マツダ・オートザムAZ-1
世界最小のスーパーカーと言えば、それはAZ-1(エーゼットワン)。マツダが造り、オートザムで販売されていた2座席のスポーツクーペです。

マツダAZ-1
Autozam AZ-1 (PG6SA) 1992–95 wallpapers
スポーツクーペではありますが、軽自動車というところが世界最小のスーパーカーと言われる諸因ですね。
で、外見的な特徴は愛くるしいフロントマスクもさることながら、なんと言ってもガルウィングにあります。

AZ-1
Autozam AZ-1 (PG6SA) 1992–95 photos
ガルウィング、魅力的ですねぇ。軽自動車なのにです。ガルウィングを採用した軽自動車は今のところAZ-1だけです。
しかし、AZ-1の魅力はそれだけではありません。
先ずは動画をご覧ください。
車高が低いですねぇ。シートに座って手が地面に届きます!サイドシルがシートの座面よりも高いので、ミニスカートではちょっと厳しいですかねぇ。

しかも、リクライニングは運転席しかできません。助手席の女性には厳しい車です(笑)
AZ-1は走行時はカートを運転しているような感覚と言われます。それもそのはず、リアミッドシップエンジンでターボ付き。リアトランクを排除した純粋なスポーツカー。というか、レーシングカーに近い感じですね。
それでは、ちょっと動かしてみましょう。
特徴その2として、AZ-1はスケルトンモノコックというボディを採用しています。剛性を高めた特殊なフレームを採用しているので、外装がなくても走ることが出来るんです。このため、着せ替え感覚で外板を取り替えることが可能となっています。
外装にはFRP(シートモールディングコンパウンド)を多用しているので、ボディを軽量化できています。、ルーフ部分は快適性を配慮して、ガラスに光の透過率を30%に抑えたセラミック処理を施しています。
外装パネルを自由に変えることができるという売り文句で2014年に発売されたダイハツの新型コペンの、実に20年以上前からこの考えがAZ-1にはあったということです。
素晴らしいですね。
それでは続いて、内装とメーター周りを見てみましょう。
カッコいいですね。当時のキャッチコピーは「エキサイティング マイクロ クーペ」でしたが、世界最小のスーパーカー の名に相応しく、惚れ惚れしてしまいます。
AZ-1は、1992年10月5日から発売され、1995年6月に生産終了しました。総生産(総販売)台数は僅か4,392台です。
しかし、今や日本はもとより、世界各国で人気を集めています。
なんか、ランボルギーニを引き合いに出してますね。ランボルギーニのディアブロGTRを持つ余裕がないのであれば、日本の軽自動車 を買いなさい…。いや、なにもディアブロと比べなくとも。
しかし、それほどの魅力がAZ-1にはあるということですね。
それでは疑似ドライブです。
なかなか手に入れることは難しい車ではありますが、機会があれば一度は乗ってみたい個性的で魅力あふれる車には違いありません。
スペック
それでは最後にスペックです。
乗車定員:2名
ボディタイプ:2ドアクーペ
エンジン:F6A型 657 cc 直3 DOHCターボ
駆動方式:MR
最高出力:64 PS/6,500 rpm
最大トルク:8.7 kgf·m/4,000 rpm
変速機:5速MT
サスペンション:前/後:ストラット
全長:3,295mm
全幅:1,395mm
全高:1,150mm
ホイールベース:2,235mm
車両重量:720kg
最小回転半径:4.7m
燃費:18.4km/L
価格:1,498,000~1,598,000円
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