90'sガールポップの中心的存在、井上昌己ロングインタビュー。小学3年で遠足に行きながら作曲!?

90'sガールポップの中心的存在、井上昌己ロングインタビュー。小学3年で遠足に行きながら作曲!?

90年代初頭のGirlPOP(ガールポップ)ブームの中心的存在として活躍されていた井上昌己さん。 今もバリバリ現役で活動を続け、2018年6月1日に新アルバム『MELODIESⅢ』を発売する彼女にインタビューを敢行。 幼少期からデビューまでの道のりや、GirlPOPブーム時代のエピソードなど、たっぷりお聞かせ頂きました。


90'sガールポップの中心的存在、井上昌己がミドルエッジに登場♪

1990年代初頭、自らが作り上げるメロディーラインと、甘く切ない歌声でGirlPOP(ガールポップ)ブームの中心的存在として活躍した井上昌己。
2018年6月1日にミニアルバム『MELODIESⅢ』をリリースする。

ミドルエッジ編集部は5月4日(祝)に行なわれたラジオ公開収録&ライブを訪問。
イベント終了後の彼女にインタビューを敢行し、音楽との出会いや、デビューのきっかけ、GirlPOPブーム時代のエピソードなどをたっぷり教えて頂きました。

1969年7月21日生まれ、愛媛県出身 B型
中高生時代から作曲コンクールで各種の賞を受賞。
1989年、「メリーローランの島」でデビュー。
自らが作り上げるメロディーラインと、澄みきった歌声で1990年代初頭のガールポップムーブメントの中心的存在として活躍。
代表曲として「純心」、「恋は Liberty」、「恋が素敵な理由」、「えにし~春夏秋冬」、「つながりたい」など多数。
同世代の女性アーティストが結婚、引退をしていく中、自らのレーベルを立ち上げ、独自の表現を貫きながら、誰もが経験した暖かくも切ない恋愛風景を詞と曲に込める。
時代や季節にとらわれない音楽を発表し続ける数少ないシンガーソングライター。

井上昌己(いのうえしょうこ)

ミドルエッジ独占インタビュー

ミドルエッジ
編集部

昌己さんは小学生の頃から作曲を行なっていたそうですが、曲を作るようになった切っ掛けは何だったのでしょうか?

井上昌己

何か切っ掛けがあったわけでもなく、すごく自然に作曲するようになってました。
子供って歩きながら口ずさんで曲を作ったりするじゃないですか?そんな気持ちで、習っていたピアノでなんとなく作り始めていました。
実は、ゴム跳びや、だるまさんがころんだとかをやるような感覚で、周りのみんなも家に帰ったら作曲していると思ってたんですよ。

ミドルエッジ
編集部

いやいや、普通の小学生は家に帰ってから曲を作ってませんよ(笑)。

井上昌己

ですよね…。すごく変な子供だったんです(笑)。

ミドルエッジ
編集部

その頃に作っていたのはどんな曲だったのですか?

井上昌己

習っていたピアノの影響で、最初は歌が無いインストゥルメンタルの曲を小学2年生の時にピアノで作りました。
あとは小学3年生の時は遠足に行きながら、子供らしい童謡みたいな曲を作ったのを今も覚えています。

ミドルエッジ
編集部

遠足に行きながら作曲する小学3年生…。想像するのが難しい光景ですね。
そして、中学生になるとさらに本格的な音楽活動になっていったそうですが、その頃に憧れていたアーティストの方はいらっしゃいましたか?

井上昌己

女性だとユーミンさん、竹内まりやさんとか曲を作って自分で歌う方が憧れでした。
男性だとオフコースさん、佐野元春さん、杉真理さんが好きでしたね。

ミドルエッジ
編集部

なるほど。アーティストとしての源流がなんとなくわかった気がします。
その頃の中高生はテレビ大好きっ子が多かったですが、昌己さんもハマった番組とかありましたか?

