20世紀を代表するコメディ映画「ピンク・パンサー」。その人気の秘密は???

20世紀を代表するコメディ映画「ピンク・パンサー」。その人気の秘密は???

印象的なテーマソングに愛嬌溢れるアニメのキャラクター。1964年の劇場公開以降コメディ映画として今なお人気の「ピンク・パンサー」で忘れられないのは、ピーター・セラーズ演じる初代のクルーゾー警部。その人気の秘密をたっぷりと知って頂きましょう。


2作目の「暗闇でドッキリ」。タイトルにピンク・パンサーと入っていなかったことが原因でしょうか?!まぁ、確かに原題(A Shot In The Dark)にもありません。だからでしょう。3作目であるにも関わらず邦題が「ピンク・パンサー2」となってしまいました。

監督:ブレイク・エドワーズ
脚本:ブレイク・エドワーズ、フランク・ウォルドマン
製作:ブレイク・エドワーズ
出演者:ピーター・セラーズ、クリストファー・プラマー、カトリーヌ・シェル、ハーバート・ロム、バート・クウォーク
音楽:ヘンリー・マンシーニ
撮影:ジェフリー・アンスワース
編集:トム・プリーストリー
製作会社:ジョエル・プロ / ピムリコ・フィルム
公開:1975年5月21日
上映時間:113分

ピンク・パンサー2

前作から11年ぶりとなった「ピンク・パンサー2」。実は前2作はアメリカ制作なんです。本作以降制作はイギリスとなります。

ピンク・パンサー3 The Pink Panther Strikes Again

本当はシリーズ4作目なんだけど、前作同様3作目のような邦題が付いた「ピンク・パンサー3」は1976年に劇場公開されました。

監督:ブレイク・エドワーズ
脚本:フランク・ウォルドマン、ブレイク・エドワーズ
製作:ブレイク・エドワーズ
出演者:ピーター・セラーズ、ハーバート・ロム、レスリー=アン・ダウン、バート・クウォーク
音楽:ヘンリー・マンシーニ
撮影:ハリー・ワックスマン
編集:アラン・ジョーンズ
製作会社:ブレーク・エドワーズ・プロ
公開:1976年12月15日
上映時間:104分

ピンク・パンサー3

前作、前々作とクルーゾー警部の上司として登場していたドレフュス主任警部(ハーバート・ロム)と戦うこととなるという正真正銘の続編(笑)となっています。

ピンク・パンサー4 Revenge of the Pink Panther

「ピンク・パンサー4」とはいえシリーズ5作目。マフィア映画のパロディ満載で本作も絶好調です。
しかし、1978年に劇場公開されたのですが、残念なことにピーター・セラーズ急死の為、生前に製作された最終作となってしまいました。

監督:ブレイク・エドワーズ
脚本:フランク・ウォルドマン、ロン・クラーク、ブレイク・エドワーズ
原案:ブレイク・エドワーズ
製作:ブレイク・エドワーズ
出演者:ピーター・セラーズ、ハーバート・ロム、バート・クウォーク、ダイアン・キャノン、ロバート・ウェッバー
音楽:ヘンリー・マンシーニ
撮影:アーニー・デイ
編集:アラン・ジョーンズ
製作会社:セラーズ=エドワーズ・プロ
公開:1978年7月13日
上映時間:99分

ピンク・パンサー4

ピーター・セラーズの急死により実現しなかったものの、次回作として「Romance of the Pink Panther」が企画されていたのだそうです。観たかったですね。

ピンク・パンサーX (トレイル・オブ・ザ・ピンクパンサー) Trail of the Pink Panther

ピーター・セラーズの死後、過去の映像を再編集して制作されたのが1982年に公開された「ピンク・パンサーX」です。追悼作ですが、まさかこのような作品が出来るとは驚きでした。クルーゾー警部的ではありますけどね。

監督:ブレイク・エドワーズ
脚本:ブレイク・エドワーズ、ジェフリー・エドワーズ、フランク・ウォルドマン、トム・ウォルドマン
製作:トニー・アダムス、ブレイク・エドワーズ、ジョナサン・D・クレイン
製作総指揮:ジョナサン・D・クレイン
出演者:ピーター・セラーズ、デヴィッド・ニーヴン、ハーバート・ロム、バート・クウォーク
音楽:ヘンリー・マンシーニ
撮影:ディック・ブッシュ
編集:トム・プリーストリー
公開:1982年12月3日
上映時間:97分

ピンク・パンサーX

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