まずは老婆心で、「犬」に関する基礎知識の紹介!!

犬の祖先とされるタイリクオオカミ(Canis lupus)
さらに最新の有力な学説では、すべての犬は約1万5千年前あるいはそれ以前に、東アジアに棲息するオオカミから家畜化されたものを祖先とし、これが人の移動に伴って世界各地に広がったものと考えられている。
日本犬(柴犬、秋田犬)はオオカミに近い?!
古代に起源をもつ数種、すなわち、中国犬(チャイニーズ・シャー・ペイ、チャウチャウ)と日本犬(柴犬、秋田犬)、コンゴ共和国のバセンジー、アラスカのシベリアン・ハスキーとアラスカン・マラミュートの3グループが比較的オオカミに近かったのに対して、ヨーロッパに起源をもつその他の多くの品種は相互に近く、比較的新しく分岐したものであることがわかった。
なお、現在のイヌの品種の大部分を占めるヨーロッパ系のイヌの品種が人為的に作られ始めたのは8世紀ごろとされるが、品種として増加したのは、18世紀以降のことと考えられる。
オオカミの成獣を人に馴れさせるのはほとんど不可能に近いが、子供のうちに群れから離され、人間の中で育てられたオオカミは、かなり人に馴れることが知られている。それでも時に突然危険な行動をとるようなことがあるため、馴化して家畜として利用することは難しいと言われる。
「ゆるやかな接触の時期」には、オオカミが人の捨てた食べ残しをあさるため人の宿営地に近づくようになり、何らかの淘汰圧が働いて次第にイヌ化したのではないかとの意見がある。現在のイヌ・オオカミの遺伝子分析の結果から、オオカミとイヌの攻撃性の違いが、遺伝的背景と関連を持つ可能性が報告されている。
【1950年代】「犬」の人気は当時できたてのテレビにより大きく左右され始める!!

1950年代当時のテレビ受像機
1.シェパード
当時の子供たち(私もですが・・・)には、騎兵隊の様子とか、日本で始めて見る映像ばっかりで、すっごく新鮮でした。馬なんかこれでもかってくらい出てたから・・・。リンチンチンも犬とは思えぬ程、また犬ならではと言うべきかの名演技だった。柵を跳び越えるくらいなどは朝飯前でやっていた記憶がある。
この名犬リンチンチン、犬種が頭が良いと言われるシェパードでした。という訳で、理由も分からず、シェパードを購入する人々が多かった。結果的にシェパード人気は1960年代まで続くことになった。

シェパード(ジャーマン・シェパード・ドッグ)
この犬種は知的で忠誠心と服従心に富み、訓練を好む性格から種々な作業犬として訓練され、災害救助犬・軍用犬・警察犬・麻薬探知犬など特殊訓練を必要とする作業犬として活用されている。また、ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーと同様、介助犬または補助犬(盲導犬)としても活躍している。
しかしこの犬種に限ったことではないが、幼少期に正しく教育されていないと、支配欲が強く非常に攻撃的な犬となり危険度が高くなる。この種の成体を再教育することは困難な作業となる。
一旦ペットとして購入したは良いが、世話もろくにできない人々が多かったから、ヤンキーなシェパードが多かった。当然殺処分の対象になる個体も多く、今から考えれば可愛そうな扱いを受けた感がする。
2.コリー
「名犬ラッシー」は子供とラッシーとの心のつながりを描いている。ただ、話の基本は、ラッシーがスコットランドからヨークシャーまで単独で帰ってくると言う冒険譚になっており、子供とラッシーが絡むシーンは案外少ない。
基本、イギリスなどヨーロッパを基調とし、戦前設定の暗い雰囲気の中の地方の話なので、若干地味な印象がないではなく、派手なアニメなどにしか馴染みがない今の子供が夢中になるかどうかは分からない。クライマックスの展開も、良くあるパターンと言ってしまえばそれまでだが、涙を誘うのは間違いない。若干、単調な展開のようにも感じないではないが、大人の目からすると良心的な作品に感じられのでは・・・?。
このテレビドラマに出て来るラッシーもシェパード同様、牧羊犬としては有名な

ラフコリー(ラッシーはこの種類の犬)
ラフ・コリー - Wikipedia
ラフコリーは、温厚で賢い性格のイギリス原産の牧羊犬で、リードを引っぱりすぎたりせず、しつけもしやすい家庭向けの犬です。シェパードより飼いやすい反面、体毛が長く、ブラッシングやお風呂など、まめに世話する必要がある。特に夏場は飼い主は勿論、犬自身もツライ季節になる。
私の家の近くにこの犬のブリーダーが住んでいたので、小学校の帰りなどにちょくちょく寄ってはコリーの子犬と戯れた経験があるが、ほんまに可愛かった。
3.ビーグル
この漫画に描かれている「スヌーピー」は、ビーグル犬がモチーフになっており、この漫画の人気上昇とともに、またビーグル犬の人気もウナギ登りであった。

トライカラーのビーグル
ビーグルの性格は、人懐こくて陽気で、子供とも仲良くできる。一方、興奮しやすく、しつけにはやや時間がかかるという難点があるようだ。嗅覚を用いて狩を行う気質が色濃く残っており、気になる臭いがあるような状況では、呼び戻しに応じなくなることもしばしばある。頑健で病気にかかりにくいが、食欲旺盛で、食べ物に貪欲なので、太りやすい。また、 耳が垂れているため、蒸れて、外耳炎になりやすい。運動量はかなり必要である。