発熱すると使うもの
保健室ではそれほど頻繁に使われてはいないかも知れませんが。
発熱した時に使ったものも思い出してみました。
氷嚢と氷枕
解熱のために使うものとして、
今はアイスノンや冷えピタなど便利なものもいろいろありますね。
アイスノンも柔らかいタイプのものが出てきたり
どんどん良いものが出回っています。
昔懐かしいのは氷のうや氷枕です。
でもまだまだ使われ続けていますね。
病院に入院した時に看護師さんがアイスノンはもちろんですが
氷枕も作って持ってきてくれました。
良いものは残っていくんですね。
ちょっと話はそれますが
夏場は熱中症対策でもアイスノンなど使いませんでしたか?
そこで思い出したのですが、昨年の夏は暑すぎて
小中学校のプールに入れなかったという話なんです。
暑いのになぜ水に入れないの?と不思議に思ったのですが、
屋外プールでも熱中症になる危険があるそうです。
重要なのは水温で、20℃後半から30℃程度であれば、
陸上と同じように水分補給や休憩などを適度に取ることで熱中症の対策になりますが、
猛暑では水温も30℃なかばから後半に達することもあるそうです。
こうなると、ぬるめのお風呂に入っているのと同じ状況で、体温を下げることも難しく
さらに水の中ではのどの渇きも感じにくくなるので、熱中症の危険性は高まるそうです。
薬について
昔、午後の授業中に
急な腹痛で保健室へ連れて行ってもらいまして
生まれて初めて正露丸を飲みました。
正露丸の蓋を開けると独特の匂いがしますね。
黒くて丸くてなんだこれは!と思いながら
飲み込んだのを覚えています。
その後、しばらくベッドで眠ったら
ケロッと治った記憶がありました。
ところが、今は学校で薬を出さないようですね。
薬は自分で持っていかないとならないようです。
医療機関ではないので
学校の保健室は応急手当をする場であり、医療行為は出来ないそうなんです。
内服薬は、直接作用するものなので、本人が持参している常備薬を保健室で
飲むことは出来ますが、先生方や学校の職員が飲ませることは出来ないそうです。
医療行為に該当しない行為
検温、血圧測定、点眼、湿布のはり付け、軟こうの塗布、
身長体重計測、肺活量測定などは
医療行為には当たらないそうです。
細かい規定
保健室で使用する塗り薬自体にも細かい規定があるそうです。
また、ピンセットでとげを抜いたり、擦り傷についた石や砂をガーゼなどで取り去ることは
医療行為なので本来は出来ませんが、その点についてはグレーゾーンとして行われているようです。