第14回 ロンドン五輪(イギリス:1948年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 59 | 3,714 | 390 | 136 |
第二次世界大戦後初の開催となったロンドン大会(3度目)。敗戦国であるドイツや日本の選手団が不承認となり、参加を認められませんでした。メダル獲得数上位国はアメリカ、スウェーデン、フランス。
幻の金メダル
第15回 ヘルシンキ五輪(フィンランド:1952年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 69 | 4,436 | 519 | 149 |
1940年、東京の次点として開催予定だったものの第二次世界大戦の勃発で中止となったヘルシンキ五輪が12年越しで実現(2度目)。日本は戦後初参加、中国やソ連が初参加となりました。メダル獲得数上位国はアメリカ、ソ連、ハンガリー。
フィンランドの英雄パーヴォ・ヌルミとハンネス・コーレマイネンの手によって聖火が届けられ、フィンランド国民が大いに歓喜しました。
パーヴォ・ヌルミによる聖火着火
第16回 メルボルン五輪(オーストラリア:1956年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 67 | 2,791 | 364 | 145 |
南半球で初めての開催となったメルボルン五輪。3つの国際情勢によりボイコットをする国々が相次ぎました。ひとつは、イギリスとフランスが関与したスエズ動乱に抗議しエジプト、レバノン、イラクが不参加、2つ目はソ連によるハンガリー侵攻に抗議しスペイン、オランダ、スイスが不参加。3つ目は中華民国の参加に抗議して中国がボイコットしました。中国が再び参加するのは1984年のロス五輪からとなります。
メダル獲得数上位国はソ連、アメリカ、オーストラリア。
第17回 ローマ五輪(イタリア:1960年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 83 | 4,727 | 611 | 150 |
男子女子共に、参加選手数が急増した大会。ローザンヌ(スイス)、ブリュッセル(ベルギー)、ブダペスト(ハンガリー)、デトロイト(アメリカ)、メキシコシティ(メキシコ)、東京(日本)との招致合戦を制したローマが初の開催地になりました。
メダル獲得数上位国はソ連、アメリカ、イタリア。ソ連とアメリカの2大国がオリンピックの舞台でも競争を激化させていきます。南アフリカ共和国はこの大会を最後に1992年までの32年間不参加となります。同国のアパルトヘイト政策への国際的批判が原因でした。
裸足のアベベ
マラソンで優勝したアベベはローマのコースを裸足で駆け抜けて一躍有名になりました。アベベの母国エチオピアにとっては、かつて自国へ侵攻したイタリアの首都における勝利という政治的な意味も持っていました。
第18回 東京五輪(日本:1964年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 93 | 4,473 | 678 | 163 |
デトロイト(アメリカ)、ウィーン(オーストリア)、ブリュッセル(ベルギー)との招致合戦を制しての開催(2度目)。
1940年東京オリンピックの開催権を返上した日本及びアジア地域で初めて開催されたオリンピックで、当時は「有色人種」国家における史上初のオリンピックという意義を持っていました。また、アジアやアフリカにおける植民地の独立が相次いだこともあって過去最高の出場国数となりました。開会式が行われた10月10日は、1966年から「体育の日」として親しまれるようになりました(現在は10月の第2月曜日)。
メダル獲得数上位国はアメリカ、ソ連、日本。日本はオリンピック景気に沸き、カラーテレビの普及が進みました。
東京五輪のロゴ
第19回 メキシコシティ五輪(メキシコ:1968年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 112 | 4,735 | 781 | 172 |
デトロイト(アメリカ)、リヨン(フランス)、ブエノスアイレス(アルゼンチン)との招致合戦を制しての開催地決定。海抜2,240mの高地での開催となり、空気の薄い高地で行われた事からトラック競技や跳躍競技で多数の世界記録が誕生しました。
メダル獲得数上位国はアメリカ、ソ連、日本。日本サッカーが銅メダルに輝いた大会でもありました。
第20回 ミュンヘン五輪(西ドイツ:1972年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 121 | 6,075 | 1,059 | 195 |
第二次大戦後初のドイツ開催で、マドリード(スペイン)、モントリオール(カナダ)、デトロイト(アメリカ)との招致合戦を制したミュンヘンが開催地。メダル獲得数上位国はソ連、アメリカ、東ドイツ。
