2020年東京オリンピックに向けて!過去のオリンピックを総まとめ。

2020年東京オリンピックに向けて!過去のオリンピックを総まとめ。

2020年の東京五輪に向けて一段と機運が高まる昨今。オリンピックをより楽しむために、次回で第32回目を迎えるオリンピックの歴史についてまとめてみます。参加者数や開催地争いなど、改めてみてみると面白いですよ。


障害飛越の西とウラヌス

第11回 ベルリン五輪(ドイツ:1936年)

参加国 男子選手 女子選手 種目
49 3,632 331 129

開催地投票でバルセロナ(スペイン)を下しての開催地となったベルリンが2度目の開催(中止でも記録上カウントされる)。この大会から、約半月という現在と同様のオリンピック開催期間となりました。1度目の開催が第一次世界大戦で中止となったベルリンですが、この大会の後にドイツは再び第二次世界大戦への道を進んでいくこととなります。「ヒトラーのオリンピック」と呼ばれ、ドイツにとって国威高揚のプロパガンダの色彩が強かった大会です。



メダル獲得数上位国はドイツ、アメリカ、ハンガリー。サッカーでは初出場の日本チームが優勝候補のスウェーデンを破る歴史的番狂わせを演じ(ベルリンの奇跡)ベスト8に進出しています。



初の聖火リレー



この大会において、プロパガンダ効果を高めることを目的に古代オリンピックの発祥地であるギリシャのオリンピアで聖火を採火し、松明で開会式のオリンピアシュタディオンまで運ぶ「聖火リレー」が初めて実施されています。これは彼らゲルマン民族こそがヨーロッパ文明の源流たるギリシャの後継者であるというヒトラーの思想に適った物でもありました。



聖火リレーのコースは、オリンピアを出発してブルガリア、ユーゴスラビア、ハンガリー、オーストリア、チェコスロバキアを経由してドイツ国内へ入るというものでしたが、1939年に勃発した第二次世界大戦においてドイツ軍がこのルートを逆進する形で侵攻を行ったという逸話が残っています。

スタジアム中がナチス式敬礼を行った開会式

第12回 東京五輪(日本:1940年)

ヘルシンキ(フィンランド)を破って開催地に決定した東京五輪でしたが、支那事変の影響等から日本政府が開催権を返上しました。



なお、本来は次点となったヘルシンキでの開催予定だったものの、第二次世界大戦の影響で結局は中止となりました。

東京五輪のポスター

第13回 ロンドン五輪(イギリス:1944年)

2度目の開催地となったロンドンですが、第二次世界大戦によって中止に追い込まれました。4年後、繰越開催となります。

第14回 ロンドン五輪(イギリス:1948年)

参加国 男子選手 女子選手 種目
59 3,714 390 136

第二次世界大戦後初の開催となったロンドン大会(3度目)。敗戦国であるドイツや日本の選手団が不承認となり、参加を認められませんでした。メダル獲得数上位国はアメリカ、スウェーデン、フランス

幻の金メダル

第15回 ヘルシンキ五輪(フィンランド:1952年)

参加国 男子選手 女子選手 種目
69 4,436 519 149

1940年、東京の次点として開催予定だったものの第二次世界大戦の勃発で中止となったヘルシンキ五輪が12年越しで実現(2度目)。日本は戦後初参加、中国やソ連が初参加となりました。メダル獲得数上位国はアメリカ、ソ連、ハンガリー



フィンランドの英雄パーヴォ・ヌルミとハンネス・コーレマイネンの手によって聖火が届けられ、フィンランド国民が大いに歓喜しました。

パーヴォ・ヌルミによる聖火着火

第16回 メルボルン五輪(オーストラリア:1956年)

関連する投稿


吉田沙保里  強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

吉田沙保里 強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

公式戦333勝15敗。その中には206連勝を含み、勝率95%。 世界選手権13回優勝、オリンピック金メダル3コ(3連覇)+銀メダル1コ、ギネス世界記録認定、国民栄誉賞、強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子。


和田アキ子が思い出の新宿で下積み時代を語る!BS12で「船越英一郎の昭和再生ファクトリー」が7月3日放送決定!!

和田アキ子が思い出の新宿で下積み時代を語る!BS12で「船越英一郎の昭和再生ファクトリー」が7月3日放送決定!!

全国無料放送のBS12トゥエルビで毎週木曜よる9時から放送中の「船越英一郎の昭和再生ファクトリー」7月3日放送分にて、「和田アキ子の『あなたに逢えてよかった』思い出再生スペシャル」が特集されます。


『真・女神転生V Vengeance』の発売一周年記念!東京・中野「墓場の画廊」で新作グッズが販売決定!!

『真・女神転生V Vengeance』の発売一周年記念!東京・中野「墓場の画廊」で新作グッズが販売決定!!

マンガ、アニメ、特撮などサブカルチャーをテーマとした企画展を開催・運営するクレイジーバンプが、墓場の画廊中野店と墓場の画廊ONLINE STOREにて「『真・女神転生V Vengeance』発売一周年記念!新作グッズ販売!」を開催します。


「北斗の拳」の彫刻アートイベント「『北斗…永遠にⅠ』Mooze彫刻アート展示販売会」が原宿・表参道で開催決定!!

「北斗の拳」の彫刻アートイベント「『北斗…永遠にⅠ』Mooze彫刻アート展示販売会」が原宿・表参道で開催決定!!

アートプロデューサー・高澤華(コウ タクカ)氏が手がける彫刻アートブランドMoozeが、「北斗の拳」彫刻アートイベント「『北斗…永遠にⅠ』Mooze彫刻アート展示販売会」を原宿・表参道にて開催します。


星野之宣のデビュー50周年を記念した豪華特集本と珠玉のSF選集が同時刊行!東京で初の個展開催!18年ぶりにサイン会も!!

星野之宣のデビュー50周年を記念した豪華特集本と珠玉のSF選集が同時刊行!東京で初の個展開催!18年ぶりにサイン会も!!

河出書房新社より、漫画家・星野之宣のデビュー50周年を記念した書籍『総特集 星野之宣 大増補新版』(文藝別冊/税込価格1,870円/2025年5月22日発売)および『星野之宣50周年珠玉SF選集 星芒』(税込価格1,980円/2025年5月23日発売)が現在好評発売中となっています。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。