ウルトラ警備隊のアンヌ隊員「ひし美ゆり子」は、その後ヌードも辞さない大胆な演技を披露しています

ウルトラ警備隊のアンヌ隊員「ひし美ゆり子」は、その後ヌードも辞さない大胆な演技を披露しています

アンヌ隊員といえばウルトラ警備隊のマドンナ。笑顔が最高です。演じたのは ひし美ゆり子ですね。今なお人気の高いアンヌ隊員ですが、その後の ひし美ゆり子も素晴らしいのです。70年代はヌードも辞さない大胆な演技で私たちを楽しませてくれました。


ひし美ゆり子

ひし美ゆり子 という名前は知らなくても「アンヌ隊員」といえば分かる人は多いのではないでしょうか?ウルトラ警備隊 永遠のマドンナ「友里アンヌ隊員」役で知られる ひし美ゆり子。もう当時はウルトラセブンを観てるのか、アンヌ隊員を観てるのか分からいという男性ファンは枚挙にいとまがありませんでした。みんなあの笑顔にやられたんですね。

本名:境屋 地谷子(旧姓・菱見)
生年月日:1947年6月10日
出生地:東京都中野区
身長:158 cm
活動期間:1966年~現在

ひし美ゆり子

主人公モロボシ・ダン隊員(ウルトラセブン)との淡い恋を描いているのも青少年の心を捉えた要因でしょうね。
怪獣と戦うよりもラブストーリー中心でやってもらいたいと願っていた男性ファンもまた枚挙にいとまがありませんでした。(たぶん)
まぁ、あの笑顔ですから無理もありません。

ひし美ゆり子

青少年の心を知ってか知らずか、いえ、知ってのことでしょう。確信犯でしょう。劇中ではアンヌ隊員の水着シーンが用意されています。
ありがとうございます。今となっては心から感謝の意を表するしかありませんね。

ダンとアンヌ、なんか普通にデートしてますね。まぁ、こうして私たちの心に刻み込まれたアンヌ隊員こと ひし美ゆり子。何年、何十年経っても彼女の笑顔が忘れられないといったわけなのですが、しかし、ウルトラセブン以外の作品となるとなかなか思いつかない。何故か?

理由としては、アンヌ隊員のイメージが強力すぎるということが考えられます。しかし、これだけ素敵な女優なわけですから、代表作がバンバンあってもいいように思うのですがね。
そこで、アンヌ隊員以外の ひし美ゆり子、探ってみました。

アンヌ隊員以降

ウルトラセブンは1967年~1968年まで放送されました。ウルトラセブン終了直後の出演ドラマを観てみると、いや、やっぱりカワイイです。

他にも当時の映像を観てみましょう。笑顔も可愛いですが、怒った顔もまた可愛い。当時のファッションに感謝するしかありませんが、ミニスカート姿がまたステキです。

しかし、1972年で東宝との専属契約が切れるのを機に女優を辞めることを決意します。

ヌード撮影

芸能界引退を考えた ひし美ゆり子は、記念にヌード撮影を行います。それが「週刊プレイボーイ」に掲載され大きな反響をよびました。

ひし美ゆり子

記念とは言え、よくぞヌード撮影をやってくれました。もう、感謝しかありません。その写真は幸いにも「ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73」で観ることが出来ます。

YURIKO 1967‐73―ひし美ゆり子写真集

アンヌ隊員よりも色っぽいというか、大人っぽい感じですかね。ヌード写真のほかにも1967年~73年に撮影されたプライベート・ショットなど貴重な写真が多数掲載されています。

ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73

写真集は、『アンヌへの手紙。』(1997年7月、講談社)
『アンヌ∞(infinity)』(1998年12月、講談社)
『ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73』(2002年8月、パイオニアLDC)
『ひし美ゆり子写真集 All of Anne』(2003年10月、ジェネオンエンタテインメント)
『ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73<新装版>』(2006年9月、ジェネオンエンタテインメント)
『永久保存版写真集平凡パンチ'70 The Nude 高橋惠子 ひし美ゆり子 東てる美』(2012年4月26日、マガジンハウス)
『ひし美ゆり子写真集 All of Anne:plus』(2013年2月、復刊ドットコム)
『ひし美ゆり子写真集 YURIKO 1967-73 Evergreen』(2015年1月、復刊ドットコム)
が出ています。

当時の写真ばかりでこの数。ちょっとスゴイですよね。今でも人気があることがよく分かります。

1973年

「週刊プレイボーイ」のグラビアを切っ掛けに女優を続けることになった ひし美ゆり子は、以降ヌードも辞さない体当たりの演技を見せてくれるようになります。

ひし美ゆり子にとってウルトラセブン以降で最も充実していたのは1973年でしょう。
「まむしの兄弟 刑務所暮し四年半」「高校生無頼控 突きのムラマサ」「高校生無頼控 感じるゥームラマサ」「ポルノ時代劇 忘八武士道」「三池監獄 兇悪犯」「同棲時代」と6本の映画に出演しています。

高校生無頼控 突きのムラマサ

テレビでも「プレイガール」「ポーラテレビ小説 / 愛子」と、2本もレギュラー出演しています。ここで観るべきものと言えば、それはもう文句なしに「ポルノ時代劇 忘八武士道」でしょうね。

製作年:1973年
出演者:丹波哲郎 、ひし美ゆり子 監督:石井輝男
監督:石井輝男
脚本:佐治乾
原作者:小島剛夕 、小池一雄

ポルノ時代劇 忘八武士道

「ポルノ時代劇 忘八武士道」は、ひし美ゆり子がというよりも、映画としてなんかスゴイ。エキセントリックなエロスプラッタ時代劇とでもいいましょうか、忍者対全裸女軍団の闘いが最高で、もう、オッパイ、オッパイ、オッパイの山です。
そんな中、大の字に手足を縛られオッパイをだして ひし美ゆり子も頑張っています。

米国版DVDも発売されているのに、あまり日本では注目されていないように思いますが「ポルノ時代劇 忘八武士道」は面白いです。何故注目されないのか?といえば、やっぱりタイトルがイカンのでしょうね。勿体ないですねぇ。

CM

ヌード・グラビアをきっかけに思わぬ後方へとキャリアを重ねた ひし美ゆり子ですが、結局息の長い女優となり現在でも活躍されています。

年を重ねてアンヌ隊員とはまた違った魅力がありますね。きっと良い人生を送っているんだろうなと思わずにはいられない笑顔。そう、この笑顔にやられてしまうんですよね。

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