天才としか言いようがない!奇跡としか言いようのない80年代のプリンス。

天才としか言いようがない!奇跡としか言いようのない80年代のプリンス。

今でこそ天才と言う評価の定まっているプリンスですが、「パープル・レイン」がヒットするまではキワモノ。日本に置いてはその存在すらあまり知られていませんでした。いえ、知られるようになってからもキワモノですね。天才過ぎますから、プリンスは。


プリンス

天才の名を欲しいままにしたプリンス。残念ながら2016年4月21日に57歳と言う若さで亡くなってしまうのですが、彼が残した楽曲、与えた影響は計り知れないものがあります。

出生名:プリンス・ロジャーズ・ネルソン
生誕:1958年6月7日
出身地:アメリカ合衆国ミネソタ州 ミネアポリス
死没:2016年4月21日(57歳没) 
活動期間:1976年~2016年

デビューから亡くなるまで常に革新的な作品を作り続けたプリンス。どの時代にも名作と言われる作品を残していますが、最も華やかだったのはマイケル・ジャクソンやマドンナ達とヒットチャートを賑わせていた80年代ではないでしょうか。と言うことで、80年代前半のプリンス振り返ります!
因みに、プリンスとマイケル、そしてマドンナは同い年なんですよ。なんか、スゴイですね。

Controversy

プリンスの80年代は4枚目のアルバム「戦慄の貴公子」で幕を開けます。既に「ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー」などのヒット曲を放っていたとはいえ、前作がデモ音源そのままだったことでサウンドとしてはチープ感は否めず、大きなヒットには至っていませんでした。プリンスとしては起死回生の一撃が欲しかった。で、これです。

1. 戦慄の貴公子
2. セクシュアリティ
3. ドゥ・ミー・ベイビー
4. プライヴェイト・ジョイ
5. ロニー、トーク・トゥ・ラシア
6. レッツ・ワーク
7. アニー・クリスチャン
8. ジャック・ユー・オフ

戦慄の貴公子

「Controversy」は、訳すと論争ということになりますかね。が、邦題は「戦慄の貴公子」ときたもんだ。いや、むしろピッタリ。邦題の方が良い。で、アルバムタイトルと同名の曲がこれまた素晴らしいのです。

他にもプリンス初期の名曲と言われる「ドゥ・ミー・ベイビー」も収録されていますし、1981年にリリースされた「戦慄の貴公子」は充実したアルバムとなり商業的にもまずまずの結果を出しています。

1999

ギター、ドラムス、ベースはもとより、30種類ほどの楽器を使いこなしたというプリンス。アルバムはほぼ1人で制作してしているわけですが、ライブとなるとそうはいきません。1982年頃からバックバンドをザ・レヴォリューションと名付け、プリンス・アンド・ザ・レヴォリューションとして活動を始めます。
この年に出たアルバムが5枚目となる「1999」です。

1. 1999
2. リトル・レッド・コルベット
3. ディリリアス
4. 夜のプリテンダー
5. オートマティック
6. サムシング・イン・ザ・ウォーター
7. フリー
8. レディー・キャブ・ドライバー
9. ニューヨークの反響
10. インターナショナル・ラバー

1999

レコードでは2枚組の大作でしたが、全米で400万枚を売り上げています!このアルバムからは 「リトル・レッド・コルベット」(全米2位)、1999(全米12位)、「ディリリアス」(全米8位)がシングルカットされ、何れもヒットしています。

もう、全曲シングルカット出来そうな完成度の高いPOPな楽曲揃いのアルバムです。ただ、このアルバムによってアメリカでは大ブレイクしたプリンスですが、日本ではまだ一般的には知られていませんでした。

Purple Rain

この時期のプリンスは日本では、なんと言いますか、ヘンタイ?いえ、キワモノですか?そんな扱いをされていたように思います。セクシャルな感じが当時はなかなか馴染めなかったんですね。それを超えて支持されるようになったのが1984年にリリースされた6枚目のアルバム「パープル・レイン」です。

1. レッツ・ゴー・クレイジー
2. テイク・ミー・ウィズ・ユー
3. ビューティフル・ワン
4. コンピューター・ブルー
5. ダーリン・ニッキー
6. ビートに抱かれて
7. ダイ・フォー・ユー
8. ベイビー・アイム・ア・スター
9. パープル・レイン

