参加しました。

1981年にデビューしたCulture Clubは80’sの世界の音楽シーンを象徴するグループと称されます。83年には「カーマカマカマカマ♪」でおなじみの『Karma Chameleon(カーマは気まぐれ)』が世界中で500万枚のセールスを記録する大ヒット曲に。翌84年には栄えあるグラミー賞新人賞を受賞しました。

解散、再結成を繰り返し、2018年に6枚目のスタジオアルバムとなる『Life』をリリースし同タイトルのツアーを全米とヨーロッパで敢行。80年代に共にミュージックシーンを沸かせたB-52s、The Thompson TwinsのTom Bailyもステージに姿を見せました。ヨーロッパツアーにはBelinda Carlisleも登場し、往年のファンたちを熱狂させました。

Heaven 17

80年結成のシンセバンドHeaven 17からは、現在はMartyn WareとGlenn Gregoryがプロジェクトに参加。Band Aid結成当時はIan Craig Marshを含む3人で活動していましたが、現在はBand Aidに参加した二人がHeaven 17としてライブ活動を中心に活動を継続中です。

代表曲は83年リリースの『Temptation』。UKチャートでは最高2位にランクインしました。

Spandau Ballet

80年代のイギリスミュージックシーンを代表するニューウェーブバンドSpandau Balletはメンバー全員が参加。リードヴォーカルのTony Hadley、ドラムの John Keeble、サックスのSteve Norman、そしてギターのGaryとベースギターのMartinのKemp兄弟。5人揃ってレコーディングに参加しました。

Spandau Balletは1990年に解散したものの2009年に再結成。しかし2017年にボーカルのTonyが脱退し、Ross William Wildを新しいリードボーカルとして迎えましたが、2019年にWildもまた脱退して、現在はバンドとしての活動再開のめどはたっていないようです。

Duran Duran

Spandau Ballet同様に80年代のNew Waveの一時代を築き上げたDuran Duranからもメンバー全員が参加。John Taylorはベースギター演奏で参加しました。当時のメンバーはリードヴォーカルのSimon Le Bon、ギターのAndy Taylor、ドラムのRoger Taylor、キーボードのNick RhodesとJohnの5人。

Band Aid参加と時を同じくして、Duran DuranはJohn、Andy、Rogerの3人が参加したThe Power StationとSimon、NickそしてRogerが参加したArcadiaという二つの異なるプロジェクトを行ったことで、Duran Duranとしての活動は停滞しました。この活動の直後にRogerが活動休止を発表、Andyが脱退。その後もメンバーの脱退、新メンバーの加入、再結成と紆余曲折を経て、現在はAndyを除く4人のDuran Duran結成メンバーで音楽活動を行っています。

2019年からDuran Duranは新たなレコーディングアルバムを作成中。2020年秋のリリースを予定しています。

Kool & the Gang

アメリカのニュージャージー州で結成したファンクバンドKool & the GangからはベーシストのRobert "Kool" Bell、ヴォーカルの James "J.T." Taylor、そしてアルトサックスのDennis Thomasの3人が参加しました。

1964年に結成され、メンバーの入れ替わりはあるものの、現在も音楽活動を続ける超ベテランアーテイスト集団。長いキャリアの中でも1979年にJames "J.T." Taylorをヴォーカルに迎えて全盛期を迎え、『Stepping Out』や『Celebration』など数多くのヒット曲を生み出しました。

2020年~21年には6か国23ケ所を巡るコンサートツアーが予定されています。

Status Quo

1962年からイギリスのブギー・ロック界を牽引してきたStatus Quoからは、当時リズムギター担当のRick Parfitt (Status Quo)とボーカル兼リードギターのFrancis Rossiが参加しました。

世界進出も試みたStatus Quoでしたが、アメリカでは期待していたような人気は得られませんでした。しかし、本国イギリスでの人気はすさまじく、『イギリスの国民的バンド』と称されます。

Francisと共におよそ50年もの間Status Quoのフロントマンとして活躍したRickが、肩の負傷に起因する感染症のため他界。現在ではFrancisと新メンバーを含む4人のStatus Quoでコンサート活動を中心に活躍しています。

