長男役をまだ新人だった国広富之氏が演じています。3つ違いのお姉さん役の中田喜子さんとは実際は同い歳でした。
この「岸辺のアルバム」で脚光を浴び、新人賞にも輝き、八重歯が可愛いと女性に人気でした。その後は民放にもNHKの大河ドラマにも引っ張りだこでした。
先生役には津川雅彦
津川雅彦氏は、今回は、長男の先生役で何だか意外でしたが、調べてみると、最初は則子の不倫相手は津川氏だったそうです。竹脇氏が本当は先生役だったそうです。
それはそれでしっくりですが、それでは面白くないので、このままの配役でOKでしたね。
ハンバーガーショップの店員は風吹ジュン
風吹ジュンさんはモスバーガーの店員さんの役で、国広富之氏が演じる長男を何かと誘惑します。
今も可愛い女優さんですが、この頃はキュートでお色気もあり、小悪魔的な魅力がありました。今はお母さん役が多いですが、まだまだ男性を魅了する役柄も観たいファンも多いのではないでしょうか?
脚本は山田太一氏
「岸辺のアルバム」の原作、脚本は山田太一氏が手掛けています。
1970年代にはシナリオライター御三家の一人でした(倉本聰・向田邦子・山田太一)。
NHK大河の「獅子の時代」やTBSの「ふぞろいの林檎たち」シリーズの脚本も手掛けています。
忘れられないドラマ【ふぞろいの林檎たち】 - Middle Edge(ミドルエッジ)
「ふぞろいの林檎たち」のオープニング曲はサザンの「いとしのエリー」
1983年の放送、「ふぞろいの林檎たち」は当時はとても有名なドラマでした。4流大学出身の3人の青年が恋愛や進路に対して一生懸命になる姿を描いた青春ドラマです。
その時のオープニング曲はサザンオールスターズの「いとしのエリー」でした。
ホームドラマはアットホームなドラマだけではない!
「岸辺のアルバム」が放送されてから、ホームドラマはアットホームなドラマだけではないと禁断を打ち破る画期的なドラマでした。
禁断を打ち破ることで、「夫婦とは」「親子とは」「家族とは」をもう一度、深く考えるきっかけになったドラマでした。
「岸辺のアルバム」での俳優さんたちもとてもいい演技で心に残る一作でした。