パープル・レイン

本作からプリンス・アンド・ザ・レヴォリューション名義となっており、1人では出来なかったバンドならではの音の厚み、深みが出ています。それもあってでしょう。「ビートに抱かれて」(全米1位)、「レッツ・ゴー・クレイジー」(全米1位)、 「パープル・レイン」(全米2位)、「ダイ・フォー・ユー」(全米8位)、「テイク・ミー・ウィズ・U」(全米25位)と、5曲もシングルカットされヒットしています。
中でも「ビートに抱かれて」は、全米年間チャートでも1位となっている程です。

関連する投稿


昭和名曲の魅力を再発見!石井明美、天童よしみ、山川豊が語る名曲秘話「そのとき、歌は流れた」がBS日テレで放送決定!!

昭和名曲の魅力を再発見!石井明美、天童よしみ、山川豊が語る名曲秘話「そのとき、歌は流れた」がBS日テレで放送決定!!

BS日テレにて、昭和の名曲を特集した音楽番組「そのとき、歌は流れた ~時代を彩った昭和名曲~」が放送されます。放送スケジュールは7月16日(水)よる8時より。


あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

あの頃を思い出す「ラルフ ローレン」2024年秋キャンペーン

80〜90年代に流行した「ポロ・ラルフローレン」が再び人気を集めている。ラルフ ローレンは、あの頃を思い出す、ニューヨークをテーマにした映像を発表した。また、ニューヨーク・ヤンキースとのコラボレーションによるジャケットやミドルエッジ世代が着こなせるアイテムやコーディネートなども紹介していく。


ジョージ・ハリスン、プリンス、再結成に沸くオアシス!レジェンドたちのギターなどのグッズがオークションに出品される!!

ジョージ・ハリスン、プリンス、再結成に沸くオアシス!レジェンドたちのギターなどのグッズがオークションに出品される!!

米国カリフォルニアの企業「ジュリアンズオークション」が、伝説的なミュージシャン/アーティストのアイコニックなギターや着用アイテム等が多数出品されるオークション「PLAYED, WORN, & TORN II」の開催を発表しました。


We Are The World 世界を変えたレコーディング

We Are The World 世界を変えたレコーディング

ときは来た!今こそ世界が1つになるとき!!1枚のレコードが世界中の人々の心をつなぎ、食糧、薬品、物資となって飢えた子供たちに届けられ、1枚のレコードが人々の魂を揺り動かし、多くの命を救った。


プロ野球選手と結婚し引退した80年代アイドル【秋本理央】現在どうしてる?

プロ野球選手と結婚し引退した80年代アイドル【秋本理央】現在どうしてる?

「レッツゴーヤング」の「サンデーズ」のメンバーに選ばれ、歌手デビューも果たした元アイドルの秋本理央さん。プロ野球選手の方とのご結婚により約5年の芸能生活に幕を閉じました。そんな秋本理央さんの芸能活動を振り返りつつ現在の様子についてチェックしてみました。


最新の投稿


「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

「パックマン」「ゼビウス」などナムコット名作がブランケットに!ファミコン外箱を再現した「クラシックゲームブランケット」登場

株式会社KADOKAWA Game Linkageは、ナムコットブランドのファミコンソフト『パックマン』、『ゼビウス』、『ドルアーガの塔』の外箱をモチーフにした「クラシックゲームブランケット」3タイトルを2026年2月16日に発売します。両面印刷で外箱の表裏デザインを忠実に再現し、A5サイズ16ページの冊子も同梱。現在、予約受付中です。


病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

病院も映画館も煙モクモク!?自由すぎる昭和の常識を徹底図解

日本文芸社は、「昭和100年」の節目に、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 昭和の話』を11月27日に発売しました。庶民文化研究家・町田忍氏監修のもと、「病院でもタバコOK」「消費税なし」「過激すぎるTV」など、令和の感覚ではありえない“自由すぎた昭和の本当の姿”を、図解と豊富な資料写真で紹介。世代を超えたコミュニケーションツールとしても楽しめる一冊です。


ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭!仲村トオルも清水に降臨

映画『ビー・バップ・ハイスクール』公開40周年記念イベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」が、聖地・清水駅前銀座商店街で12/13・14に開催決定!初日は仲村トオルさん登壇のセレモニーを実施。学ラン・セーラー服でのコスプレOKエリアや、名シーンの聖地巡礼ツアー、映画全6作の上映会など、アツすぎる内容で、あの頃の青春がブッ返る!


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。