【1984年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

【1984年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

最近の洋楽の邦題は、原題をそのままカタカナにすることが多いですが、1980年代はそのままカタカナにするケースはわりと少なく、新たに邦題を設けるのが通例でした。中には、原題と違いすぎて、理解に苦しむ不思議な邦題も!? 今回は40年前の1984年の洋楽の中から、原題と異なる不思議な邦題7選をご紹介します。


『ハイスクールはダンステリア』

『ハイスクールはダンステリア』は、アメリカ合衆国ニューヨーク生まれのポップシンガー、シンディ・ローパーの代表曲の一つで、彼女を一躍スターダムにのし上げた大ヒット曲です。



原題は『Girls Just Want To Have Fun』。"女の子はただ楽しみたいだけなの" という意味ですが、それとは全く異なる "ハイスクールはダンステリア" という邦題が付けられています。ダンステリアとは、かつて1980年代にニューヨークにあったナイトクラブの名前です。



現在は、原題をそのままカタカナにした『ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン』が邦題として採用されています。"Want To" は、実際の発音に合わせて "Wanna" (ワナ) とされています。

『夢見るトレイシー』

『夢見るトレイシー』は、イギリス出身の女優・歌手・コメディアンであるトレイシー・ウルマンのヒット曲で、彼女の短い音楽キャリアでは、世界的にヒットした希少なシングルです。



原題は『They Don't Know』で、実は、オリジナル曲ではなく、カースティ・マッコールのデビュー曲のカバー。作詞・作曲を手がけたのもカースティ・マッコールで、無論、邦題の "夢見るトレイシー" は、トレイシー・ウルマン専用のものです。詞は、原題の通り「私たち(私と恋人)のことを彼らはよく知らないのに、勝手なことを言っている」と歌っており、恋人と一緒にいることを "夢見る" と言っているのでしょうか・・・。

『ビートに抱かれて』

『ビートに抱かれて』は、アメリカ合衆国ミネアポリス生まれの世界的人気アーティスト、プリンスの代表曲の一つで、1984年の全米年間ナンバーワン曲です。プリンス自身が主演し、デビュー作となった映画『パープル・レイン』のサウンドトラック収録曲でもあり、アルバムの中では最後にできた曲と言われています。



原題は『When Doves Cry』。「鳩が "泣く" とき」という意味で、「私たちはなぜお互いに叫びあうのか?鳩が泣くときのように」と歌われています。ビートが際立った曲ですが、邦題はその "ビートに身を委ねる" というようなニュアンスがあるのでしょうか・・・。

『愛の魔力』

『愛の魔力』は、ロックンロールの女王と呼ばれたティナ・ターナーの最大のヒット曲で、彼女を象徴する代表曲です。本曲で、グラミー賞最高の栄誉である最優秀レコード賞や最優秀楽曲賞などを受賞しています。



原題は『What's Love Got To Do With It』。「愛と何の関係があるの?」と言う意味で、「男と女が惹かれあうことと、愛と何の関係があるの?」と歌っています。



1993年には、かつてのパートナー、アイク・ターナーとの生活など彼女の波乱に満ちた半生を描いた映画が公開され、映画の原題が正に『What's Love Got To Do With It』でした。

『心の愛』

『心の愛』は、スティーヴィー・ワンダーの代表曲の一つで、他曲同様、作詞・作曲・プロデュースはすべて本人が手がけたものです。



原題は『I Just Called To Say I Love You』。「愛していると言うために電話しただけ」という意味で、邦題と比べると文字数の差が顕著です。サビは「愛していると言うために電話しただけ。心の底からそう思っている」と歌っており、その意味から『心の愛』という邦題が生まれたのかもしれません。

『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』

ここからは、原題と部分的に一致しますが、ユニークな枕詞がついたものの中から・・・。



『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』は、イギリスのポップデュオ、ワム!の代表曲の一つで、アメリカで初めて大ヒットし、名実ともに世界的人気アーティストとなった楽曲です。



原題は『Wake Me Up Before You Go-Go』。作詞・作曲を手がけたジョージ・マイケルによれば、本曲誕生のきっかけは、相方のアンドリュー・リッジリーが両親に宛てた伝言メモだったとのことで、そこには、「Wake me up up before you go go」と書かれていました。どうやら「Wake me up up」と誤ってupを2回書いてしまったため、意図的にgoも2回連呼したというものだったようです。



なお、邦題の "ウェイク・ミー・アップ" は、原題の "Wake Me Up (起こして)" と一致していますが、枕詞の "ウキウキ" は新たに創り上げたもの。歌詞全体の雰囲気から "ウキウキ" と感じたのでしょうか・・・。

『ひとりぽっちのロンリー・ナイト』

『ひとりぽっちのロンリー・ナイト』は、元ビートルズのポール・マッカートニーの楽曲で、ウイングス解散後に大ヒットした希少なソロシングルです。



原題は『No More Lonely Nights』で、「寂しい夜はもうたくさんだ」と言う意味。詞も「彼女のいない夜は寂しい」という思いを歌っています。



邦題が「ひとりぽっち」か「ひとりぼっち」か("ほ" が半濁点か濁点か)の議論がありますが、1984年リリース当時のシングルのカバーは、「ひとりぽっち」(半濁点)と書かれています。原題の意味は維持されていますが、邦題の方がやや柔和な表現という印象です。

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