井上昌己

その頃は音楽にしか興味が無かったんですよ…。
愛媛県出身なのですが当時は民放が2局しか映らなくて(笑)。
でも音楽番組は必ずチェックしてました。
学校から帰ったら、どんなに部活で疲れていても毎日ピアノを弾いて1日1時間以上は歌ってました。
中学校の時は部活がブラスバンド部でしたし音楽まみれでしたね。

ミドルエッジ
編集部

色んな事に興味を持ちやすい年頃なのに…。
凄まじい音楽への情熱ですね。
その頃からプロになるのを意識していたのですか?

井上昌己

中学校3年生の時に読んでいた雑誌「中三時代」にある時、作曲や作詞など部門が分かれた全国コンテスト『全国中学生テープ大賞』の案内が載っていたんです。
その当時はカセットテープだったので時代がわかりますよね(笑)。
私は作曲部門に応募しようと思って、課題詞に作曲してピアノでの弾き語りを録音したカセットテープを送ったんです。
そうしたら、「全国で1番になったよ」と学校側から連絡がきて、授賞式には地元のテレビ局やら取材がいっぱい来て…。
それまでは自分で歌わずに人に提供する作曲者になりたいと考えていたのですが、そのニュースなどで私の歌が流れているのを他の人が聴いて、「歌が上手いね」「声が可愛いね」とか曲よりも歌の方が褒められて「あれ?そうなのかな?」って調子に乗って勘違いしちゃったのかな(笑)。自分でも歌ってみようかなと思ったんです。
そして、高校生の時にもう一回チャレンジしてみようかなと大会(全国高校生作曲コンクール)に申し込んだら、何千という応募の中からグランプリを頂いて「私はこれだ~!」とプロに挑戦したいと思いました。

ミドルエッジ
編集部

そこからデビューするまではどのような道のりでしたか?

井上昌己

今はSNSでデビューの切っ掛けができたり東京にいなくても活動できますが、当時はそういう手段も無く、とにかく東京に出て自分の足でオーディションに参加しないといけなかったんです。
また、プロデビューというのが狭き門だったので、東京の大学に進学してオーディションを受けに行ける環境に身を置きました。
そして、『第1回トーラスレコードスーパーボーカリスト新人オーディション』で優勝でき、デビューが実現しました。

ミドルエッジ
編集部

デビューされた1989年はいわゆるバブル時代でしたが、当時を振り返ってみて「バブルだったなぁ」と思うことはありますか?

井上昌己

今考えると新人なのに全国ツアーをさせてもらったり、レコーディングで海外に行かせてもらったり、現在では考えられないほど恵まれてました。
レコード会社のおかげでタイアップも取れて、割とすぐにテレビにも出演できてバブルの香りがプンプン残ってました。
なんて贅沢だったんだろうと思います。

関連するキーワード


インタビュー 井上昌己

関連する投稿


英ロックバンド「オアシス」唯一の公式インタビュー本『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』が発売!!

英ロックバンド「オアシス」唯一の公式インタビュー本『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』が発売!!

光文社より、イギリスのロックバンド「oasis(オアシス)」の公式インタビュー集「Supersonic: The Complete, Authorised and Uncut Interviews」の翻訳書籍『スーパーソニック 完全、公式、ノーカット・インタビュー』の発売が決定しました。


線路沿いにバスケコート出現!?バスケコート併設型コーヒースタンド「ONE THROW」!コーヒー片手に誰もが楽しめる場所

線路沿いにバスケコート出現!?バスケコート併設型コーヒースタンド「ONE THROW」!コーヒー片手に誰もが楽しめる場所

屋外に突如現れたバスケコート併設型コーヒースタンド「ONE THROW」。神奈川県川崎市で営業を続ける同店は、子供達や地域の方々に親しまれています。今回スラムダンク好きの代表・東海林佳介さんにインタビューを行いました。


【インタビュー記事】まずい棒、涙活、離婚式の考案者・寺井広樹!現在は映画『散歩屋ケンちゃん』の公開へ向けてクラウドファンディングを実施中!!

【インタビュー記事】まずい棒、涙活、離婚式の考案者・寺井広樹!現在は映画『散歩屋ケンちゃん』の公開へ向けてクラウドファンディングを実施中!!

