兄貴の恋人
初期といってよいのものでしょうか?、デビュー間もない1964年から黒沢年男だの加山雄三だのと共演をし人気者となった1976年までの酒井和歌子を知るにはマストといえるアイテムがこちら。「酒井和歌子写真集―東宝時代1964‐1976」です。
酒井和歌子写真集―東宝時代1964‐1976
カワイイというか、清純というか。もう酒井和歌子の魅力満載です。ファンとしては大満足でしょう。しかし、これで満足してはいけません。そこに魔性の女の魅力が加わり妖艶となるのが80年に入ってからの酒井和歌子です。
火曜サスペンス劇場
映画業界が衰退したということと無関係ではないのでしょうが、70年代半ば以降、酒井和歌子も活動の場をテレビに移します。
1972年「飛び出せ!青春」、1976年「気まぐれ天使」とヒット作にも恵まれマドンナ的なヒロイン役が板についていた訳ですが、80年代に入ると「火曜サスペンス劇場」や「土曜ワイド劇場」といったサスペンス物に出演するようになってイメージチェンジを図るんですね。悪女役多いです。それで、結構な濡れ場を演じるんです。濡れ場多いです。
おぉ、酒井和歌子。よくぞここまでやってくれた!と声を大にして言いたい。しかし、残念ながら「火曜サスペンス劇場」にしろ「土曜ワイド劇場」にしろ長寿番組とはいえ酒井和歌子が毎回出ている訳ではありませんからね。ゲストとなれば尚更です。再放送もあまりされませんし、ソフトが発売されることもないでしょう。つまり、女盛りの酒井和歌子を観ることは困難な状況です。これを残念と言わずして何と言う。です。
CM
悪女役もやり、濡れ場も演じるとはいえ、そこはやはり酒井和歌子、気品があります。嫌味がありません。好感度高いです。ということで、CMに引っ張りだこ。当然ですね。
声がまた素敵ですよねぇ。もうずっと観ていたい。どこにでも居そうで居ない美人といいますか、近寄りやすい美人といいますか。酒井和歌子って永遠のマドンナと呼ぶにふさわしい女優だと思います。