DDTプロレス高木三四郎「90sナイトライフ回想録」第3回-芝浦GOLDに華々しくデビュー!?-

DDTプロレス高木三四郎「90sナイトライフ回想録」第3回-芝浦GOLDに華々しくデビュー!?-

本コラムは人気プロレス団体「DDTプロレス」社長兼レスラーとして君臨する高木三四郎がプロレス業界に足を踏み入れる以前、名うてのイベンターとして活躍していた90年代の若き日を赤裸々に語るコラム。回想する風景にはバブル期のTV局や90年代東京のナイトライフを彩ったディスコやクラブ、そして当時の煌びやかな人間模様まで描かれる!90年代に東京のナイトライフを経験した読者のみなさん、もしかしたら高木社長と意外な接点があったかもしれませんよ!?


クリエイティブ21と学習院側で、互いに1,000枚捌いて2,000枚売ろうという話で進みました。芝浦GOLDのハコを70万円で借りて2,000人動員!

-学習院のほうも1,000枚捌けたんですね。

そう、やっぱり本物の遊び人だったんですね(笑

僕らは僕らで遊び人ではなかったですが、人集めに関しては長けていたんで。思えばちょっと違うジャンルだったからウマが合ったというか。これがお互い付属上がりだと変な対立が生まれて噛み合わなかったかもしれない。

しかもお互い大学デビューとは一緒にやりたくないっていう、よく分からないプライドがあったので、その時成立していたかな…というところがあって(笑。

まさかの「え!ほんとに2,000枚売ったんですか!?」

-イベンターとして華々しいデビュー戦でしたね?

いや、それがですね。ハコ押さえてくれた人からまさかの「え!ほんとに2,000枚売ったんですか!?」…。

「売りましたよ。2,000人は入れるんですよね?」
「アー…いや、2,000人とは言われてはいるんすけど…」

「おかしいぞ、コレ」と(笑。

ドタバタ劇!?ほろ苦かったデビュー戦

芝浦GOLDはたしか7階建てだったんです。で、実際クラブとして使われていたのは2~4階まで。面積にすると3、4階は100平方メートルくらいしかなかったから2,000人なんて絶対入らない。
たぶん1,200人くらいなら入ると思うんですけど、でももうパー券2,000枚売ってるじゃないですか。

当日、物凄い数のお客さんが来たんです。あまりに凄くて、すっごい数が当時の田町駅から歩いて湾岸通り沿いに向かってきて。で、GOLDには物理的に入れないから延々と数百メートルの行列が出来ちゃったんです。

「主催者出て来いよ!」

列が動かないですからイライラして目が血走った連中が「主催者はどこだよ!」ってなってきて。連中が海岸通りをウロウロし始めたんですよ。

「主催者どこだよ!出て来いこのヤロー!!」「並ばせやがってよおおおおお!」って。正直、俺ら逃げてました。「これはマズイ」と。ずっと中で隠れていたりとか、ハイ。

集客数もイベントの出来も「伝説」となったデビュー戦

-イベントの進行はどうされていたんですか?フロアも分かれていましたし…

仕切りももう、初めてじゃないですか。だからメチャクチャでとにかく全く仕切れてなかったんです。仕切るどころかもう、ひたすら逃げ回ってました!これはもうボコられてもおかしくないと思ってましたから。

行列の1,000人が暴徒と化す!?

各フロアに進行担当をつけて、とか事前には理想の形があったんですが全くできなくて。

僕らと学習院側で各5名、それに当日用のスタッフ10名の計20名体制で臨んだのですが、本当に主催者全員が逃げ回っていてどこに行ったか分からなくなったんですよ(笑。

「どこで何をやっているかわからない!」「いない!」みたいな。

-目の血走った男どもが主催者を探して海岸通りを歩き回る…怖すぎますね。

だから結局、イベント自体は大失敗だったんですよ。

集客は出来て伝説になったんです。でもイベントとしてはホントに大失敗で。呼んだお客さんが皆「いや、ホント楽しくなかった」って。

学習院の仲間と袂を分かつ

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