2023年4月の公開に向けて、現在クラウドファンディング実施中の映画『散歩屋ケンちゃん』。同作で原案・監督・脚本を務めている寺井広樹さんにインタビューを敢行!これまでのご活動もご紹介します!!


取材や連載、インタビューのオススメ記事《10選》

取材や連載、インタビューのオススメ記事《10選》

通算2万記事を突破したウェブサイト・ミドルエッジ。これまでの取材や連載、インタビューの中からオススメしたい厳選10記事ご紹介します!どうぞご覧ください!


小林亜星さんに音楽のルーツを伺いました。-「小んなうた 亞んなうた」発売記念-

小林亜星さんに音楽のルーツを伺いました。-「小んなうた 亞んなうた」発売記念-

2019年8月7日、作曲家・小林亜星さんの楽曲がCDアルバム『小んなうた 亞んなうた 〜小林亜星 楽曲全集〜』が日本コロムビアから4タイトル同時発売となりました。これを記念して、小林亜星さんにインタビューの機会をいただきました!


最新の投稿


『ドラゴンボール』亀仙人の「カメハウス」が超精巧フィギュア化!内装まで再現した豪華セットが登場

『ドラゴンボール』亀仙人の「カメハウス」が超精巧フィギュア化!内装まで再現した豪華セットが登場

バンダイスピリッツより、ドラゴンボールの聖地「カメハウス」を立体化した『ワールドコレクタブルフィギュア PREMIUM-カメハウスセット-』が登場。全高約22cmのハウス本体は室内まで作り込まれ、悟空や亀仙人など7体のフィギュアが付属。日常シーンから名場面まで自由に再現可能なファン垂涎のアイテムです。


伝説の歌姫が横浜に降臨!『中森明菜 ザ・ステージ・プラネタリウム』LEDドームで特別追加上映が決定

伝説の歌姫が横浜に降臨!『中森明菜 ザ・ステージ・プラネタリウム』LEDドームで特別追加上映が決定

コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMAにて、伝説の歌姫・中森明菜の魅力を堪能できる『中森明菜 ザ・ステージ・プラネタリウム-LED ver.-』が4月5日まで特別追加上映。圧倒的な高輝度・広色域のLEDドームで蘇る歌唱姿、限定特典の「難破船」ステッカーやコラボドリンクなどファン必見の内容です。


90年代英国の熱狂が新宿に!109シネマズプレミアム新宿で「UKシネマWEEKS」が3月6日より開催

90年代英国の熱狂が新宿に!109シネマズプレミアム新宿で「UKシネマWEEKS」が3月6日より開催

109シネマズプレミアム新宿にて、国立新美術館の「テート美術館展」と連動した特別企画『UKシネマWEEKS with DOMMUNE』が開催。90年代英国カルチャーを象徴する『トレインスポッティング』など厳選5作品を上映。坂本龍一氏監修の音響システムが、当時の熱狂を極上の鑑賞環境で蘇らせます。


あの興奮がカードホルダーに!『ストII』仕様の「スーパーファミリーカセットケース」が新登場

あの興奮がカードホルダーに!『ストII』仕様の「スーパーファミリーカセットケース」が新登場

有限会社スパイダーウェブスは、ゲームソフト型カードホルダーの進化版「スーパーファミリーカセットケース」を発売します。第1弾は『ストリートファイター II』。サイズアップに加え、アクリルスタンドやゲーム画面風台紙も付属する豪華仕様。端子部分を押して開閉する遊び心満載のアイテムを詳しく紹介します。


なとり「ペンシルカルパス」に新味登場!「シャキッと!コーン」コラボ&限定バーベキュー風味を実食

なとり「ペンシルカルパス」に新味登場!「シャキッと!コーン」コラボ&限定バーベキュー風味を実食

株式会社なとりは、人気商品「ペンシルカルパス」の新ラインナップとして、はごろもフーズとコラボした「シャキッと!コーン入り」と期間限定の「バーベキュー風味」を2026年3月9日より発売します。親子で楽しめる味わいと、試しやすい10本入りの新規格が特徴。おやつやおつまみの新定番として注目を集めそうです。