Marilyn

Boy Georgeのような妖艶なルックスを売りにできるアーティストを探していた音楽プロダクションの目に留まったのがMarilynことPeter Robinson。83年にデビューシングル『Calling Your Name』が母国イギリスをはじめ、オーストラリア、アイルランド、そして日本で大ヒットし、スターの仲間入りを果たしました。

しかしこれ以降はヒット曲には恵まれず、2016年にミュージックシーンから完全に姿を消してしまいました。

Gwen Stefaniの元夫、Gavin Rossdaleと80年代に交際関係にあったことを双方が認めて話題になりました。

Phil Collins

実力派ポップバンドGenesisのメインヴォーカルとして、そしてソロアーティストとして大活躍していたPhil Collinsは、来た仕事は断らないことをモットーとしていたため、数々のアーテイストとの共演や、多くの一流アーティストたちに楽曲を提供するなどして『世界で一番忙しい男』と称されました。

Philは引退と復帰を繰り返したが、2016年にアルバム『Not Dead Yet Tour』をリリース。 翌年Liverpooを皮切りに2019年10月19日までワールドツアーを敢行し、好評を博しました。

全盛期にはシングルとアルバム合わせて1億5000万枚を売り上げたというPhilのこれからの活躍が楽しみですね。

George Michael

George Michaelもまた、ソロアーティストとしても高い人気を誇った80年代を代表するアーティストですよね。

1981年に高校の同級生だったGeorgeとAndrew RidgeleyはポップデュオWham!を結成。2枚目のシングル『Young Guns』から人気に火がつき、ヒット曲を連発。トップミュージシャンの仲間入りを果たしました。

86年にWham!を解散するとGeorgeはソロ活動を開始。87年にリリースされた初のソロアルバム『Faith』は、Billboard アルバム部門年間チャート1位を記録する大ヒット作品となりました。

無精ひげにタイトフィットなジーンズで舞台を駆け回るGeorgeに多くのファンは魅了され、世界中でセックスシンボルと称されるようになりました。

プライベートでは98年にLA滞在中に公然わいせつ罪で現行犯逮捕され、これがきっかけとなりゲイであることをカミングアウトしたGeorge。その他にも薬物の不法所持や交通事故で逮捕されるなど、お騒がせスターのイメージが定着してしまっていました。2016年のクリスマスにパートナーが彼の自宅を訪問し、Georgeの遺体を発見。55歳というあまりにも早い旅立ちに、音楽関係者そしてファンは落胆しました。

Jody Watley

70年代から80年代に活動したアメリカの音楽グループ『Shalamar』でヴォーカリスト兼ダンサーとして活躍したJody Watleyは84年にグループを脱退。脱退後イギリスに居を移していたJodyはBand Aidにはソロアーティストとして参加しました。

2年半のイギリス滞在を経てアメリカに戻ったJodyは、1987年にソロデビューアルバム『Jody Watley』をリリース。同アルバムは世界中で400万枚のセールスを記録し、Jodyは同年グラミー賞最優秀新人賞を獲得しました。

2008年にはBillboard Music Awardにおいて『Lifetime Achievement Award(生涯功労賞)』を授与され、60歳を過ぎた現在も現役エンタテイナーとして活躍中です。

Paul Weller

母国英国で長年にわたって絶大な人気を誇ったPaul Wellerは、時を越えても変わらぬ「モッズ命」の生き方から『The Modfather』と称されます。

1976年にパンクロックバンドThe Jamでデビュー。Paulの作る楽曲は次々にヒットチャートを駆け上り、トップグループの仲間入りをしたものの、82年にPaulが解散を希望。お別れコンサートをもって伝説のバンドThe Jamは解散しました。

解散の翌年、Paulはキーボード奏者のMick TalbotとThe Style Councilを結成。The Jam時代とは明らかに異なるポップ、そしてジャズテイストの楽曲を次々にリリースして全米チャートにもランクインして世界を舞台に活躍しました。

しかし85年にはThe Style Councilの活動は停滞し、89年には解散を余儀なくされました。2年間の活動休止を経てソロアーティストとして音楽活動を再開し、現在も継続中。チャリティーイベントにも積極的に参加しています。

Paul Young

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