日本男子体操が最も強さを誇った大会でもありました。全8種目24個のメダルのうち、16個を日本が獲得。団体では、1960年ローマ・1964年東京・1968年メキシコに続いて4連覇。個人総合と鉄棒と平行棒では金銀銅メダル独占。鉄棒金メダルの塚原光男が開発した「月面宙返り」が、以後世界の体操界で長年使用される革命的な技となりました。また日本男子バレーボールは準決勝の対ブルガリア戦でセットカウント0-2からの奇跡の逆転劇を演じ、金メダルを獲得します。
【体操】日本人の名前のついた“技”まとめ - Middle Edge(ミドルエッジ)
一方で、オリンピック史上最悪の悲劇といわれるミュンヘンオリンピック事件が発生したことで知られています。
ミュンヘンオリンピック事件
会期中の9月5日、パレスチナのゲリラが選手村のイスラエル選手宿舎を襲撃しました。イスラエル選手団のレスリングコーチとウエイトリフティングの選手を殺害して9人を人質に。救出は失敗し、銃撃戦の末に人質9人全員とゲリラ5人、警官1人が死亡する大惨事となっってしまいました。
第21回 モントリオール五輪(カナダ:1976年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 92 | 4,824 | 1,260 | 198 |
モスクワ(ソ連)、ロサンゼルス(アメリカ)との招致合戦を制してのカナダ初開催。アフリカ22ヵ国がボイコットしたため、参加国数と参加選手数が減少。
当初の予算は3億2000万ドルの予算でスタートしましたが、オイルショックが発端になった物価高騰で最終的には約13億ドルにも達します。そのため膨大な赤字を計上し、モントリオール市ではその後何十年ものあいだ、返済のために税金が使われることとなってしまいました。
メダル獲得数上位国はソ連、東ドイツ、アメリカ。
ルーマニアの白い妖精
体操に出場したルーマニアのナディア・コマネチが史上初となる10点満点を連発しました。
ナディア・コマネチ Nadia Comaneci ルーマニアの白い妖精 完璧な演技で史上初の10点満点を連発 体操に革命を起こしたヒロイン - Middle Edge(ミドルエッジ)
第22回 モスクワ五輪(ソ連:1980年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 80 | 4,064 | 1,115 | 203 |
ロサンゼルス(アメリカ)との招致合戦を制しての開催。。共産圏、社会主義国では初の開催となったものの西側諸国の多くが1979年12月に起きたソ連のアフガニスタン侵攻の影響を強く受けボイコットしたために「スポーツと政治」の関係が問われた大会となりました。
メダル獲得数上位国はソ連、東ドイツ、ブリガリア。
「めざせモスクワ」が世界でヒット
西ドイツのポップグループでもあるジンギスカンがモスクワをモデルにして作った曲「めざせモスクワ」が世界的にヒット。西ドイツはモスクワオリンピックをボイコットしたにもかかわらず、これが縁でジンギスカンはモスクワオリンピックに招待されました。
またマスコットキャラクターのミーシャは、このキャラクターを主人公にしたアニメが日本で放送されていました。大会閉幕式では、西側諸国の大量ボイコットに対してなのかミーシャがひと筋の涙を流す演出がみられました。
モスクワオリンピックのキャラクターで可愛い小熊が主人公!アニメ『こぐまのミーシャ』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
第23回 ロサンゼルス五輪(アメリカ:1984年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 140 | 5,263 | 1,566 | 221 |
立候補はロサンゼルスだけという開催地決定。「商業五輪」と揶揄されたものの、これまでの五輪開催地が赤字続きで大きなダメージを残したのに対して、400億円の黒字を実現させることが出来た大会でした。「テレビ放映料」「スポンサー協賛金」「入場料収入」「記念グッズ売上」の4本柱で、以後のオリンピックに影響を与えることとなりました。
前回モスクワ五輪の西側諸国ボイコットへの報復として、東側諸国はこの大会をボイコットしました。メダル獲得数上位国はアメリカ、ルーマニア、西ドイツ。
鮮明!ロサンゼルスオリンピック名場面を振り返る! - Middle Edge(ミドルエッジ)
第24回 ソウル五輪(韓国:1988年)
| 参加国 | 男子選手 | 女子選手 | 種目 |
|---|---|---|---|
| 159 | 6,197 | 2,194 | 237 |
名古屋(日本)との招致合戦を制して、第二次世界大戦後に建国された新興国で初めて開催されたオリンピック。前回は東側諸国、前々回は西側諸国がボイコットしたのでソウルオリンピックは12年ぶりに世界規模で開催された大会となりました。
メダル獲得数上位国はソ連、東ドイツ、アメリカ。東ドイツってなんでこんなに強かったのでしょうね…。
熱狂!ソウルオリンピック名場面を振り返る! - Middle Edge(ミドルエッジ)